パーキンソン病へのはり灸

2015年12月4日

パーキンソン病

パーキンソン病とは、脳が出す「運動の指令」が身体にうまく伝わらず、スムーズな動作ができなくなる病気です。

中年以降に発症することの多い病気です。多くは50~60歳代に症状が出始め、ゆっくりと進行する疾患です。

およそ1,000人に1人の方が発病するという発病率の高い病気で、年を取るに従い増える傾向にあります。

パーキンソン病が起こる仕組み

脳の中脳にある黒質の神経細胞が変性するために、様々な症状が出現してくると考えられています。

この神経細胞は、ドーパミンという物質を脳の基底核とよばれる部分にある線条体に送ります。

このドーパミンは、私たちの体の動きをスムーズに、また俊敏に行う上で重要な役割を果たしていますが、神経細胞の変性によってその量が減少してしまいます。

パーキンソン病の起こる仕組みは解明されていますが、なぜ黒質が障害を受け、数が減り、ドーパミンの量が減少するのか、その原因はまだ分かっていません

典型的な症状

  • 振戦(ふるえ)
  • 筋強剛
  • 動作緩慢
  • 姿勢反射障害(倒れやすい)
  • 姿勢異常
  • 仮面様顔貌  など

最初は、身体の左右どちらかからスタートして、徐々に反対側にも広がっていきます。

またパーキンソン病は、身体的、精神的ストレスで、症状が悪化する傾向があります。

はり灸では

各症状を緩和するための全身治療と、筋強直部への施術を中心に取り組んでいます。

また、発病の過程において、自律神経のバランスが乱れるため、鍼灸によって自律神経を整えることや、免疫力をつけることで、自然治癒力を引き出すことにも努めています。

はり灸により自然治癒力や免疫力が上がると、パーキンソン病の症状が和らぐ効果が期待できます。

なお、施術を行うと、以前より薬の効果が高まり、薬の種類や量が減少していきます。

残念ながら、現在のところパーキンソン病が完治する治療法はありません。

しかし、はり灸により、症状の緩和と抑制、不安による心身のストレスのケアに十分効果が期待できます。

「経絡」と「経穴(ツボ)」により、身体本来の力を蘇らせます。

パーキンソン病の自宅ケア

必要があれば、ストレッチなどの自分で出来る体操もお伝えいたします。

日常生活、食事のアドバイスなども、ご希望があればさせて頂きます。お気軽にご相談ください。

※体質や出ている症状に、個人差があるように、治療経過にも個人差があります。
※早期に治療を開始された方が、経過が良好です。出来るだけ早い受診をおすすめ致します。

豊中市で パーキンソン病なら当院にお任せを!

膝の痛みのよくある質問

2015年12月3日

膝の痛みのQ&A

①どうして膝に水がたまるの?

膝の水(関節液)が多く作られ過ぎて、関節の中にたまったもの

(ケガ、変形性膝関節症、リウマチなど)によって滑膜が炎症を起こし、関節液を通常より多く作るために起こります。

②溜まった水は、抜くべき?

→腫れたからといって、必ず抜く必要はありません。溜まり過ぎると足を曲げにくくなります。

日常生活に差し障りが出てくるようであれば、抜くと楽になりますが、支障がなければ、放置していても構いません。

炎症が治まれば、水は、自然に少なくなっていきます

③抜くとクセになる?

→水を抜くこと自体は、溜まる原因を治しているわけではないので、元の病気が治らない限り溜まります

水が溜まる原因となる「炎症」を治癒せずに、何度も抜いているケースがある為、繰り返し溜まるのです。

④何度も膝に注射をしても大丈夫?

→ステロイドで炎症を抑えるための注射は、効果が強いので、長く使用してはいけません。

楽になるからと言って、必要以上に関節の中にステロイドの注入を続けていると、関節軟骨の代謝が抑えられ、結果的に関節の変形を助長することに繋がり、長期に使用することは良くありません。

⑤筋肉を鍛えるためには、歩くといい?

