AMH検査は意味がない?
2025年03月5日

AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査は、女性の「卵巣予備能(卵子の残りの数)」を調べるための検査です。しかし、「AMH検査は意味がない」と言われることもあります。
なぜそのように言われるのか、詳しく解説していきます。
目次
AMH検査の基本と役割
AMHとは?
AMHとは、卵巣内にある卵胞から分泌されるホルモンです。血液検査でAMHの値を測ることで、卵巣にどれくらい卵子が残っているのかを推測できます。
AMH検査でわかること
AMH検査は、女性の「卵巣の年齢」を知る手がかりになります。一般的に、AMHの値が高いほど卵子の数が多く、低いほど少ないとされています。
そのため、不妊治療の計画を立てる際に参考にされることが多いです。
AMH検査が意味がないと言われる理由
妊娠しやすさとは関係がない
AMHの数値が低くても、妊娠できる可能性は十分にあります。
AMHは「卵子の数」を示しますが、「卵子の質」まではわかりません。そのため、AMHが低くても健康な卵子があれば妊娠することができます。
AMH値は変動することがある
AMHの値は、生活習慣や体調によって変動することがあります。
例えば、ストレスや栄養状態によって一時的に低くなることがあるため、単純に「低い=妊娠できない」と決めつけるのは間違いです。
AMH検査をどう活用すべきか?
目的を理解して受ける
AMH検査は、「妊娠できるかどうか」を判断するものではなく、「卵巣の状態を知るための目安」です。過度に一喜一憂せず、正しく活用することが大切です。
他の検査と組み合わせる
卵巣の状態を知るためには、AMH検査だけでなく、超音波検査やホルモン検査(病気や異変などを見つけるため)など、複数の検査を組み合わせることが重要です。医師と相談しながら、総合的に判断することが大切です。
まとめ:AMH検査は意味がない?
「AMH検査は意味がない」と言われる理由は、AMHの数値だけでは「妊娠できるかどうか」がわからないためです。しかし、卵巣の状態を把握するための目安としては有効な検査です。
大切なのは、AMHの数値に一喜一憂せず、医師と相談しながら他の検査と組み合わせて総合的に判断することです。
また、AMHの値が低くても妊娠する可能性は十分にあるため、過度に不安になる必要はありません。
「AMH検査 意味ない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、それは検査の目的を正しく理解していないためです。
正しい情報を知り、必要に応じて医師と相談しながら、妊活や不妊治療を進めていくことが大切です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。