逆子の原因&帝王切開のリスク
2024年02月18日
目次
逆子について
通常、妊娠後期には赤ちゃんの頭は下を向いていますが、頭が「上」や「横」になっている状態があります。これを『逆子』と言います。
妊娠週数が早い時期は、子宮内にゆとりがあり羊水もたっぷりあります。したがって、赤ちゃんは上を向いたり下を向いたり、お腹の中で手足を動かしてぐるぐる活発に動く事が出来ます。
※成長にするにつれ、頭が大きくなり重たくなるので、動き回ることが出来なくなり、通常は重力の関係で頭が下に向いていきます。
逆子の原因
どうして逆子になるのか、はっきりとした原因は医学的に解明されていません。しかし、以下のようなことが、原因ではないかと考えられています。
【母体側】の原因
- 骨盤が小さすぎる(小柄な女性でよくみられる)
- 前置胎盤
- 子宮筋腫による子宮圧迫
- 子宮の奇形
- 羊水の過多・過小
- ママの冷え症
- ストレス
【胎児側】の原因
- 胎児奇形
- 双子や三つ子などの多胎妊娠
- 胎児水腫
東洋医学的な原因
逆子の原因は様々考えられるのでが、病院では逆子の原因がよく分からないというケースが非常に多いです。例えば、
- 足が冷えている
- 自律神経のバランスが崩れている
- 運動不足
- お腹の血流が悪い
このようなケースの場合には、鍼灸がとても効果的です。病院ではどうしようもないケースは沢山ありますので、ぜひ一度当院にご相談ください。
一緒に原因を考えて、より早く逆子が治るように最善を尽くしていきたいと思います。
治りやすい時期
妊娠28週頃までは胎児もまだ小さく、子宮の中で自由に動き回っており、逆子になっていることもあります。しかし成長と共に頭が重くなり、自然と頭が下がってきます。
妊娠32週を過ぎる頃から、子宮に対し赤ちゃんが大きくなり羊水も減ってくるので、自力で回転することが難しくなります。
稀に臨月を過ぎたころに、戻ってくれることもありますが…。
逆子になりやすい時期というのは、逆子を治すことが出来る時期でもあります。まだ胎児や子宮に余裕があるうちに治しておきたいと考えています。
リスク
赤ちゃんが上を向いていても、成長には影響しません。しかし、出産の時にリスクが伴います。
- 出産時に頭が出にくい
- 足やへその緒が絡まりやすい
- 首を圧迫されやすい
- 分娩に時間がかかるケースがある
分娩に時間がかかり過ぎると、赤ちゃんが酸欠状態になり、仮死や障害に繋がる危険性もあります。なので、逆子が治らない場合は、母子の安全を優先して、帝王切開が行われます。
帝王切開
一般的に、妊娠33~34週に入っても治らないままだと、帝王切開が検討されます。
帝王切開の場合は、妊娠37~38週の間で手術日を設定します。医師とよく相談し、赤ちゃんにもお母さんにも幸せな出産をして頂きたいと思います。
心配し過ぎるのは良くありませんので、焦らずに今できる事をやっていって下さい。
まれに臨月に入っても逆子が治るケースもありますので、お気軽にご相談下さい。そして、幸せなマタニティーライフを楽しんで下さい。
豊中市 池田市 で 逆子でお困りなら当院にお任せを!
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。