子宮内膜を厚くする【方法&ツボ】を解説
2024年01月16日
目次
子宮内膜を厚くする
子宮内膜の厚さ
内膜が厚くならず、着床しない…というお悩みは非常に多いです。妊活中なら誰でも経験があるのではないでしょうか。
一般的には、内膜が7-8mmないと妊娠維持は難しく、10mm程度が基準と言われています。
しかし子宮外妊娠など、厚さ2-3mmの卵管に着床してしまうケースもありますので、厚さはあまり関係ないという意見もあるようです。
ですがやっぱり、自然妊娠でも体外受精でも、子宮内膜の厚さは妊娠にはとても重要な要素の一つです。
子宮内膜は、エストロゲン(卵胞ホルモン)によって厚くなる
子宮内膜は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増加で厚くなり、排卵後には黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで、更に柔らかく厚くなり着床しやすくなります。
このエストロゲン(卵胞ホルモン)がたくさん分泌されていないと、内膜は厚くなりません。
また、黄体機能不全(黄体が十分に機能せず、排卵後に子宮内膜を妊娠に適した状態で維持しておくための黄体ホルモンの分泌が不足している状態)も考えられます。
子宮内膜を厚くする方法は、リラックスする
自律神経の乱れ→ホルモン分泌の乱れ
また、自律神経の乱れは、ホルモンの分泌作用に大きく影響します!とても重要なポイントです。
無意識に体を整えてくれる自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、気持ちの落ち込みや不眠症、頭痛や倦怠感、食欲不振など、いろいろな不調を引き起こします。
子宮内膜を厚くするには、リラックスすることも大切です。
自律神経を整えるコツ(方法)
- 無理をしない
- 疲れ過ぎない
- ストレスを溜めない
また、適度な有酸素運動もおすすめです。ウォーキングや自宅でのストレッチなど、普段の生活習慣に取り入れてみて下さい。
とはいえ、皆さんは毎日、お仕事や家事など、お忙しく日々過ごされていて、疲れない、ストレスを溜めないなんて難しいですよね…(涙)
子宮内膜を厚くするツボ
子宮内膜を厚くするのは、卵胞ホルモン(エストロゲン)の役割です。
エストロゲンの分泌不足は、東洋医学ではお腹の血流や気が【滞る】ことが原因と考えます。つまりは「冷え」ですね。
【冷え】が子宮内膜を薄くする
子宮内膜を厚くするために、特にお腹の冷えは要注意です!
連日の猛暑ですと、冷えなんてあるはずない!と思ってしまいがちですが…。
- エアコン
- 冷たい食べ物
- アイスやジュースなど
体の中は意外と冷えていますので、体の外と内の両方から温めるように心がけてください。
例えば、シャワーで済まさず、お湯に浸かって体を芯から温めましょう。子宮内膜を厚くするために、お灸もおすすめです!
【三陰交】ツボで子宮内膜を厚くする方法
足首の少し上(くるぶしから指4本分)のあたりには、「三陰交」という不妊に効くツボがあります。
三陰交(足)のツボを冷やさないようにしっかり温めておきましょう。三陰交が温まると子宮内膜は厚くなります。
臨床で沢山の方を診ていると、三陰交(足)のツボがふかふか弾力があり、ふっくらしている方は、子宮内膜が厚いことが多いです。
※ツボの場所が分からなければ当院でお尋ねください。せんねん灸などのお灸をしたり、手でマッサージしてみて下さい。
子宮内膜を厚くする【鍼灸】
鍼灸治療で、体質改善(子宮内膜を厚くする)のお手伝いをさせて頂きます。
意外と自分の体のことは、分かりにくく、気づきにくいです。自分のことは分析しにくいので、自分のことをもっと知りたい方は当院にお気軽にご相談ください。
東洋医学で体を診ていくと、想像以上に分かる事がたくさんあります。子宮内膜を厚くするヒントは体の中に隠れています。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。