→健康な人には、良いのですが、膝に病気のある人には勧められません。

逆に、痛める原因になる場合があります。膝に体重がかからない状態で、筋肉だけを鍛える訓練が必要です。

膝の痛みの症例

豊中市 59歳 女性 K.E様

以前は、整形外科で電気やマッサージを受けていたが、一向に良くならない。

シップ薬や痛み止めを貰い、自分でリハビリをしなさいということで、続ける意味がないと思い、わらにもすがる思いで当院へ。

全身を診て、膝に痛みが出る原因を探していく。

様々な生活習慣により、現在の痛みが出ていることを丁寧に説明し、どうして治らなかったのかを理解して頂き、しばらく通院してもらうことになった。

足の痛みには様々な原因あり、それにより痛みが出ていたのだと気づいてもらうことから始めた。

通院3か月で痛みが半分くらいになり、施術を重ねるごとに歩くのが楽になっているのを実感しているとのこと。

自宅で出来ることを積極的にやってもらい、足のストレッチや筋トレを指導。

お伝えしたことは必ず継続してやっていく非常に意欲的な方で、治療もスムーズに進められた。

現在、週一回で継続通院中。豊中市で膝の痛みなら 当院にお任せを!

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脊柱管狭窄症&間欠性跛行

2015年12月3日

脊柱管狭窄症&間欠性跛行とは?

脊柱管狭窄症とは?

間欠性跛行が起こる病変です。

背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道を「脊柱管」と言います。

脊柱管狭窄とは、この脊柱管を構成する骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで、脊柱管が圧迫を受けて狭くなる病気のことを言います。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは?

歩き始めは良いのですが、しばらくすると下肢のしびれや痛みで、歩けなくなります

前かがみで休むと、神経や血管の圧迫が軽減され、しびれや痛みがなくなり、再び歩けるようになります。

シビレや痛みの原因は?

脊柱管(背骨の間)が様々な原因で狭くなり、神経が圧迫されることが原因です。

また、その周辺の血管も圧迫されて神経症状を出しています。

病院での治療は?

西洋医学では、血流改善の薬や、手術による圧迫除去を行います。

脊椎の神経部分の手術は、簡単なことではないので、まずは自然経過を見ることになるでしょう。

希ですが、排尿障害(尿漏れや尿の排出困難)、排便障害を起こしている場合は、早急に手術治療を受ける必要があります。

豊中市で評判 脊柱管狭窄症のはり灸

脊柱(特に狭窄を起こしやすい腰部)の血流改善。筋肉の緊張を取り、患部の負担を軽くする。

症例

68歳 女性 H.I様

農作業で長年、腰に負担をかけている。

2週間前に山登りをしていて、腰痛が悪化し、足へのしびれも悪化。

歩いていると痛みが出るが、座って休むと痛みは消失。整形外科を受診すると、脊柱管狭窄症と診断される。

長時間、重いバッグを背負い、長時間山を上り下りで腰への疲労が重なった。

右足全体の痛み・痺れ、腰痛がある。歩くことも辛い。

当院で、友人からの紹介で来院し、全身治療と局所への施術を受けることになる。

家から当院へはタクシーで通院。一人暮らしの為、日常生活が大変。

施術をしていくと足がぽかぽかと温まってくるのを感じるとのこと。

冷やすと悪化するタイプなので、腰腹部周りを冷やさないようにアドバイス。

施術開始1か月で歩いて来れるようになる。施術5ヵ月で、足へのしびれや間欠性跛行は、かなり改善。

腰痛も最初からかなり改善(10→2)、現在はかなり調子がよい。無理をしないように指導している。

30分くらい歩けるようになった

根本の原因を取り除くことが必要だが、くれぐれも無理をして悪化させないように指導をしている。

体調管理の為、週一回で継続治療中。豊中市で 脊柱管狭窄症 なら 当院にお任せを!

