妊娠初期の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など) 流産の可能性は?
2024年09月27日
目次
妊娠初期の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など)→ 妊娠超初期症状?
妊娠初期の下痢
妊娠の初期症状に、水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気などが起こるのは珍しいことではありません。
妊娠超初期症状(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など)
妊娠超初期症状といわれることもあり、水下痢でトイレから出られないほど酷い場合もあります。
中には冷や汗、腹痛、吐き気なども同時に起こり、しばらく下痢が続くこともあります。
妊娠初期の下痢の原因
妊娠初期の下痢の原因① 女性ホルモンの影響
妊娠初期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌され、ホルモンバランスが乱れることで自律神経に影響し、下痢を引き起こします。
しかし逆に、プロゲステロンには体内に水を溜め込む働きもありますので、腸内の水分量が減って便秘気味になる人も多くいます。
便秘と下痢を繰り返すケースもあります。
妊娠初期の下痢の原因② つわりによる食生活の変化
つわりでしっかり食事を摂ることが出来ず、ゼリーやアイスクリームなど冷たくて食べやすい物を食べる回数が増え、お腹を冷やして下痢になることがあります。
- ナチュラルチーズ
- 生ハム
- 肉や魚のパテ
- スモークサーモン
また、つわりで、このような味付けの濃い物や脂っこい物をよく食べるようになると、胃腸に負担がかかります。たくさん食べることで消化不良を起こして、下痢になる場合もあります。
妊娠初期の下痢の原因③ ストレス・不安
妊娠すると体に様々な変化が起こります。
つわりやだるさ、疲れやすさなど、体調不良のような症状が続くと、このまま妊娠を継続させていけるだろうか、赤ちゃんは大丈夫だろうか、といった不安を感じて、自律神経が乱れ、お腹がゆるくなることがあります。
【妊娠初期の下痢】いつまで続く?
【妊娠初期の下痢】いつまで続く?
個人差はありますが、症状が出始めるのは妊娠2~3週目が多く、8~9週目にピークを迎え、16週目頃におさまってきます。
妊娠後期の下痢
妊娠後期に入ると、出産に向けて女性ホルモンの分泌が増してきます。女性ホルモンの中には腸の働きをよくするものがあり、下痢を引き起こす原因になります。
下痢の対処方法
つわりが出ている時
つわりが辛い時は無理のない範囲で、消化に良い柔らかいものや温かいものを食べるようにしましょう。食べ物はなるべく新鮮なものを、生ではなく火を通して食べるのがおすすめです。
胃腸の働きが弱くなっていますので、一気に食べずに何回かに分けて胃腸の負担を軽くしましょう。
脂っぽい物や消化の悪い物も避けるようにしましょう。十分な水分補給も大切です。
下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性も
下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性があるのでご注意ください。
下痢だけでなく嘔吐もある
下痢だけでなく嘔吐もある場合は、つわりが悪化した妊娠悪阻の可能性があります。水分がとれなくなると脱水症状になって危険ですので、こまめに水分補給をしていきましょう。
便に血が混じる
便に血が混じる場合は、胃腸に何か問題がある可能性があるので要注意です。生ものや冷たいものは避け、しっかりと火を通したものを食べましょう。
油っぽいものなど、消化の悪いものは控えるようにしましょう。また、下痢の症状が出ている時には、水分補給をしっかりとして、脱水症状を防ぐようにしましょう。
妊娠初期の危険な下痢の症状は?流産の可能性は?
腹痛や発熱が続く時
下痢だけではなく、腹痛や発熱が続く場合は、胃腸炎など、腸の中で細菌が増殖していたり、食中毒の可能性もあります。
細菌やウイルスが原因の場合、周わりの人にうつしてしまう危険性もあるので要注意です。
一日に下痢を何度も繰り返すと、子宮の収縮の原因になる可能性がありますので、通院中のクリニックに相談しましょう。
下痢に吐き気や嘔吐がある時
下痢に嘔吐もある場合は、つわりが悪化した「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になっている可能性があります。(重いつわり)
水分が取れず脱水症状になると危険ですので、重症化する前に早めに産科に相談しましょう。
冷や汗が出る
冷や汗は貧血のサインです。妊娠初期は特に貧血を起こしやすい状態にあります。冷や汗が続くようなら、受診しましょう。
便に血が混じる
下痢によって肛門の粘膜が切れた場合は問題ありませんが、出血量が多く感じた場合は他の原因が考えられますので、産科に相談しましょう。
薬は飲んでもいい?
