更年期障害【ホットフラッシュ】に効くツボ

モヤモヤしている女性

  • ホットフラッシュ、のぼせ、顔のほてり、めまい、頭痛
  • 汗をかいて火照っているのに、手足が冷える
  • 当然激しい動悸、息切れ
  • 寝ている時に大量の寝汗、汗をよくかく
  • すぐイライラする、情緒不安定
  • 頭や首に汗をかくようになった

ホットフラッシュ(ほてり)とは

ホットフラッシュ(ほてり)って何?

ホットフラッシュは更年期障害の症状のひとつで、突然の発汗、ほてり、動悸などが特徴的な症状です。

ホットフラッシュは、更年期障害の症状を訴える人の8割に見られ、うち1割は医学的な治療を必要とする重篤な状態と言われています。

症状があらわれると日常生活に支障をきたすこともあり、ホットフラッシュ(ほてり)に悩んでいる方は非常に多いです。

ホットフラッシュは、更年期障害以外にも発症する?

更年期障害の有無に関わらず、

  • 卵巣を摘出する手術をした人
  • 病気の治療でホルモン剤を服用している人
  • 放射線治療を受けている人
  • 産後すぐの経産婦 など

にもホットフラッシュの症状がみられるケースがあります。

 

更年期障害(ホットフラッシュ)は、いつから?いつまで?

カウンセリングの様子

更年期障害(ホットフラッシュ)は、いつから?いつまで?

更年期(ホットフラッシュ)は、閉経の前後の10年間(一般的に45歳〜55歳頃)とされています。(日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが個人差がとても大きいです)

この期間に日常生活に支障をきたす様々な不調が出てきます。この状態を「更年期障害」と呼びます。

ホットフラッシュ(更年期のような不調)を放っておくと…

若くても、更年期のような不調(生理不順など)がみられる場合には、放っておくと、そのまま閉経する可能性も。30代後半~43才未満で閉経するケースを「早発閉経」と言います。

早くから更年期障害がみられたり、骨がもろくなりやすい…などが出てきます。ぜひ鍼灸(ツボ)で、身体のケアをしていきましょう。

女性ホルモンを補う「ホルモン補充療法」

ひどい更年期障害により不調が出る時には、少なくなった女性ホルモンを補う「ホルモン補充療法」という方法があります。

これは月経があったころのホルモン状態に近づける治療法です。

ホルモン補充療法を受ける際、注意が必要なのは、

  • 不正出血
  • お腹や乳房の張り
  • 吐き気
  • 血栓が出来やすい
  • 長期投与で、乳がんのリスクが、若干増加

このような不調が出やすくなりますので、定期的な検査を受け、担当医師と相談の上、決めましょう。

上記の方法で、ホットフラッシュ(ほてり)・膣の乾燥・萎縮には、かなり回復がみられます。しかし、女性ホルモン投与により、精神的不調が良くなるのは、約3割程度なのだそうです。

 

【更年期のホットフラッシュ】効果的な食べ物は?

ホットフラッシュに効果的な食べ物① ビタミンE

ビタミンEには、血流を良くしたりホルモンバランスを整えたりする作用があります。

そのため、ホットフラッシュを和らげる作用が期待できます。

ホットフラッシュに効果的な食べ物…ビタミンEを多く含むアーモンドなどのナッツ類、うなぎ、たらこ、アボガド、カボチャなどの緑黄色野菜

ホットフラッシュに効果的な食べ物② 大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、エストロゲンに似ている構造をもつため、女性ホルモンの働きをサポートしてくれ、ホットフラッシュを和らげる作用が期待できます。

ホットフラッシュに効果的な食べ物…大豆イソフラボンを豊富に含む豆腐、納豆、きな粉などを毎日の食事に取り入れてみましょう。

 

【更年期のホットフラッシュ】効果的な飲み物は?