睡眠時無呼吸症候群&いびき

2015年12月3日

睡眠時無呼吸症候群&いびきについて

 

眠っている間に、呼吸が止まってしまう病気のことを言います。

寝ている間に生じる無呼吸が原因で、起きているときの私たちの活動に、様々な影響を及ぼす危険性があります。

原因

  • 肥満による首周りへの脂肪の沈着
  • 扁桃肥大
  • 鼻の通りが悪い
  • 舌が大きく、気道を塞いでしまう
  • アゴが小さい  など

症状

  • 息が止まるイビキ
  • 昼間の著しい眠気
  • 熟睡感の欠如
  • 起床時の頭痛
  • 倦怠感
  • 集中力低下  など

リスク

  1.  交通事故を起こす確率が高くなります。(健康な人の2~7倍)
  2.  生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病など)になる可能性が高くなります 。

※逆に生活習慣病になると、睡眠時無呼吸症候群を伴いやすいということも明らかになっています。

睡眠時無呼吸症候群では、その半数以上が肥満を伴っています。

改善法

  • ダイエットが大切
  • 生活習慣の改善
  • 運動や食事
  • アルコールの制限(夜寝る前の飲酒は無呼吸の悪化の原因)
  • 禁煙(気道の炎症を招くことがあります。)

病院では

  1. CPAP(シーパップ)療法・・・鼻にマスクをつけて上気道に空気を送り込み、塞がらないようにする方法。
  2. マウスピース・・・マウスピースをつけて、下顎を前方に出して上気道が塞がらないようにする方法。
  3. 手術・・・肥大した扁桃や軟口蓋を手術により切除する。
  4. その他・・・肥満の方は痩せるだけで無呼吸が軽くなることがあります。また、横向きに寝ることも有効です。

症例

36歳 女性 H.I様

半年前に睡眠時無呼吸症候群と診断される。

肥満体型。イビキ、よく呼吸が止まっている、昼間眠気強い、睡眠が取れている気がしない、集中力低下。鼻の通りが悪い。

食事が不規則で早食い。身長160センチくらい。体重はおそらく100キロ近い。

施術2週間で、鼻の通りが良くなってきたと喜ばれる。施術2ヶ月後、寝ているときの呼吸が止まる頻度が、減ってきていると報告を受けた。

鼻とノドのむくみが取れ、呼吸がしやすくなってきている。

出来るだけ横向きで睡眠をとってもらい、上気道のスペースを確保してもらう。

食生活が乱れているので、時間、量、食べる早さを控えてもらう。はり灸と共に生活習慣の改善に取り組み、少しづつ体調の変化が出てきた。

施術開始半年で、5キロほど痩せて、鼻の状態やむくみも改善し、酸素不足になりにくい体を作っている。

メンタル面でのサポートもしつつ、モチベーションをキープ

している。

現在、月1のペースで継続治療中。豊中市で 睡眠時無呼吸症候群&いびき なら当院にお任せを!

更年期障害を楽にする方法

2015年12月3日

更年期障害のための鍼灸

更年期障害とは

主に、閉経期である「50代前後」の女性に起こりやすい症候群で、ホルモンの分泌バランスの崩れが原因です。

更年期の期間

閉経前後10年の期間を更年期と言います。個人差はありますが、閉経前後の10年間(一般的に45〜55歳頃)です。

このような症状はありませんか?

自分に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。

身体的
  • ホットフラッシュ
  • 手足の冷え
  • 多量の発汗
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 動悸
  • 息切れ
  • 肩こり
  • 眠い など
精神的
  • 不眠症
  • イライラ
  • 不安感
  • 頭痛
  • 物忘れ など

お薬(薬物療法)での治療

  • 自律神経調整薬 → 交感神経と副交感神経の両方を調整する
  • 精神安定剤 → イライラや不安感などの神経症タイプの不快をやわらげる
  • 抗うつ薬 → うつ状態をやわらげる
  • ビタミンE剤 → 冷えやほてり、発汗を抑える
  • 鎮静剤 → めまいや頭痛を抑える
ホルモン補充療法

