【不妊治療中の便秘】クロミッド(排卵誘発剤)の副作用?

2025年03月6日

「クロミッドを飲み始めてから、なんだか便秘気味…」そんな悩みを抱えている妊活中の方は、実は少なくありません。不妊治療の第一歩としてよく処方されるクロミッド。

排卵を促す大切な薬ではありますが、身体にさまざまな変化をもたらします。とくに便秘やお腹の張りなどの不快感は、治療のストレスと重なって心身ともにしんどく感じやすいものです。

「このまま続けて大丈夫?」「妊娠に影響はない?」そんな不安な気持ちを少しでも軽くするために、この記事ではクロミッドの仕組みや副作用、特に便秘について詳しく解説し、改善のための対策もご紹介していきます。

 

【クロミッド】とは?不妊治療で使われる薬

【クロミッド】とは?不妊治療で使われる薬

「クロミッド」どんな薬? 排卵誘発剤の仕組み

クロミッド(一般名:クロミフェン)は、排卵を促すための排卵誘発剤です。

これは、脳の視床下部や下垂体に働きかけ、女性ホルモンの分泌を活発にし、排卵を引き起こす役割を持っています。

不妊治療では、排卵がうまくいかない場合や人工授精を行う際に使用されます。

不妊治療でクロミッドが使われる「理由」

不妊治療では、自然に排卵が起こりにくい人や、排卵のタイミングを整える必要がある人にクロミッドが処方されます。

比較的副作用が少なく、飲み薬で手軽に使えるため、多くの妊活中の女性が利用しています。

 

【クロミッド】副作用 & 便秘

【クロミッド】副作用 & 便秘

クロミッド「副作用」


クロミッドにはいくつかの副作用があり、代表的なものとしては、

  • ホットフラッシュ(のぼせやほてり)
  • 頭痛
  • 気分の変化(イライラ・落ち込み)
  • 便秘 などがあります。特に便秘は、妊活中の女性にとってストレスとなることが多いです。

なぜクロミッドを飲むと、便秘(副作用)になるのか?

クロミッドを飲むとホルモンバランスが変化し、腸の動きが鈍くなることがあります。

また、黄体ホルモンの影響で腸が水分を吸収しすぎてしまい、便が硬くなりやすいことも便秘の原因です。

さらに、妊活中は運動不足になりがちなため、腸の動きがさらに鈍くなってしまうこともあります。

→体験談:
30代前半の女性は、タイミング法と並行してクロミッドを服用し始めたところ、毎日あったお通じが3日に1回に激減。お腹の張りやガスがつらく、仕事中も気になって集中できなかったそうです。医師に相談した結果、食生活を見直し、水分を増やしたりマグネシウム系の便秘薬を処方してもらい、症状が徐々に改善。妊活中でも無理せず相談することの大切さを実感したそうです。
 

【クロミッドによる便秘】対策と改善方法

【クロミッドによる便秘】対策と改善方法

便秘を防ぐための食事と生活習慣

クロミッドを服用中の便秘を防ぐには、以下のような対策が有効です。

  • 水分をしっかり摂る(1日1.5L以上を目安に)
  • 食物繊維を多く含む食品を食べる(野菜・果物・海藻類など)
  • 適度に運動をする(ウォーキングやストレッチなど)
  • 腸を刺激するマッサージを行う(お腹を「の」の字にマッサージ)
便秘と水分

水分を十分にとることで便がやわらかくなり、排便がスムーズになり便秘が改善する場合があります。また、水分は食物繊維に吸収される性質をもっているため、便のカサを増す役割もあるので、普段から十分に水分を補給するようにしましょう。


引用:健栄製薬HP|水分をとっているのに便秘なのはなぜ?考えられる原因や対処法を紹介
 
 
便秘と食習慣

不規則な食生活やバランスの偏った食事、運動不足やストレスなどの要因、ならびに近年の高齢化の進展に伴い、便秘の有訴者率が増加傾向にあります。


引用:e-ヘルスネット|便秘と食習慣

便秘薬は使っても大丈夫? 市販薬との付き合い方

便秘がひどい場合、市販の便秘薬を使いたくなることもあります。

しかし、妊活中は強い刺激のある便秘薬(センナやダイオウなどを含むもの)は避けた方がよいでしょう。

どうしても便秘がつらいときは、医師に相談し、マグネシウム系の緩やかに効く便秘薬を使うのが安心です。

酸化マグネシウム

酸化マグネシウムは数ある便秘薬成分のなかでも「非刺激性下剤」に分類され、「刺激性下剤」と異なり腸を直接刺激せず便に作用して排便を促すので、お腹が痛くなりにくいばかりでなく、クセにもなりにくいという特徴があります。


引用:健栄製薬HP|ためらわなくても大丈夫! 妊娠中も服用できる医薬品の便秘薬
 

クロミッドを使うときの注意点と人工授精との関係

クロミッドを使うときの注意点と人工授精との関係

「ルトラール」など、他の薬との併用は?

クロミッドと一緒に、黄体ホルモン剤のルトラールを処方されることもあります。ルトラールは子宮内膜を厚くするための薬ですが、これも便秘の原因になることがあります。

クロミッドとルトラールを併用すると、より便秘がひどくなることがあるため、便秘対策をしっかり行うことが重要です。

→体験談:

人工授精の準備でクロミッドとルトラールを併用していた40代の女性。もともと便秘体質だった彼女は、服用開始から1週間で強烈なお腹の張りと痛みに悩まされました。市販の便秘薬に頼らず、医師に相談してマグミット(マグネシウム製剤)を処方され、ようやく落ち着いたとのこと。「便秘なんて我慢すればいい」と思っていたけれど、薬とのバランスや自分の体調に敏感になることが、妊活にはとても大切だと実感したそうです。

 

人工授精や妊活中の注意点とは?

クロミッドは人工授精の際にもよく使われますが、飲みすぎると子宮内膜が薄くなる副作用があるため、長期間の服用は避けるべきです。

また、便秘によるおならや腹痛がストレスになることもあるため、無理せず医師と相談しながら治療を進めましょう。

 

まとめ:不妊治療中の便秘、クロミッド(排卵誘発剤)の副作用?

クロミッドは排卵誘発剤として、不妊治療や人工授精で広く使われていますが、副作用として便秘が起こることがあります。これは、ホルモンバランスの変化や腸の動きの低下が原因と考えられます。

便秘を防ぐためには、水分をしっかり摂り、食物繊維の多い食事を心がけ、適度な運動を取り入れることが重要です。また、市販の便秘薬を使う場合は、妊娠に影響の少ないタイプを選び、医師に相談することをおすすめします。

ルトラールなどの薬と併用する場合は、さらに便秘が悪化しやすくなるため、より慎重に対策を行う必要があります。クロミッドは人工授精にも使われる薬ですが、長期間の使用による副作用にも注意が必要です。

妊活中はストレスを減らすことも大切です。便秘やおならが続くと不快に感じることもありますが、適切な対策をとることで、より快適に妊活を進めることができます。医師の指導を受けながら、健康的な生活習慣を意識し、妊娠の可能性を高めていきましょう。

 

 

 

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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

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約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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