妊活には鍼灸と整体どっちが良い?
2024年10月29日

目次
妊活に良いのは鍼灸と整体どっち?
妊活について調べると、不妊鍼灸や妊活整体など、いろいろな治療方法が出てきます。
しかし、実際のところ、鍼と整体どっちが妊活に良いのか、鍼灸と整体の違いは何なのか、分からない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、妊活には鍼灸と整体どっちが良いのか、違いは何なのかをご説明いたします。
整体と鍼灸の違い
整体
整体は、主に施術者の手技で直接体に触れながら筋肉をほぐしたり、骨格の歪みを矯正し、体のバランスを整え、血行促進させて不調の改善を目指します。
手技のスキルが必要な整体ですが、その技術にあたって資格保有は必須ではなく、取得していなくても整体師として活動する事はできます。
国家資格を取得している場合は、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師などの有資格者が、各施術を行うことが出来ます。
鍼灸
鍼灸は東洋医学の治療方法の一つで、鍼とお灸を用いた施術の事です。
鍼やお灸の施術者は鍼灸師(はり師・きゅう師)と呼ばれ、鍼灸師として鍼の施術を第三者に行うには国家資格が必要です。無資格で施術を行うことは出来ません。
鍼治療は、ステンレス製の鍼を体のツボに浅く刺すことで刺激して、血行を促進し体の不調を改善へと導きます。
鍼は自律神経にも作用すると言われており、心臓や胃腸、血管等の働きの調整や、循環器疾患や婦人科系疾患、眼科系疾患、小児科疾患等、幅広い分野の疾患に対する有効性があると言われています。
整体と鍼灸 不妊にどんな効果がある?
妊活 整体
整体の不妊効果は、骨格や関節のズレを本来あるべき位置に戻すことで骨格のバランスが整い、子宮や卵巣への血液を改善し、生殖器の機能を向上させる効果が期待できます。
妊活 鍼灸
一方、鍼灸の不妊効果は、筋肉のコリを解消し、血液循環が良くなり、生殖器を含む内臓の働きが活性化され、自律神経の調整、ホルモン分泌の安定化などが期待できます。
子宮の緊張緩和や血液の増加により、着床率が向上する可能性もあります。
不妊鍼灸&妊活整体のハイブリッド!
以上のことから、大きく骨格や関節のズレがある場合には整体で一気に調整しても良いかもしれません。
あまりにも的がはずれた治療ですと、整体に通っても効果なしという事になるでしょう。
当院では、必要に応じて整体や矯正を使い分けています。不妊の状況を起こしている歪みやズレがある場合には、整体や矯正も行っています。
さらに鍼灸で体内から元気を取り戻せば、一気に体質改善が前に進みます!
体外受精への鍼灸の効果
体外受精の際に、鍼灸を併用すると、妊娠率の向上や流産率の低下などの効果が期待できます。
体外受精への鍼灸の効果
体外受精の際に鍼灸に期待できる効果は、次の通りです。
- 子宮内膜の血流を上げ、厚くする
- 胚を受け入れて着床しやすくする
- 子宮の緊張を緩和する
- 自律神経が整い、ホルモン分泌や基礎体温などを安定させる
- 血液循環を良くし、生殖器を含む内臓の働きを活性化させる
通院のペースと頻度
体外受精周期の治療ペースは、基本的に週に1~2回です。
戻す受精卵の状態で変化しますが、移植前2日以内、移植後2日以内を目安に鍼灸治療を行うと、より効果が期待できると言われています。
肩こり、腰痛は、鍼と整体どっちが良い?
どちらの施術も(鍼と整体)肩こりに改善効果に期待はできます。ただし、根本的に肩こりを改善したい場合は、鍼灸院へ通院する事をおすすめします。
そもそも肩こりは、肩を動かさないことや緊張により、肩の筋肉が硬くなり、疲労物質が溜まって血流の悪化や末端神経を傷つける為に起こる症状です。
なので、鍼灸院での施術は、原因となる筋肉の緊張をほぐし、肩こりを根本的に改善できる可能性があります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。