不正出血&排卵出血の違い

2015年12月1日

違いは何か?

排卵出血

これは、妊娠しやすい時期(排卵)を教えてくれる大切な身体のサインの一つと言えます。

排卵日に生じ、生理周期の14日前後に生じる生理現象になります。

排卵直後に起こりますので、排卵のおおよその時期の目安となります。

卵子が卵巣の表面を飛び出した際に、毛細血管が切れることによって生じる現象です。

必ずしも出るとは限りませんが、1日、 もしくは2~3日程度で止まり、量もごく少量となります。

不正出血

正常時の月経・排卵期以外で生じます。

正常の月経以外で起こった場合、考えられる原因はいくつかあります。

ホルモンの乱れが原因の「機能性出血」

ホルモンバランスが崩れたために起こります。

ホルモンバランスが安定しない思春期や更年期の頃にもよくみられます。

ダラダラと続く無排卵月経や、生理前に少量の出血が続く黄体機能不全などもあります。

脳下垂体や卵巣など、ホルモンの分泌に関係している器官の働きが落ちているなども考えられます。

病気が原因の「器質性出血」

子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜炎、膣炎など、子宮や膣などの病気によって起こります。

子宮頸管ポリープ、子宮膣部びらんなどがあると、セックスのあとに出血することが多くなります。膣炎や外陰炎でも起こります。

全身の病気が原因の場合

甲状腺ホルモン異常の病気などが関係して、不正出血や無月経、過少月経などが起こることもあります。

不正出血&排卵出血、それぞれの出血の違い

混同されやすいのですが、排卵期におけるものは生理的な現象なので、病気の心配はいりません。

排卵の時の場合は、期間は短く量も少量ですが、不正の場合には、大量に出血したり、期間が長く続くケースがあります。

又、不正の場合は、症状や量がまちまちで、中には重大な疾患が隠れている可能性があります。

生理時以外のものは、量が少ないからといって、放置しない方が良いです。

着床出血

受精卵が子宮に着床する際に生じるもので、 不正出血ではありません。

その他

妊娠出血

妊娠すると、初期に少量の出血が起こることがあります。

早めに専門医に相談を

いずれにしても、生理時以外の異常な時期における出血は注意が必要です。

そのような場合には、早めに専門医に相談をお薦めします。

症例

40歳 女性 G.E様

約3年前、卵巣嚢腫があると診断。右下腹部痛。時々、不正出血がある。約3日ほど少量でだらだら続く。病院では手術をする必要があるほどではないと、鎮痛剤を処方。

生理不順で、30~45日くらい。倦怠感、生理痛、生理後落ち込む、軟便が多い、足が冷える、のぼせ、考え事で不眠になる。ストレス。

施術2ヶ月後、疲労感が軽減し、お腹の調子が良くなる。不正出血の頻度が少なくなり、下腹部の痛みに鎮痛剤を使用しなくてもよくなってきた。

鍼の効果を実感され、治療継続中で経過観察中。

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産後うつ&マタニティーブルーの違い

2015年12月1日

産後うつ&マタニティーブルーについて

マタニティーブルーと産後うつは、どちらも、出産後に生じる「抑うつ症状」です。

共通点が多いのですが、今回は、それぞれの違いについてご紹介します。

一番の違い

産後うつは、治療が必要な病気ですが、マタニティーブルーは、自然に治っていくものであり、病気ではありません。

なので、症状が出ていても、様子をみても良いものですが、稀に産後うつ病に移行するケースもありますのでご注意を。

いつまで経っても、なかなか改善しないマタニティーブルーであれば、それは産後うつに移行している可能性があります。

なので、精神科・心療内科を受診した方が良いでしょう。

目安としては

マタニティーブルーは、出産後、10日~2週間ほどで自然と良くなります。

一方、産後うつ病は、出産後、数週間~数か月が経ってから生じることが多いと言われております。

症状も2週間以上続きます。

出産直後の軽度の抑うつ症状であれば、マタニティーブルーの可能性が高いため、少し様子を見てみても良いと思われます。

しかし、産後、数週間~数か月が経過してから、抑うつ症状が出現し、一向に改善しない場合は、病院を受診してみましょう。

出産後、女性ホルモンは乱れる

出産した事で、女性ホルモンのバランスは、急激に崩れます

そして「母親」という新たな道を歩んで行くことになります。

