不育症になりやすい人は【体質改善】をしよう!
2024年03月7日
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目次
不育症とは?(原因など)
このような症状はありませんか?
- 妊娠はするけれども、流産・死産・新生児死亡などを繰り返す
- 自然流産を連続して2回以上繰り返す(反復流産)
- 連続して3回以上繰り返す(習慣流産)
上記のような症状があれば、不育症かもしれません。病院で不育症の検査をしましょう。
不育症とは
妊娠はするけれども、2回以上の流産、死産を繰り返して、結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。
不育症の原因
不育症の原因の多くは子宮環境が整っていないからです。本来であれば、排卵後に内膜の厚みが増していき着床に適した状態へ変化します。
しかし、ホルモンバランスが乱れたり、子宮の病気で着床できなかったり化学流産になったりします。
妊娠する前にしっかり子宮環境を整えて体質改善をしていきましょう!
不育症の原因で多いのが【ストレス】
一度でも流産を経験してしまうと、不安で仕方ない…。しかし、このストレスが、流産の原因となる血流不全やホルモン分泌異常を、さらに引き起こしてしまいます。
陽性反応が出ても、「また何かあったら…」なんて考えてしまい、体と心が疲れ切ってしまうことも。
不安はたくさんあるとは思いますが、一人で抱え込まず周りの人に相談して気持ちを軽くし、ストレスを溜め込まないでください。
当院では、身体に現れる症状や反応から、心の状態(ストレス)も大切にして施術を進めていきます。
身体の緊張が和らぐと、自然と心もリラックスしていきます。不育症でお悩みの方はぜひ1度ご相談下さい。体質改善も大切ですが、ストレスコントロールも大切です!
何週で安心できる?
何週で安心できる?
流産をする場合には、妊娠10週までに流産する場合がほとんどになります。妊娠10週には胎盤の形成がはじまり、胎児も子宮内もこの頃から安定してきます。
体外受精でのホルモン補充も、10週くらいまでが必要とされています。何週で安心かと言うと、一般的には妊娠10週くらいで流産の確率が減ってきます。
妊娠10週~、流産の確率が減ってくる
何週で安心かと言うと、個人差があるので厳密には言いにくいのですが、妊娠10週以降になると流産の確率も低くなりますので、10週くらいまでの期間が大切です。
流産が起こる可能性が高いのは、胎嚢確認の5~6週が最も多く、心拍が見えるようになる7~8週までが次に流産が多い週になります。
妊娠する前にしっかり体質改善をしておきましょう。
不育症の検査
不育症の検査では、以下の検査を一通りすることが一般的です。不育症検査により異常があれば、適切な治療を受ける必要があります。
内分泌検査(血液検査)
甲状腺機能、下垂体ホルモン、卵巣ホルモンについて調べます。
これにより、着床やその後の妊娠の継続に必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)が足りているか、母乳や生理の調節に関係するホルモン(プロラクチン)が高くないかなどが分かります。
子宮形態検査(内視鏡・X線造影)
内視鏡を用いて子宮の中を観察する「子宮鏡検査」と造影剤を子宮の中に入れてレントゲンで撮影することにより子宮の中の状態と卵管の通過性を評価する「子宮卵管造影検査」があります。
これらの検査により、子宮の中に影響を及ぼす子宮筋腫や先天的な子宮奇形による子宮の形の異常があるかどうかがわかります。
自己抗体検査(血液検査)
自己抗体は自分の体に対する抗体で様々なものがあり、種類によっては血液を固まりやすくさせるものがあります。
血液が固まりやすくなると、小さな血栓(血の塊)ができて、それが原因で流産が起きやすいと考えられています。
凝固系検査(血液検査)
血液が固まりやすくなっているか(凝固能の亢進)、また、血液を固める物質(凝固因子)がどのくらいあるのか、といったことを調べます。
染色体検査(血液検査)
ご夫婦それぞれの染色体の数や状態を調べます。その結果、流産しやすい染色体の状態なのかが判明します。
不育症になりやすい人の特徴について
不育症になりやすい人の特徴
不育症になりやすい人は下記の特徴があります。
- 親に染色体異常があり、受精卵にも染色体異常が起こる
- 子宮形態に異常があり、胎児にうまく栄養を送れない
- 卵巣の黄体機能不全、高プロラクチン血症、甲状腺機能低下症などのホルモン分泌異常
- 胎盤内に血栓が出来やすく、胎児に栄養が行かなくなる
- 自己免疫異常により、胎児を異物として捉えてしまう
- ストレスにより血流が悪くなると、胎児へうまく栄養を送れなくなり、ホルモン分泌異常を招いてしまう
などが挙げられます。妊娠する前にしっかり体質改善をしておきましょう。
不育症になりやすい人の特徴は【ストレスが多い】
ストレスが多いことは、不育症になりやすい人の特徴の一つです。
不育症は、精神的ストレス・子宮内へのストレスによって、不育症の原因を引き起こしているケースも多いので気をつけて下さい。
まずは、しっかり原因を見つけ出して、体質改善していく事が大切です!(現代医療では解明されていない部分もる)
不育症【自分で出来る】体質改善
不育症には、体質改善!
