【高いFSH】を下げるには? 40代の基準値は?
2024年02月21日

病院で「FSH(卵胞刺激ホルモン)が高い!」と言われたが、一体、何?!高すぎると不妊症になるの?高いとどうなる?と疑問に思う方は多いと思います。
たしかに高い数値になっていると、不妊治療には不利になってきます…。しかし、高いFSHでも妊娠したケースはたくさんあるので、決してあきらめないでください。
目次
【高いFSH】を下げるには?
今回は高いFSHを下げるにはどうすれば良いのか? 原因と下げる方法(食べ物やツボ)をご紹介していきます。
FSHとは?
FSH(卵胞刺激ホルモン)とは、脳の下垂体から分泌されて、卵巣を刺激して卵胞を育てるホルモンです。
卵巣は年齢とともに反応性が落ちます(つまり老化)。卵巣年齢が若く反応性が良いと、少ないFSHの刺激で十分に卵胞が育ちます。
しかし老化してくると、常に大量のFSHで卵巣を刺激しないと卵胞が育ちません。その結果、FSH値が高くなります。
※生理周期2-3日目のFSH値は、卵巣の働きが良いか悪いかを知る目安になります。
FSH【基準値】 20代~40代の数値
FSH基準値:20代~40代の「数値」
FSHの数値は、性成熟期(20~40代)では1~30以下です。妊娠の適齢期であれば「FSHは10以下」ですが、閉経が近づくにつれて値は上がり、40近くになるとそろそろ閉経となります。
40代であれば、FSHは「15前後」であれば正常値。
また、大量のFSH(高FSH)で刺激され続けると、卵巣はますます反応が鈍くなります。
FSHが高いと、「卵子の質」は?
FSHは、卵子の質を調べる上で重要なホルモンです。FSHが10以上であると、卵子の質の低下が疑われます。
妊活を成功させるためにも卵子の質は大切であり、卵子の質を良くするためにも、FSHの数値を下げるにはどうしたら良いのかを考えていきましょう。
FSHが高い【原因】 →ストレス
高いFSHの「原因」
東洋医学で考えられる原因
- 加齢による機能低下
- 普段の生活習慣(お酒、たばこ、寝不足、疲労、運動不足、ストレス、夜更かし、冷え、薬や化学薬品の飲み過ぎ、ダイエット、暴飲暴食など)
このような日常生活を改善して、身体への負担を出来るだけ取り除いていきましょう。当院では、日常生活のアドバイス(FSHを下げる方法)をしっかり時間をかけて行っていきます。
FSHが高い原因は「ストレス」が多い!
妊活中はストレスが溜まりやすく、ストレスはFSHが高くなる大きな原因です。
肉体的・精神的ストレスがあると、自律神経が乱されます。自律神経が乱れると、様々なホルモンが乱れ、卵の成長も遅くなったりして、妊娠しにくくなります。
もしご自身で気づいているストレスがあれば、出来るだけ取っていきましょう。しかし、実際には気づかずにストレスを溜め込んでしまっている方も意外と多いです。
高いFSHを下げるには、ストレスに早く気づいて対処していきましょう。
【FSHが高い】どうなる?
FSHが高いと、どうなるのでしょうか?とても気になるところですよね!