そのため、産後に、一時的に「精神状態が不安定」になることは、おかしいことではありません。

「これから母親になり、この子をしっかり育てないといけない!」という意識が芽生えてきますから、不安を感じるのは、当然のことです。

一般的にマタニティーブルーは、産後3~5日が症状のピークです。

それ以降は徐々に改善し、10日~2週間もすれば、症状はほぼ無くなります。

話を聴いてもらいましょう

出来るだけ、主人、親、仲の良い友人に、来てもらって話を聞いてもらいましょう

出来れば、出産を経験した事のある女性の方が、共感して貰いやすいですから、より安心出来るでしょう。

自分の不安定になっている気持ちを、誰かに伝えるだけでも、かなり楽になるはずです。

適度な運動もオススメ

出産前後は、入院していますから、運動不足になっています。適度に身体を動かすと、気分は前向きになります。

激しい運動をするのは避けた方がいいですが、散歩やストレッチなど、軽く身体を動かすのは、精神状態にとても有効です。

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排卵日(妊娠しやすい日)っていつ?

2015年12月1日

妊娠しやすいのは、いつ?

妊活をされている方なら、誰もが、口から手が出るほど、知りたい情報です。

排卵日から次の生理開始まで(黄体期)は、生理周期に関係なく約14日です。

ということは、つまり、次回の生理予定日の約14日前が排卵日ということになります。

生理周期が安定している人は、おおよその排卵日がわかります。

しかし、月によって28日周期だったり35日周期だったりと、生理周期が乱れがちな人にとっては、特定するのは非常に難しいです。

病院で、チェックしてもらった方が、早くて安心です。

排卵日には、不快な様々な症状が出る

女性ホルモンの変化によって、

  • 下腹部痛(排卵痛)
  • 基礎体温の変化
  • 卵膜が破られることによって起こる少量の出血(排卵出血)
  • 唾液のネバネバ、胸の張り、頭痛やめまい、吐き気、ブルーになる、体重増加などがある人もいます。

その時期に重なって、おりものの量や質に大きな変化がみられます。

このような症状が、排卵日の目安です。(ただし、症状には個人差がありますので、正確にはわかりません。)

最も体温が低い日から、1~2日後

高温期に入る前の最も体温が低い日、その日から1~2日後以内に排卵が起きます。

排卵日が近づくと、体温を上げる作用のあるプロゲステロンというホルモンが分泌されるため、基礎体温が上がります。

体温が上がるので、風邪のようなだるさや体のほてりを感じるという人もいます。

しかし、予測するためには、実際に毎日基礎体温を測ることが大切です。

おりものは「子宮頸管粘液(しきゅうけいかんねんえき)」と呼ばれます。

生理周期に合わせて、状態が細かく変化しますから、おりものの状態から、排卵日を予測することができます。

正確な判定には、排卵検査薬を使いましょう。見た目や手触りもひとつの目安になりますので、参考にして下さい。

透明でよく伸びるおりものがポイント

おりものは、生理周期により、徐々に変化します。

ステップ①

生理直後のおりものは、量が少なく、粘り気は強く、色は白色か少しクリーム色が掛かっています。

ステップ②

排卵日が近づくにつれ、水分の多いサラサラとしたおりものに変わっていきます。次第に量も多くなり、色は薄い白色になります。

これは、排卵日に向けて、膣内で精子が活動しやすいように、通常の酸性からアルカリ性に、おりものの質が変化するためです。

ステップ③

排卵日直前~直後には、透明でよく伸びるおりものに変化します。おりものを指に取って伸ばしてみると10センチ近く伸びます。

ステップ④

排卵後、おりものは量が減り、ネバネバ、どろっとした白っぽいものに変わります。

このように4ステップで、生理周期により、おりものは変化していきます。

ステップ3の、透明でよく伸びるおりものが確認できたら、排卵日が極めて近づいている可能性が高いということです。

おりものを観察する

普段から、おりものを、こまめに観察すると、予測しやすくなります。数ヶ月、継続して観察すると、その変化がよくわかってきます。

ただし、正確な排卵日を知るには、基礎体温の計測、排卵検査薬、病院で超音波検査をおこなうと、正確にわかってきますので、うまく活用してください。

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