加齢によって減少したエストロゲンを、飲み薬や貼り薬によって補います。

エストロゲンの不足による自律神経の失調を改善し、症状を和らげる作用があります。

副作用

病院では一般的に上記の方法が行われ、症状を抑えることが比較的出来るようになりました。

しかし、よく効く薬ほど毒にもなり得るものです。

更年期障害は個人差が大きく出るため、同じ薬を使用しても、人によっては悪化させてしまうこともあるのです。

近年では、副作用が抑えられ、安全性は高まりました。

しかし、乳がんなどを発症する可能性が全く無くなったわけではないので、注意が必要です。

自分で出来る対策

食事のおすすめ
女性の場合

積極的に、大豆食品をしっかり食べましょう。

例えば、豆腐や納豆・豆乳・大豆製品など。大豆は、畑のお肉と呼ばれ、栄養素を豊富に含でいます。

大豆には、女性ホルモンに似た作用を持つと言われる大豆イソフラボンが含まれています。

その他にも、エクオール、良質なタンパク質・リノール酸、オレイン酸、ビタミン・ミネラル類、そしてカルシウムや食物繊維などが豊富に含まれています。

男性の場合

40代以降の男性にも、更年期障害が起こることがあります。

体のべ一スをつくる艮質のタンパク質(肉〔牛/豚/鶏〕、魚、卵、牛乳、豆類)を欠かさず摂りましょう。

さらに、男性ホルモンを増強すると言われるネギ類、ネバネバ食品、アボカドなどの食材を一緒に摂ると効果的です。

適度な運動をしましょう

有酸素運動に加えて、ストレッチとウエイトトレーニングを行うのが理想的です。

有酸素運動は、酸素を十分に取り入れつつ、全身の筋肉をリズミカルに収縮できるものです。

ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどが、オススメです。

更年期障害のはり灸

更年期障害は「腎」の衰えが原因

東洋医学では、女性の身体は7の倍数で天癸※を迎え、49歳頃で閉経を迎えると考えられています。

※天癸とは…男女の性機能の成熟と衰渇をあらわし、人体の成長、発育を促進し、月経、妊娠を維持する機能の事を言います。

そして、天癸は「腎」の臓腑と大きく関わりがあります。

その為、更年期症状の根本原因は、腎の衰えによる影響が大きいと考えられます。

腎機能が衰えると、ホルモンのバランスが崩れ、のぼせ、発汗、冷え、ホットフラッシュ症状が起こります。

また、「腎」は、全身の臓腑と協力し合って陰陽調節をしています。

その為、「肝」や「心」の臓腑に影響を及ぼすと、精神的不安や不眠の原因にもなります。

更年期によってさまざまな症状が出て不安になっても、はり灸を通じて腎を補い、身体全体の陰陽バランスを整えることで元気を回復し、この時期を乗り越えることができます。

薬は、根本的な解決にはなりません

薬物療法は医学的に有効かもしれませんが、根本的な解決にはなりません。

また、その場しのぎの薬を安易に繰り返してしまうと、予期せぬ副作用を引き起こしてしまうこともあります。

それに対し、はりとお灸を使った施術は、薬に頼るのではなく、人間の持つ自然治癒力を高めていきます。

その場限りではなく根本的な改善が望めます。

『はり灸』と聞いて恐いと感じる方もいるかもしれませんが、当院で行なっている施術は、痛みや不快感はほとんどありません。

身体に優しく、根本的な改善につながるはり灸を、ぜひ体感してみてください。

更年期障害で豊中市から来院

40代 喜びの声
HPを見て、患者さんに優しく感じ、評判も良かったので通院を決めました。

初めて院に行った時、成実先生が私の顔を見て、しんどいはずだと辛さをわかってもらえたことが嬉しく、必ず良くなると言っていただき、信頼して先生についていこうと思ったからです。

頭のふらつきがひどくて施術を始めましたが、気持ちの持ち方もアドバイスくださり、心身ともに元気になる様に施術していただいています。

施術後は体調が良くなり、悩みのふらつきもマシな日が増えてきました。私は幾つもの病院・整体で良くならず、貴院にたどり着きました。

一時ではなく、根本から良くなる様に、親身になって施術してくださる先生です。

豊中市 更年期障害 なら 当院にお任せを! 

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