ホットフラッシュに効果的な飲み物① 豆乳

豆乳は、大豆イソフラボンを摂取できる飲み物の一つで、手軽に更年期対策ができます。

ホットフラッシュに効果的な飲み物② ハーブティー

ハーブの種類によって、リフレッシュや副交感神経を優位にするリラックス効果が期待でき、ホットフラッシュを和らげる作用が期待できます。

  • ペパーミント(スペアミント)ティー…ほてりを抑えてクールダウン。イライラを落ち着かせてくれる。
  • ブラックコホシュティー…ホルモンバランスを調整するため、ホットフラッシュや不安を和らげる作用がある。

※ただし、ハーブティーは薬と相性が良くない場合もあるので、薬を処方されている方は医師や薬剤師にご相談ください。

ホットフラッシュに効果的な飲み物③ 緑茶

緑茶は、頭がスッキリして、体の余分な熱をとってくれる作用が期待できます。

※ただし、緑茶に含まれるカフェインを摂り過ぎると、ホットフラッシュを悪化させてしまう可能性もあるのでご注意ください。

 

更年期障害(ホットフラッシュ)に食べてはいけないもの・飲んではいけないもの

トウガラシなどの刺激物

トウガラシに含まれるカプサイシンは、交感神経を刺激してしまいます。

そのため、体温が上昇して、ほてり・のぼせを悪化させる可能性もあるので、ホットフラッシュがある方は、なるべく控えましょう。

カフェイン(コーヒー・煎茶・ほうじ茶・紅茶・エナジードリンク・チョコレートなど)

カフェインには交感神経を刺激するので、摂りすぎると自律神経を乱してしまいます。

可能性も。ある研究では、カフェインの摂取によりホットフラッシュが頻繁に起こったりひどくなったりすると言われています2。

1日の摂取量の目安としては、マグカップ2杯までに抑えておきましょう。(個人差あり)

アルコール

アルコールは、血管を拡張させるので、ほてりを引き起こしやすくなります。

冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎ

冷たいものを摂りすぎると、体の内側から冷えてしまい、血行不良や自律神経が乱れてしまい、ホットフラッシュが悪化するケースがあります。

 

更年期障害(ホットフラッシュ)の原因は、大きく分けて5つあります

女性ホルモン(エストロゲン)の減少
自律神経のバランスも崩れ、様々な不調につながります。
生活環境などのストレス
自律神経が正常に働かなくなり、様々な不調が出てきます。
睡眠不足のストレス
ホルモンバランス、自律神経が乱れ、ホットフラッシュをより引き起こしやすくなります。
運動不足のストレス
ストレスが発散できず、ホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れやすくなり、ホットフラッシュをより引き起こしやすくなります。
生まれもった性格
真面目、神経質な人は、ストレスを感じやすく、不調が悪化しやすいです。

これらが複合的に関係しているので、明確に特定するのは難しい場合が多いです。

 

前向きになれば、不調を感じにくい傾向があります!

楽々と過ごせる方もいれば、つらい方もいます。更年期障害(ホットフラッシュ)に対して、悪いイメージを強く持っていると、身体に影響が出やすくなってしまいます。

「嫌だ、つらい、恐い」と考えていると、悪い結果を引き寄せてしまいがちです

更年期は老化というイメージが強いため、誰もが「認めたくない気持ち」になりやすいです。しかし、誰もがいずれは通る道なのです。

更年期障害にはストレスや性格など、精神的な面に左右されるケースが多くあります。

真面目で神経質なタイプより、おおらかで明るいタイプの方が感じにくいということが分かっています。前向きに捉える事が、うまく乗り越えるコツです。

つらい症状は、一人で我慢せずに、気軽に当鍼灸院へご相談下さい。

 

ホットフラッシュ(更年期障害)への鍼灸治療(ツボ)

施術の様子

ホットフラッシュへの鍼灸治療(ツボ)