妊娠率が低下する
FSHは8未満が正常ですが、卵巣機能が悪くなるとFSHが上がってきます。FSHが高くなると、妊娠率の低下が顕著でした。
※高いFSHでも妊娠したケースはたくさんあるので、決してあきらめないでください。
採卵できない(体外受精)
もし体外受精をする場合には、採卵が必要になります。その時に、FSHが常に高い状態ですと、卵巣の機能が低下して反応が鈍くなり、誘発剤などで刺激しても十分な排卵が期待できません。
FSHが常に高いと、卵胞が十分に成熟できないと判断され、採卵できなかったり、採卵を見送ることになってしまいます。
FSH値からは卵巣機能の状態を知ることができます。
数値が高ければカウフマン療法やピル、または他のホルモン剤などで下げる必要があります。
その方法が期待できないほど卵巣機能が低下し、FSHが高い状態であれば、少しでも良い状態の月経周期を逃さないようにトライすることが必要です。
FSHが高いからと言って卵の質の低下に直結するわけではありませんが、FSHが高いことによって月経周期と排卵周期にズレが生じやすくなるので、体外受精に適切な周期かどうか注意深く見極める事が大切です。
自然妊娠が難しくなる
FSHの値が常に高いと、卵胞の成熟や排卵がうまくいかないため、自然妊娠も難しくなります。
もし一時的(無理なダイエットなど)が原因で、一時的なホルモンバランスの乱れが原因であれば、卵巣機能の問題ではありません。
そのため、生活習慣を変えれば元に戻るケースもあります。
しかし、FSHの値が高い状態が長く続くと、卵巣機能がダメージを受ける可能性もあるため、将来的に自然妊娠が困難になる可能性もありますので、早めに対処していきましょう。
FSHが高い【男性の特徴】
男性にとっての「FSH」
FSHは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、女性の場合は卵巣を刺激するホルモンですが、男性の場合は精巣に作用します。
FSHが高い男性「特徴」
精子の形成をコントロールしており、精子数が減少していて、この値が低い場合には、下垂体の機能に異常がある可能性があります。
またこの値が高い場合には、精巣での精子の形成が上手くできていない可能性が疑われます。
高いFSHを下げる【食べ物】
高いFSHを下げる食べ物(亜鉛)についてご紹介します。
FSHを下げるには、ビタミンE、鉄分、タンパク質などの栄養素を含む食品を摂取しましょう。
高いFSHを下げるための【ツボ】
FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高い程、卵を育てるホルモンが卵巣に届いていない事になりますから、ある程度、数値を下げることが好ましいです。
ホルモンがしっかり卵巣に届くように、数値を下げる対策が必要です。
高いFSHを下げる「ツボ」
ツボへの施術をしていくと、2~3ヶ月の間で劇的にFSHのホルモン値が下がってくるケースが多々あります。
これはFSHがしっかりと卵巣に行き、卵が「順調に発育している」ということを表します。この状態を維持できれば、妊娠の確率も飛躍的に上っていきます。
※高いFSHでも妊娠したケースはたくさんありますので、あきらめないでください。
また、病院とは違った見方で身体を診ると意外な原因がわかり、解決策(FSHを下げる)が見つかるかもしれません。ぜひ鍼灸(ツボ)もお試しください。
卵巣機能は年齢とともに低下していき、FSHは自然に高くなっていきますので、とにかく早く数値を下げる対策を始めてください。
高いFSHを下げるには「三陰交」ツボを使う
三陰交のツボは、足の内くるぶしから、指4本分程上にあります。すねの骨の際にあります。
婦人科疾患の特効穴(良く効くツボ)で、ホルモンバランスを整えたり、子宮への血流を良くしてくれ子宮環境を改善してくれます。
FSHが高い場合に、三陰交のツボにお灸を自宅でも試してみてください。毎日、ツボにコツコツお灸をすることで、FSHが下がってくるでしょう。
【まとめ】高いFSHを下げるには? 原因と【食べ物やツボ】を解説!
たしかにFSHが高い数値になっていると、不妊治療には不利になってきます…。しかし、高いFSHでも妊娠したケースはたくさんあります。
FSHとは?
老化してくると、常に大量のFSHで卵巣を刺激しないと卵胞が育ちません。その結果、FSH値が高くなります。
FSH基準値:20代~40代の「数値」
FSHの数値は、性成熟期(20~40代)では1~30以下です。妊娠の適齢期であれば「FSHは10以下」ですが、閉経が近づくにつれて値は上がり、40近くになるとそろそろ閉経となります。
40代であれば、FSHは「15前後」であれば正常値です。
FSHが高いと「卵子の質」は?
FSHが10以上であると、卵子の質の低下が疑われます。妊活を成功させるためにも卵子の質は大切であり、卵子の質を良くするためにも、FSHの数値を下げておきましょう。
FSHが高いと?
- 妊娠率が低下する
- 採卵できない(体外受精)
- 自然妊娠が難しくなる
高いFSHを下げる【食べ物】
FSH(卵胞刺激ホルモン)を下げるには、
- ビタミンE
- 鉄分
- タンパク質
などの栄養素を含む食べ物を摂取することが考えられます。
高いFSHを下げるための【ツボ】→ 三陰交がおすすめ
卵巣機能は年齢とともに低下していき、FSHは自然に高くなっていきますので、とにかく早く数値を下げる対策を始めてください。
三陰交のツボは、ホルモンバランスを整えたり、子宮への血流を良くしてくれ子宮環境を改善してくれます。
FSHが高い場合に、三陰交のツボにお灸を自宅でも試してみてください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。