【心拍確認後】流産率は下がる?(20代、30代、40代の流産の確率は?)
2024年12月21日

【心拍確認後】流産率(流産の確率)下がる?
月経予定日を過ぎても生理が来ず、妊娠検査薬で陽性が出て、超音波で(胎嚢確認後)胎嚢が確認できても、心拍の確認が出来るまでは心配で落ち着けない…不安で怖い…という方も多いのではないでしょうか?
妊娠した喜びと同時に、この様な不安も抱く方も多いかもしれません。不妊治療後に待ち望んで、やっと妊娠できたという方であればなおさらですよね。
今回はそんな心拍確認後の流産率(流産の確率)が下がるのか?心拍確認できたら安心していいのか?についてご説明をいたします。
【妊娠6週】流産率(心拍確認できない)
妊娠6週頃には、胎芽および心拍が見られることが多いのですが、心拍が確認できない(心拍が見えづらい)ことも少なくありません。
「赤ちゃんは死んじゃったの?…」と不安になる方も多いでしょう。
6週での流産率(流産の確率)は約9%です。心拍が見えなかった場合は、1~2週間後に再検査し、胎芽や心拍を確認します。
また、6週以降にそれまでに確認できていた心拍が確認できなくなってしまった場合は、後日再度確認します。
【妊娠7週】流産率
妊娠7週での流産率(流産の確率)は約4%です。
胎嚢確認後、胎児の心拍が見えない状態(心拍が確認できない)での流産率は一般的に15~18%前後とされています。
胎児の心拍確認後での流産率はだいたい2~3%と大幅に下がる為、妊娠7週で心拍が確認できていればひとまず安心できる状態になります。
【妊娠8週】流産率(心拍確認後)
妊娠8週での流産率(流産の確率)は3%以下と低くなります。胎児心拍の描出率(心拍の様子を描き出される)は週数とともに増加し、妊娠8週相当で100%に達します。
8週になっても心拍が確認できない場合は、妊娠5~6週の稽留流産と診断されます。
また、胎児の心拍が一度確認できたのに出来なくなった場合、8週で確認出来なければ稽留流産と診断されます。8週で心拍確認ができると安心かというと、まだ安心はできません。
【妊娠9週】流産率(心拍確認後)→ ひとまず安心していい?
妊娠9週になると心拍の確認ができ、稽留流産の場合8週には診断されているので、流産率(流産の確率)は更に低くなります。
この時期までの流産の原因はほとんどが染色体異常であり、妊婦さんの生活や行動の問題でおこる可能性は低い為、万が一流産してしまってもご自分を責めないようにしましょう。
妊娠9週はまだ胎盤が安定しないため、過度な仕事や運動によって切迫流産を起こすことも少なくありません。
9週の壁と言われるように、9週まで辿り着く事は大変ですが、9週の壁を乗り越えると、ひとまず安心しつつ、体調には引き続き気をつけて過ごしましょう!
つわりのピークを迎える時期でもありますので、気をつけて過ごしましょう。この時期に妊娠週数や分娩予定日が決定されます。
不安で怖い…
以前に流産を経験している人にとっては、どの時期(週数)であっても、流産に対しての不安があるかもしれません。
しかし、流産を怖れて必要以上にストレスを抱えることは、お腹の赤ちゃんにとっても良くありません。できるだけ気を紛らわせておきましょう。
母子手帳って、いつもらうの?
母子手帳は、病院で妊娠が確定したタイミングからいつでも受け取ることができます。
主治医から「次の妊婦検診までに、母子手帳をもらってくるように」と指示をされてから受け取りに行く場合が多いようです。(赤ちゃんの心拍確認がとれる妊娠6週~10週目頃が多くなる)
流産の兆候や症状は?
流産の兆候のひとつとしては、出血や腹痛など
兆候のひとつとしては出血や腹痛などです。
しかし、その症状がみられたからといって必ず流産になるというわけでありません。またその症状だけでは判断できないので、産婦人科で診察してもらいましょう。
兆候や自覚症状がなく、流産の可能性もある
また、これといった自覚症状なく流産している場合もあります。
【心拍確認後】流産の確率(20代、30代、40代)について
【心拍確認後】流産の確率(20代、30代、40代)
心拍確認後に流産の確率が下がると言っても、流産率は妊娠している人の年齢と大きく関係があります。
心拍確認後の流産の確率は、下記の通りです。
- 20代の場合…10~15%
- 30代前半…15~20%
- 30代(35歳を超えると)…20%以上
- 40代…40%
このように年齢が上がるほど、流産(心拍確認後)の心配は出てきます。
年齢が上がるにつれて卵子の質が低下しやすい
年齢が上がるにつれて卵子の質が低下しやすいことからも、高齢で体外受精による妊娠は心拍確認後も様子を見ておく必要があります。
自分に妊娠や出産の予定がない場合、つい先送りにしてしまいがちですが、たとえ予定がなくても将来的に子供を持ちたいかどうか、妊娠、出産について一度しっかり考えておくことが大切です。
【まとめ】心拍確認後、流産率(流産の確率)下がる?
【妊娠6週】流産率(心拍確認できない確率)
妊娠6週頃には、胎芽および心拍が見られることが多いのですが、心拍が確認できない(心拍が見えづらい)ことも少なくありません。
6週での流産率(心拍確認できない確率)は約9%です。
【妊娠7週】流産率
妊娠7週での流産率は約4%です。
胎嚢確認後、胎児の心拍が見えない状態(心拍が確認できない)での流産率は一般的に15~18%前後とされています。
胎児の心拍確認後での流産率は、だいたい2~3%と大幅に下がる為、妊娠7週で心拍が確認できていればひとまず安心できる状態になります。
【妊娠8週】流産率(心拍確認後)
妊娠8週での流産率は3%以下と低くなります。胎児心拍の描出率(心拍の様子を描き出される)は週数とともに増加し、妊娠8週相当で100%に達します。
8週になっても心拍が確認できない場合は、妊娠5~6週の稽留流産と診断されます。
【妊娠9週】流産率(心拍確認後)→ ひとまず安心していい?
妊娠9週になると心拍の確認ができ、稽留流産の場合8週には診断されているので、流産率は更に低くなります。
9週の壁と言われるように、9週まで辿り着く事は大変ですが、9週の壁を乗り越えると、ひとまず安心です。
流産を経験している人は、不安で怖い…
以前に流産を経験している人にとっては、どの時期(週数)であっても、流産に対しての不安があるかもしれません。できるだけ気を紛らわせておきましょう。
母子手帳って、いつ貰えるの?
母子手帳は、病院で妊娠が確定したタイミングからいつでも受け取ることができます。
流産の兆候は?
兆候のひとつとしては出血や腹痛などです。
兆候や自覚症状がなく、流産の可能性もある
これといった自覚症状なく流産している場合もあります。
【心拍確認後】流産の確率(20代、30代、40代)
心拍確認後に流産率が下がると言っても、流産率は妊娠している人の年齢と大きく関係があります。年齢が上がるほど、流産(心拍確認後)の心配は出てきます。
心拍確認後の流産の確率は、下記の通りです。
- 20代の場合…10~15%
- 30代前半…15~20%
- 30代(35歳を超えると)…20%以上
- 40代…40%