妊活中の男性が【やってはいけないこと】
2025年03月28日

鍼灸院に来られた妊活中の患者様に「やってはいけないこと」をよくに聞かれることがあります。今回は妊活中の男性がやってはいけないことについて詳しく解説をしていきたいと思います。
目次
妊活中の男性【やってはいけないこと】は、ストレス(睡眠不足)
「睡眠不足」は精子の質を下げる
睡眠が足りないと、男性ホルモンである「テストステロン」が減少し、精子の数や運動量が低下します。
毎日6時間未満の睡眠は、精子のDNA損傷リスクも上げるため、妊活中は7〜8時間の睡眠を確保しましょう。
「ストレス」はホルモンバランスを崩す
仕事や人間関係のストレスが続くと、自律神経が乱れ、男性ホルモンの分泌が減少します。その結果、精子の活動が低下し、受精能力が下がります。
妊活中は、ウォーキングや趣味の時間を取り入れ、リラックスすることが大切です。
【やってはいけない生活習慣】が精子の質を下げる
喫煙・飲酒
男性も女性も、やってはいけないことの一番大切なことは、喫煙です。
喫煙は血管を収縮させ、血流の悪化を招き、勃起障害や精子の減少などを引き起こす可能性があります。
タバコに含まれる有害物質は精子のDNAを傷つけ、運動能力を低下させます。妊活中の男性は禁煙するのがベストです。
さらに副流煙は、パートナーの卵子に悪影響を与える可能性があるため、妊活中は禁煙する事が大切です。周りに迷惑をかけることは、やってはいけないことです。
また、飲酒も精子の質に影響を与えます。特に大量のアルコール摂取はテストステロンの分泌を減少させるため、適量(1日ビール1杯程度)に抑えましょう。
サウナや長風呂はNG
精子や精巣は熱に弱い為、下半身は温めてはいけません。精子の質を低下させる原因となるため気をつけましょう。
- 長風呂、サウナは避ける
- 長時間座りっぱなしはNG
- 膝の上で長時間パソコンを使用しない
妊活中の男性にとって、長時間下半身を温めることは、やってはいけないことです。サウナや長風呂で体を温めすぎると、精巣の温度が上がり、精子の生産量が低下します。
湯船につかる時間は10〜15分程度にし、サウナは控えるのが良いでしょう。
身につけるものや習慣が影響する
きつい下着はNG
締め付けの強い下着やスキニーパンツを履くと、男性器付近の血流が悪くなり、精巣の温度が上昇し、精子の生成を妨げます。妊活中の男性は、通気性の良いボクサーパンツやトランクスを選びましょう。
自転車のサドルや、自動車やバイクの長時間乗車など、やってはいけないことになりますので、気をつけるようにしましょう。
妊活中の男性にとって、下半身を圧迫することは、やってはいけないことです。
オナニーのしすぎに注意
適度なオナニーは問題ありませんが、頻度が多すぎると精子の数が減少し、受精能力が下がる可能性があります。
毎日のように精液を排出すると、質の良い精子が作られる前に出してしまうことになります。妊活中は、2〜3日に1回のペースを意識すると良いでしょう。
無理な禁欲(オナニー)
無理な禁欲はやってはいけないこと。定期的な射精を意識しましょう。
射精の間隔が空き過ぎると、精子が古くなり溜め込みすぎると劣化してしまいます。定期的な射精を意識しましょう。
古い精子は運動率が落ちてしまうため、特に妊活中の男性は2〜3日ごとに射精を行うと良いでしょう。逆に間隔が0日だと、精子の数が減ってしまうため注意してください。
精子は作られてから時間が経つほど質が低下します。精子は毎日作られるので、適度なタイミングで射精し、新しく元気な精子を保つようにしましょう。
【まとめ】妊活中の男性が【やってはいけないこと】
妊活は、女性だけでなく男性の生活習慣も大きく影響します。特に、睡眠不足・ストレス・喫煙・飲酒・サウナ・長風呂・きつい下着・オナニーの頻度などは、精子の質を下げる原因となるため、注意が必要です。
☆妊活中に意識するべきポイント
- 睡眠は7〜8時間確保する
- ストレスをため込まない(リラックスする時間を作る)
- 禁煙し、飲酒は控えめにする
- サウナや長風呂を避ける
- 締め付けの強い下着をやめ、通気性の良いものを選ぶ
- オナニーの頻度を調整する
妊活は夫婦二人で協力して進めるもの。男性の生活習慣が改善されることで、妊娠しやすい体づくりができるため、今日からできることを一つずつ始めてみましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。