排卵出血中の子作りって、妊娠しにくい?

2024年11月6日

排卵出血について

今回は排卵出血とは何なのか、排卵出血があったら妊娠しにくいのか、排卵出血中は妊娠しやすいのか?子作りしにくいのか等、排卵出血全般についてご説明していきます。

このような症状はありませんか?

生理と生理の間で2~3日ほど出血があったり、生理ではない時期におりものに血が混じっていたりしたことはありませんか?

生理予定日よりも2週間前後早く来る出血は『排卵出血』である可能性が高いです。

 

排卵出血とは

排卵出血とは、排卵の期間に、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が大きく変化し、この影響で子宮内膜の一部が剥がれ落ちて出血が起こる事をいいます。

出血量は少なく、ほとんどの方は1~3日で終わることが多いです。

出血量が多い場合や、1週間以上出血が続く場合、痛みが強い場合は婦人科を受診しましょう。

 

排卵出血があると妊娠しにくい?妊娠の確率は?

排卵出血があると妊娠しにくい?子作りしにくい?

排卵出血と妊娠には直接的な関係はなく、排卵出血があるからといって妊娠しにくくなることはありません。排卵出血中の子作りも大丈夫です。

排卵期出血は生理周期に問題がなくても起こるため、排卵期に数量、3日以内に終わるようであれば、生理的なものなので問題はありません。

 

逆に、排卵出血中は妊娠しやすい

排卵出血は、排卵の前から起こり、高温期が来ると止まります。

排卵出血は生理的なものなので、排卵出血中であっても子作りをすることができます。逆に、排卵日の可能性が高い為、排卵出血中は妊娠しやすいとも言われています

 

排卵出血中の妊娠確率&可能性

妊娠する可能性があるのは、排卵日の6日前から排卵日の1日後ほどになります。その時期に性行為をし、妊娠する確率は29歳以下の女性で約30~50%くらいと言われています。

 

不正出血があると妊娠しにくい?

不正出血があると妊娠しにくい?

不正出血があると妊娠しにくいという訳ではないですが、不正出血の原因によっては妊娠しにくくなる可能性もあります

排卵出血以外の不正出血を起こす原因としては、妊娠に関するもの、ホルモン異常によるもの、炎症からくるもの、良性・悪性の腫瘍によるものが考えられます。

  • 妊娠に関するもの…着床出血、子宮外妊娠、流産など
  • ホルモン異常によるもの…月経異常や卵巣期機能不全など
  • 炎症からくるもの…クラミジア・トリコモナスなどの病原菌感染、膣部びらん、萎縮性膣炎など
  • 良性の腫瘍…子宮筋腫・ポリープ等の腫瘍
  • 悪性の腫瘍…子宮頚がん、子宮肉腫、子宮体がん、卵巣腫瘍、膣がんなど

生理期間以外で出血が1週間以上続くようであれば一度婦人科を受診しましょう。

 

排卵出血の量・色は?特徴について

排卵出血の量・色は?

排卵出血の量は、おりもの程度、下着に少しつく程度が標準で、生理ほど多くはありませんおりものシートを使用すれば問題ないくらいの量です。

排卵出血の色は、おりものに血が混じる程度からピンクや赤、茶色など個人差があります

不正出血の可能性も

  • 量が多くダラダラ続く
  • 長時間下腹部の痛みが続く
  • 出血が1週間以上続く
  • 痛みが強い

などの症状がある場合は、排卵出血以外の不正出血の可能性が高くなります。

上記のような症状に心当たりがある場合は早めに病院を受診しましょう。

 

まとめ:排卵出血中は、妊娠しにくい?

排卵出血とは、排卵期にエストロゲン(女性ホルモン)の変化によって子宮内膜が一部剥がれ落ちることで起こる軽い出血のことです。

通常、1~3日で終わり、出血量も少ないため心配はいりません。ただし、出血量が多い場合や1週間以上続く場合、強い痛みがある場合は婦人科を受診してください。

排卵出血があっても妊娠しにくくなることはありませんむしろ、排卵出血が起こるタイミングは排卵日付近である可能性が高く、妊娠しやすい時期と言えます

ただし、排卵出血以外の不正出血は、ホルモン異常や感染症、腫瘍などが原因である場合もあるため、注意が必要です。

排卵出血の色や量は個人差がありますが、おりものに血が混じる程度からピンク、赤、茶色などさまざまです。

不正出血の可能性が疑われる症状(量が多い、痛みが強い、長期間続くなど)がある場合は、早めに病院を受診しましょう。

排卵出血の特徴を理解し、自分の体調を見守ることが大切です。

 

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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
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