薄い子宮内膜を厚くする【運動】→ストレッチがおすすめ!
2024年03月3日
目次
薄い子宮内膜を厚くする(着床しやすくする)ための【運動】
妊活をしていて、「子宮内膜が薄い」状態で不安に思っている方も多いと思います。子宮内膜が薄い状態を何とか改善したいから来院しました!というケースがよくあります。
子宮内膜が厚くてふかふかな状態であれば、受精卵も着床しやすくなります。色々な方法があるので、まずは自分にもできる方法で挑戦して頂けたらと思います。
薄い子宮内膜を厚くふかふかにする
妊活中は、薄い子宮内膜を厚くすることが大切です。子宮内膜は一般的に8mmくらいに厚くなっていれば、妊娠に問題ないとされています。理想では10mm以上です。
薄い子宮内膜を厚くするためには、お腹の血流を良くして、しっかり子宮内膜へホルモン(栄養など)を届けることが重要です。
着床しやすくするには、適度な運動が◎
着床しやすくするには【適度な運動】が効果的です。運動をしていくと筋肉量が増え、血流を促進する力が増えます。
まずは自分でできる軽い運動から始め、慣れてきたら毎日【続ける】ようにしましょう!おすすめは有酸素運動で、毎日やっても苦にならない程度の軽めの運動がベターです。
それでは、子宮内膜をふかふかに厚くするための【運動】をご紹介いたします。
子宮内膜を厚くする3つのおすすめ【運動】 ~ストレッチなど~
子宮内膜が薄い方は、ぜひ厚くなるように下記の運動を参考にしてみて下さい。着床しやすくなります!
子宮内膜を厚くする運動① ウォーキング
ウォーキングをすると、下半身の血流が良くなります。下腹部への血流も改善してくるので、子宮内膜が温まって厚くなりやすくなり、受精卵が子宮に着床しやすくなります。
1日30分間を目安に取り入れてみましょう。忙しい方は1日15分でも良いので、こまめに動きましょう。
駅まで歩くようにしたり、帰りに一駅手前で降りたり、エスカレーターは止めて階段を使うなど、無理なく歩くことから始めましょう。体がポカポカになり、子宮内膜にも良い刺激が伝わります。
子宮内膜を厚くする運動② ストレッチ
骨盤周りのストレッチをすると骨盤の位置が整えられます。子宮内膜や卵巣への圧迫がなくなり、子宮内膜がふかふか厚くなります。(着床しやすくなります)
1日10分のストレッチを目安に、お風呂上り(体が温まっている状態)に行うと、血流が良くなり効果的です。
子宮内膜を厚くする(着床しやすくする)ために、ストレッチで骨盤内の血流を上げていきましょう。
子宮内膜を厚くするストレッチ【ポイント】
- 呼吸は自然に行い、止めない
- 寝起きで身体が固い時はストレッチを避ける
- リラックスする
- 痛みが出るような激しいストレッチは避ける
- 毎日少しずつ楽しみながらストレッチする
各部位のストレッチ【メリット】
- 肩回りのストレッチは… 自律神経のリラックスにつながり、ホルモンバランスが整いやすい
- 骨盤まわりのストレッチは… 骨盤の歪み矯正になり、骨盤内の血流が良くなる。良質の子宮卵巣をはじめ、着床しやすいふかふか内膜を目指せる
- 下半身のストレッチは… 足への血流が良くなり、むくみや冷え対策になる。温かい血液が内膜を厚くするお手伝いをしてくれる
子宮内膜を厚くする運動③ ヨガ
ヨガは、全身を無理なくゆっくり動かすので、血流が促進されリラックス効果があります。あまり無理なヨガのポーズは避けて、リラックスしながらやってみましょう。子宮内膜に適度な刺激をして、着床しやすくしていきましょう。
女性ホルモンバランスを整えるポーズなどもあるようです。
ヨガのポイントは
- 勢いをつけて激しいポーズは避ける
- 寝起きや食後1~2時間は避ける
- 無理をしない
- 毎日少しずつ
その他
子宮内膜を厚くするためにも、着床しやすくするためにも、基本的にゆっくりとした運動がおすすめです。子宮内膜が薄い人は、急激に激しい運動は禁物です。
身体にやさしいサイクリング、水中エアロビクス、水中歩行、ピラティスなどもおすすめです。
激しい運動はNG
ハードな筋トレや運動は、身体に負荷が大きくなります。その結果、体内に大量の活性酸素が発生し、卵子や精子の老化を促す恐れがあります。過度なストレッチも×
また身体のエネルギーを消耗しすぎると、子宮内膜を厚くするためのエネルギー不足にもなり兼ねないのでご注意ください。
ハードな運動は、子宮内膜を厚くする(着床しやすくする)のには向いていません。
※妊娠の可能性がある場合、流産への危険性もありますので激しい運動(ストレッチ)は避けておきましょう。
頑張り過ぎは注意!
運動をする時間が取れない方は、腹筋や軽いストレッチなど、仕事や家事の合間に行いましょう。
ですが、頑張りすぎは禁物です。子宮内膜をふかふか厚くするために、運動は効果的ですが、「毎日やらなくちゃ!」と思い過ぎるとプレッシャーになり、逆に良くありません。
着床しやすくするためにも無理はNGです。
一日おき、もしくは忙しい日はお休みする等、無理なくトライしてみてください。負担のない範囲で、楽しく取り組めるのがベストです。
子宮内膜が薄い方は、激しい運動(ストレッチ)は逆効果になりかねません。
脂肪について
子宮内膜を厚くするために運動はとても大切なのですが、筋肉量や体脂肪率も妊娠には大きく影響します。ですので、痩せ過ぎていても、太り過ぎていても妊娠しにくくなります。
また、筋肉量を増やし過ぎて、脂肪が少なすぎるのも良くありません。脂肪は、月経を起こすのに必要なホルモンを分泌します。排卵の為には、22%以上の脂肪が必要と言われています。
参考にされてみて下さい。
子宮内膜を厚くするために【とにかく続けること】
運動(ストレッチ)を普段やり慣れていない人は、継続が非常に難しいです。三日坊主になってしまっては、もったいないです。
子宮内膜が薄い状態をふかふかに厚くする(着床しやすくする)には、「とにかく続けること」が大事です!なので、無理なくできるように工夫していきましょう。特別な準備は必要ありません。めんどくさい!とならないように…。
習慣化すれば、続けやすいです。
例えば、
- テレビのCMの間だけ腹筋をする
- 歯磨きしながらスクワット
- 食後にすぐに横にならずに、洗い物を済ませてしまう
- キッチンに立ちながらストレッチ
など生活の中にうまく組み込んで、着床しやすくするために、子宮内膜をふかふか厚くする【運動】を習慣化させてみて下さい。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。