妊活中における【オナニー】(男性・女性)
2024年11月2日
【この記事でわかること】
- 妊活中のオナニー(男女別)の影響
- 排卵日と精子・性行為の関係
- ストレスとの関係や注意点、頻度の目安
この記事では、「妊活中にオナニーはしてもいいの?」という疑問に対して、医学的な視点や体験談を交えながら詳しく解説しています。妊娠を希望しているカップルにとって、性生活やタイミングはとても大切ですが、その中で「オナニーは妊娠に悪影響なのでは?」と不安になる方も多いはず。
この記事は、そんな疑問を持つ方や、妊活ストレスを少しでも軽減したい方におすすめです。
結論として、妊活中でも適度なオナニーは悪いことではなく、心身のリラックスに役立つこともあります。
本文中には、男性と女性それぞれの注意点や頻度の目安、実際のエピソードなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!


妊活中にオナニー
妊活中にオナニーをすることに、問題があるのかどうか気になる方も多いかと思います。



精子への影響
実際のエピソード①:男性側のストレスと「ほどよいオナニー」で妊活が前向きに
夫・Kさん(33歳)のケース/妊活歴8ヶ月/奥様と二人三脚で妊活中
Kさんは、妊活を始めた当初「排卵日には必ず性交をしないと」というプレッシャーから、精神的に疲れてしまったそうです。
プレッシャーのせいで、排卵日当日にうまく勃起できず、夫婦喧嘩に発展したこともあったとのこと。
そんなとき、泌尿器科の医師から「排卵日付近以外のオナニーは問題なし。むしろストレス解消になるなら積極的にしていい」とアドバイスを受け、罪悪感がなくなったそうです。
実際に、排卵日を意識して数日前からオナニーを控えつつ、それ以外の時期はリラックス目的で行うようにしたところ、心の余裕が生まれ、夫婦のコミュニケーションも良好に。
その後半年で自然妊娠が分かり、現在は安定期に入っているとのこと。
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実際のエピソード②:女性の自己理解が「妊活のヒント」に
女性・Nさん(36歳)のケース/妊活歴1年半/初めての妊活で戸惑い多め
Nさんは、タイミング法を1年以上続けていたものの、なかなか妊娠に至らず焦りを感じていました。
婦人科に相談する中で、医師から「オーガズムの経験が少ない人は、膣周辺の血流が悪いことがある」という話を聞いたことをきっかけに、「オナニー=恥ずかしいもの」という考えを見直すように。
自分の体と向き合う意味でオナニーを試みた結果、「自分はこのタイミングで体温が上がる」「排卵期のおりものの変化がここだと分かる」など、自分のサイクルに対する理解が深まったと感じたそうです。
今では、妊活アプリと併用して、自分の体調の記録の一部として、オナニー後の気分やおりものの状態もメモしているとのこと。
実際のエピソード③:ストレスフルな妊活生活の中で「罪悪感を減らした」
夫婦ともに多忙・Hさんご夫婦(共働き/30代後半)
Hさん夫婦は、仕事が忙しくタイミングをとるのもままならない生活でした。
特に夫のTさんは、排卵日近くに限って「疲れていて乗り気になれない」「義務的でイヤだ」と感じていたといいます。
あるとき、夫婦で妊活の進め方を話し合い、「日常的に無理せず気分転換としてオナニーするのもアリ」という共通認識を持つように。
夫婦の間での罪悪感がなくなり、「今日はムリしなくていいよ」と言い合える関係に変化。プレッシャーが減り、自然とタイミングも取りやすくなったそうです。
結果的に、1年半後に第一子を授かりました。
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【よくある質問と回答】妊活中におけるオナニー(男性・女性)自慰行為

1. 妊活中の男性はオナニーを控えたほうが良いですか?
A. 適度であれば問題ありませんが、排卵期直前は控えると精子の質が向上する可能性があります。
- 連日の射精は精子濃度や運動率を一時的に低下させる場合があります
- 2〜3日程度の禁欲期間で精子数や運動率が改善する報告があります
参考文献: 日本泌尿器科学会「男性不妊症診療ガイドライン 2024年版 」
2. 妊活中の女性がオナニーをすることは着床に影響しますか?
A. 基本的には着床には影響しませんが、排卵直後〜着床期は骨盤内の血流や子宮収縮の影響を考慮し、強い刺激は避けるのが無難です。
- オーガズムによる子宮収縮は一時的で、通常は着床に影響しないとされます
- ただし、着床期に子宮環境が不安定な場合(ホルモン値低下など)は医師に確認を
3. 着床時期に性行為をしても大丈夫ですか?
A. 健康な妊娠過程では問題ありませんが、不妊治療中や流産リスクが高い方は医師の判断が必要です。
- 通常の性行為では着床障害は起きにくい
- 子宮収縮や感染リスクを避ける目的で医師が制限を指示することがあります
出典: 日本産科婦人科学会「産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2023」
4. 妊活中の男性のオナニー頻度はどれくらいが理想?
A. 個人差がありますが、2〜3日に1回程度の射精が精子の質を保ちやすいとされます。
- 射精間隔が短すぎると精子濃度が低下、長すぎると老化精子が増える傾向
5. 妊活中にオナニーや性行為を避けたほうが良いケースは?
A. 以下の場合は控えることが推奨されます。
- 医師から安静指示が出ている(着床不全治療後、流産リスクが高いなど)
- 感染症の症状がある
- 不妊治療直後で子宮環境が安定していない
参考文献: 日本生殖医学会「不妊症 Q&A 」
妊活中のオナニーは、適度であれば健康や妊活に悪影響を及ぼすものではありません。むしろ、リラックスやストレス解消に役立つことがあります。
妊活中は心と体のバランスが重要であり、オナニーがリフレッシュや気分転換の手段となるなら、無理に控える必要はありません。
男性のオナニー(自慰行為)
男性の場合、オナニー自体は精子の質に大きな影響を与えませんが、排卵日が近づいた際のオナニーはタイミングを意識して控えることで、性交時の精子量を確保することが望ましいです。
女性のオナニー(自慰行為)
女性の場合、オナニーが妊娠に直接的な影響を与えることはありませんが、ストレス軽減や自分の体の理解に役立つため、健康的な範囲で楽しむことが妊活にも良い影響を与えるでしょう。
妊活中のオナニーは適度な頻度で行い、疲労が残るほどの頻繁な行為は避けることが大切です。
リラックスしながら妊活に取り組むことで、より健やかな体と心を保つように心がけましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。





