不育症には、まずは日常の生活から体質改善をして、治癒力、生命力、授かる力を高めていきましょう。ご本人ができることや改善すべきことは山の様にあります。
不育症の体質改善は、成功率を「底上げできる」
しかも、体質改善をして、身体の治癒力・生命力・妊娠力が高まった身体というのは、婦人科病院で行なう治療の成功率を「底上げする」という相乗効果があります!
また不育症を克服する上で、食事や骨盤内環境を整えて(体質改善)、赤ちゃんを迎える為に身体を整えていくことはとても良い事です。
不育症(流産)への鍼灸&体質改善
妊娠というのは、非常にデリケートで繊細な仕組みです。
日々の忙しさから起こる疲労・ストレス・飲食・季節の変化によって、婦人科系の機能が乱れてしまう事も多々あります。その結果、授かりにくい身体になってしまう場合も…。
不育症への様々な心身の不調を解消していくためにも、鍼灸もうまく活用し体質改善をしていくことが近道となります。
母体の健康が回復されホルモンバランスが良くなり、胎児の成長にも良い影響を与えます。不育症(繰り返す流産)には体質改善が非常に大切です。
不育症への体質改善メリット① エネルギーを高める
受精卵が着床した以降、その受精卵を育てる為に子宮は膨大なエネルギーが必要です。このエネルギーが足りないと、なかなか質の良い卵を作っていく事ができません。
エネルギーがないと、良い受精卵もできにくく、妊娠しても維持しにくいということになります。「成長、発育、生殖」を司るツボを使い、「妊娠する力」「産む力」を強くしていきます。
不育症への体質改善メリット② 血流をアップする
鍼灸で子宮内の血流を向上させ、良質のな子宮内膜を作るお手伝いをしていきます。
受精卵が育ちやすい「良質の子宮内膜」を作るためにも 子宮内の血流が大切です。子宮内への血流が良くなるように体質改善をしていきます。
不育症への体質改善メリット③ 栄養を維持する
鍼灸で血流を良くしていき、酸素や栄養素が豊富な子宮環境を作っていきます。受精卵が成長しやすい場を作っていきます。
母体のエネルギーを強くするように鍼灸で体質改善していきます。 エネルギーが充実していなければ、小さな命を育てていくことはできません。
また、妊娠初期の過ごし方も大切なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
不育症(流産)の症例
不育症 豊中市 36歳
I.A様 会社員 結婚3年目。冷え性、肩こり。
人工授精5回、体外受精2回。2回着床するも連続で流産し、病院で不育症と診断。生理量少なく内膜薄い。生理周期35日くらい。
眼性疲労、冷え性、めまい、睡眠が浅く遅くなる事が多い。内膜が薄く妊娠維持が難しい。心身ともに疲れと不安感が強い。
不育症になりやすい人の特徴をお伝えして、ストレスの負担を軽減していくようにアドバイスした。
さらに生活習慣のアドバイスをしっかり行い、体質改善をしてもらう。鍼灸施術により内膜が厚くなり生理の量も増えていった。不安が少しずつ消えて自信が戻ってきた。
不育症を克服し、鍼灸の施術開始10ヵ月で無事妊娠した。その後、出産の報告を頂いた。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
![ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹](https://www.ponshinkyuu.com/wp/wp-content/themes/portals_responsive/image/all/author_pic01.png)
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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