市販の下痢止めの薬が、胎児に影響を及ぼす事は考えられませんが、産科に相談して処方してもらった方が安心でしょう。
流産の可能性は?
下痢が原因で流産してしまうことはありませんが、たまたま下痢をしている時に流産してしまうケースはあります。
心配事を抱えないためにも、気になる事は早めに産科に相談することをおすすめします。
【まとめ】妊娠初期の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など) 流産の可能性は?
妊娠初期の下痢(妊娠超初期症状?)
妊娠の初期症状に、水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気などが起こるのは、珍しいことではありません。
妊娠超初期症状(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など)
妊娠初期の下痢は、妊娠超初期症状の一つといわれることもあり、水下痢でトイレから出られないほど酷い場合もあります。中には冷や汗、吐き気、腹痛など、しばらく下痢が続くこともあります。
妊娠初期の下痢の原因① 女性ホルモンの影響
妊娠初期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌され、ホルモンバランスが乱れることで自律神経に影響し、下痢を引き起こします。
妊娠初期の下痢の原因② つわりによる食生活の変化
つわりでしっかり食事を摂ることが出来ず、ゼリーやアイスクリームなど冷たくて食べやすい物を食べる回数が増え、お腹を冷やして下痢になることがあります。
妊娠初期の下痢の原因③ ストレス・不安
このまま妊娠を継続させていけるだろうか、赤ちゃんは大丈夫だろうか、といった不安を感じて、自律神経が乱れ、お腹がゆるくなることがあります。
【妊娠初期の下痢】いつまで続く?
個人差はありますが、症状が出始めるのは妊娠2~3週目が多く、8~9週目にピークを迎え、16週目頃におさまってきます。
妊娠後期の下痢
妊娠後期に入ると、出産に向けて女性ホルモンの分泌が増してきます。女性ホルモンの中には腸の働きをよくするものがあり、下痢を引き起こす原因になります。
下痢の対処方法
- つわりが辛い時は無理のない範囲で、消化に良い柔らかいものや温かいものを食べるようにしましょう。なるべく生ではなく火を通して食べるのがおすすめです。
- 一気に食べずに何回かに分けて胃腸の負担を軽くしましょう。脂っぽい物や消化の悪い物も避けるようにしましょう。十分な水分補給も大切です。
- 下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性があるのでご注意ください。
- 下痢だけでなく嘔吐もある場合は、つわりが悪化した妊娠悪阻の可能性があります。水分がとれなくなると脱水症状になって危険ですので、こまめに水分補給を。
- 便に血が混じる場合は、胃腸に何か問題がある可能性があるので要注意です。生ものや冷たいものは避け、しっかりと火を通したものを食べましょう。油っぽいものなど、消化の悪いものは控えるように。
- 下痢の症状が出ている時には、水分補給をしっかりとして、脱水症状を防ぐようにしましょう。
妊娠初期の危険な下痢の症状は?流産の可能性は?
妊娠初期の危険な下痢もあります。不安な時には受診しましょう。下記の症状がある場合には、要注意です↓
腹痛や発熱が続く時
下痢だけではなく、腹痛や発熱が続く場合は、胃腸炎など、腸の中で細菌が増殖していたり、食中毒の可能性もあります。
細菌やウイルスが原因の場合、周わりの人にうつしてしまう危険性もあるので要注意です。
一日に下痢を何度も繰り返すと、子宮の収縮の原因になる可能性がありますので、通院中のクリニックに相談しましょう。
下痢に吐き気や嘔吐がある時
下痢に嘔吐もある場合は、つわりが悪化した「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になっている可能性があります。(重いつわり)
水分が取れず脱水症状になると危険ですので、重症化する前に早めに産科に相談しましょう。
冷や汗が出る
冷や汗は貧血のサインです。妊娠初期は特に貧血を起こしやすい状態にあります。冷や汗が続くようなら、受診しましょう。
便に血が混じる
下痢によって肛門の粘膜が切れた場合は問題ありませんが、出血量が多く感じた場合は他の原因が考えられますので、産科に相談しましょう。
薬は飲んでもいい?
市販の下痢止めの薬が、胎児に影響を及ぼす事は考えられませんが、産科に相談して処方してもらった方が安心でしょう。
流産の可能性は?
下痢が原因で流産してしまうことはありませんが、たまたま下痢をしている時に流産してしまうケースはあります。気になる場合には早めに産科に相談することをおすすめします。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。