更年期障害の多種多様な不調に対して、薬での対処法ですとキリがありません。長期的な女性ホルモンの投与で、「ガンやその他のリスクが上がる」というのも困ります。

婦人病の一つである更年期障害(ホットフラッシュ)は、東洋医学では何千年も前から施術がされており優れた治療法です。

特に、様々な症状や原因がはっきりしない病に対して、東洋医学は力を発揮します。

鍼灸(ツボ)は、全身の気血(エネルギー)の流れを調整し、五臓のバランスを整えていきます。安易なその場限りの対処法ではなく、病気の原因そのものを良くしていきます。

 

「腎」と「肝」の働きを調整する

更年期障害(ホットフラッシュ)の大きな要素としては、五臓六腑のうちの「腎」と「肝」※の働きの低下と考えます。

※西洋医学の腎臓・肝臓とは、別物と考える。

腎とは

腎には、「身体の上部に昇った熱を、下に下げる働き」があります。更年期障害のホットフラッシュ(ほてり)などは、腎の不調と考えます

他にもイライラする、頬が赤くなる、冷えのぼせ、腰痛、寝汗などの症状も起こります。

肝とは

肝は気血(エネルギー)の流れを良くする働きがあります。滞ると、血液の循環も悪くなり肩こりや腰痛などの症状が出ます。

肝は精神活動と深く関係があるので、イライラ、怒りっぽい、憂鬱、不安、不眠なども出てきます。

自分で出来るほてり対策(ツボ)

ツボで体調を良くしておくと、ホットフラッシュの予防にもなります。

また、更年期障害のほてり対策として、自分でほてりを抑えたり、汗を止める方法を知っておくと良いでしょう。

 

ホットフラッシュに効くツボ(汗を止める、ほてりを抑える)

百会(ひゃくえ)

百会のツボは…両耳の先端を結んだ線と正中線が交わる所で、頭のてっぺんより少し前にあるツボです。少し柔らかく感じたり、へこんでいたりする場所です。

百のツボが交わるという意味をもち、五つの経絡(ツボのライン)とつながり、多様な効果が期待できる重要なツボです。

自律神経を安定させてくれ、女性ホルモンのバランスを取ってくれます。

このツボを手でマッサージしたり、ここにお灸すると、ほてりが取れてきます。

 

太渓(たいけい)

太渓のツボは、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあります。

更年期障害(ホットフラッシュ)を和らげてくれる【腎の機能】を補ってくれる大切なツボです。足の冷えやむくみにも効果的です。

ほてりが取ってくれるツボです。

三陰交(さんいんこう)

三陰交のツボは、内くるぶしから指4本分上がったところで、スネの骨のすぐ際にあります。

更年期障害(ホットフラッシュ)などをはじめ、婦人科系疾患によく使われます。女性ホルモンを増やし安定させてくれます。

 

ホットフラッシュに鍼灸(ツボ)をオススメする理由

施術の様子更年期と言っても、様々なケースがあり、一人一人の体質に合わせたツボ選びが重要です。

また、鍼灸(ツボ)は気血の流れを整えるので、自律神経系の調整や精神安定作用がみられます。

当院では脈や腹診によって、体質に合った方法で優しく施術していきます。つらくても我慢してる方は、一度鍼灸を受けられてみてはいかがでしょうか。

 

ホットフラッシュは、日常生活の見直しが大切!

お一人で悩まず、ぜひ、ご相談ください バナー

ホットフラッシュは、日常生活の見直しが症状改善の秘訣です!規則正しい生活、栄養バランスの良い食事が、不調の無い身体づくりへの第一歩です。

しかし、あくまでストレスの無いように楽しく日々を過ごすように心がけましょう。ストレスは、最小限に抑えましょう。

更年期障害は、イライラや不安、憂鬱などにより、自律神経が乱れると起こりやすくなります。副交感神経を優位にすると、心身の緊張がほぐれ、リラックスした状態になれます。

自律神経のバランスを整えるために、楽しいこと(スポーツ、カラオケなど)をしましょう。ストレスの発散や何か楽しい趣味をして、毎日元気にハツラツと過ごす事が良いでしょう。

 

 

 

執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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