排卵出血と無排卵出血の違いとは?
2025年03月5日

目次
排卵出血と無排卵出血の違いとは?
生理以外の出血があると、「これって大丈夫?」と不安になりますよね。特に「排卵出血」と「無排卵出血」は名前が似ているため、違いが分かりにくいかもしれません。
今回は、両者の違いを分かりやすく解説し、それぞれの特徴や対策についてお伝えします。
排卵出血とは?
排卵出血の仕組み
排卵出血とは、排卵期に起こる少量の出血のことです。排卵の際にホルモンバランスが変化することで、子宮内膜の一部が剥がれ落ち、出血が起こります。
排卵出血の特徴
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タイミング:生理開始から約14日前後(生理周期が28日の場合)
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出血量:少量(おりものに血が混じる程度)
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色:薄いピンク色や茶色
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期間:1~3日程度
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痛み:軽い下腹部痛を伴うことがある
排卵出血は健康な女性にも起こる生理現象であり、特に問題はありません。
無排卵出血とは?
無排卵出血の仕組み
無排卵出血は、排卵が起こらない状態で発生する不規則な出血です。ホルモンバランスが乱れ、子宮内膜が正常に厚くならず、不安定な状態のまま剥がれ落ちるために起こります。
無排卵出血の特徴
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タイミング:不規則で、生理予定日と関係なく発生
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出血量:多いことがある(普通の生理と同じくらい、またはそれ以上)
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色:赤色~茶色
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期間:数日~1週間以上続くことがある
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痛み:あまり感じないことが多い
無排卵出血は、ホルモンバランスの乱れが原因のため、注意が必要です。放置すると不妊の原因になることもあります。
排卵出血と無排卵出血の違いと対策
主な違いのまとめ
項目 | 排卵出血 | 無排卵出血 |
---|---|---|
原因 | 排卵によるホルモン変化 | ホルモンバランスの乱れ |
タイミング | 排卵期(生理開始から約14日前) | 不規則 |
出血量 | 少量 | 多め |
色 | ピンク~茶色 | 赤色~茶色 |
継続期間 | 1~3日程度 | 数日~1週間以上 |
痛み | 軽い下腹部痛のこともある | ほとんどない |
対策と注意点
排卵出血の場合
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出血が少量で短期間なら心配なし
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体を冷やさないようにし、ホルモンバランスを整える
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生理周期を記録し、出血のパターンを把握する
無排卵出血の場合
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出血が長引く場合は婦人科を受診
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規則正しい生活を心がける(睡眠、食事、ストレス管理)
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基礎体温を測り、排卵の有無をチェック
まとめ:排卵出血と無排卵出血の違いとは?
「排卵出血」と「無排卵出血」は、名前は似ていますが原因や特徴が大きく異なります。排卵出血は排卵に伴う自然な現象ですが、無排卵出血はホルモンバランスの乱れが原因で、不妊につながる可能性もあるため注意が必要です。
排卵出血は、生理周期の真ん中あたりに少量の出血があり、特に心配する必要はありません。
一方で、無排卵出血は不規則で、出血量が多かったり、長期間続くことがあるため、生活習慣の改善や医師の診察が必要になることがあります。
「排卵出血 無排卵出血」「生理以外の出血」「ホルモンバランス 乱れ」「妊娠しやすいタイミング」などが気になっている方は、まずは基礎体温を測り、自分の体のリズムを知ることが大切です。
そして、気になる症状があれば、早めに婦人科を受診し、適切なアドバイスを受けましょう。
健康な体を維持するために、毎日の生活習慣を見直し、ストレスを減らすことも大切です。自分の体をしっかり観察し、異変があれば早めに対処しましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。