【卵子の寿命】最長で何日?受精可能時間は?
2025年03月29日

【この記事でわかること】
- 卵子の寿命はどれくらいか
- 受精できる時間帯(受精可能時間)
- 妊娠しやすいタイミングの取り方
本記事では、「排卵日は合っているのに妊娠しない…」という方に向けて、卵子の寿命と受精のタイミングに関する基本情報を詳しく紹介しています。
妊活中で「タイミングが合っていないのでは?」と不安な方や、妊娠の確率を高めたい方に特におすすめの記事です。
結論として、卵子が受精できる時間は排卵後6〜12時間と非常に短く、排卵前から精子を待機させておくことが重要です。
目次
【卵子の寿命】とは?最長どれくらい?
「卵子の寿命」は最長で何日?
卵子の寿命はとても短く、排卵されてから最長で24時間(1日)しか生きられません。これは、卵子が排卵された瞬間からカウントが始まり、その後、精子と出会わなければ自然に消えてしまうからです。
一般的に「卵子の寿命は短い」と言われるのは、この24時間という短さにあります。
さらに、受精できる時間はもっと短く、排卵から約6〜12時間ほどしかありません。そのため、妊娠を望む場合は、この短い時間を意識することがとても重要になります。
→体験談:
「排卵日ぴったりにタイミングを取ったのに、妊娠できなかった…」と相談に来た30代女性。話を聞くと、排卵当日の夜に1度だけ性交をしていたそうです。卵子の寿命は24時間でも、実際に受精できるのは6〜12時間ほど。この微妙なズレが、妊娠につながらなかった可能性があります。
卵子の寿命が短い理由
卵子は、 体内で卵巣に長い間蓄えられた状態から、排卵のタイミングで飛び出します。しかし、一度体外(卵管内)に出てしまうと酸素や栄養を直接受け取れないため、すぐに弱ってしまうのです。
また、卵子は「老化しやすい細胞」でもあります。長い時間が経つと、受精する力(受精能力)がどんどん低下し、やがて完全に受精できなくなります。そのため、 受精可能時間はごくわずかになってしまうのです。
【受精可能時間】とは?
「受精可能な時間」はどれくらい?
卵子が受精できる時間(受精可能時間)は、排卵後の6〜12時間です。この時間を超えると、卵子はどんどん弱り、受精能力を失っていきます。
しかし、精子は女性の体内で3〜5日間生きられるため、排卵より前に性行為をしておけば、精子が卵管で卵子を待っている状態になります。これを利用すると、妊娠の確率を高めることができます。
→体験談:
「排卵日が近づいたら毎日タイミングを取るようにしたら、ようやく妊娠できました」と語る40代女性。以前は排卵日の“当日狙い”だったものの、精子が先に卵管でスタンバイしている方が妊娠率が高いと知り、タイミングを前倒しに変更。結果、自然妊娠につながったそうです。
受精のためのベストタイミング
妊娠の可能性を高めるためには、以下のタイミングで性行為をするのが理想的です。
- 排卵日の2日前〜排卵日当日にかけて
- 精子を卵管で待機させるため、排卵前のタイミングで性行為を行う
- 排卵日が不明な場合は、基礎体温や排卵検査薬を活用する
このように、精子の寿命を活用することで、短い卵子の寿命を補うことができます。
よくある質問と回答
Q1. 卵子の寿命は何時間くらいですか?
A. 卵子の寿命は排卵後最長24時間程度ですが、受精できるのは6〜12時間ほどといわれています。そのため、排卵直後ではなく排卵前にタイミングを取るのが理想です。
Q2. 排卵日当日にタイミングを取れば妊娠しやすいですか?
A. 排卵日当日も妊娠のチャンスはありますが、排卵の2日前~当日までの間が最も妊娠しやすいタイミングです。精子をあらかじめ卵管内に待機させておくのがポイントです。
Q3. 精子の寿命はどれくらいですか?
A. 精子は女性の体内で3〜5日程度生きることができます。排卵日前に性行為を行うことで、卵子が排卵された際に受精の準備が整っている状態を作れます。
Q4. タイミング法で毎日性交をした方が良いですか?
A. 毎日でなくても問題ありません。排卵の2日前から排卵日にかけて1〜2回のタイミングで、質の高い精子を維持しつつ妊娠率を高める方法がおすすめです。
Q5. 排卵日が分からないときはどうしたらいいですか?
A. 基礎体温の記録や排卵検査薬の使用がおすすめです。どちらも排卵日の予測に役立ち、ベストなタイミングでの性行為の判断材料になります。
まとめ:【卵子の寿命】最長で何日?受精可能時間は?
卵子の寿命は最長で24時間ですが、受精できる時間はわずか6〜12時間しかありません。しかし、精子の寿命は 3〜5日と長いため、排卵日前に性行為をしておくことで受精の可能性を高めることができます。
妊娠を望む場合は、 排卵日を把握し、適切なタイミングで性行為を行うことが重要です。基礎体温の変化や排卵検査薬を活用し、自分の排卵日をしっかり把握することで、より高い確率で妊娠することができます。
また、卵子の質を保つためには、バランスの良い食事・規則正しい生活・ストレスを減らすことも大切です。妊娠を希望する場合は、体調管理にも気をつけながら、最適なタイミングでの受精を目指しましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。