AMH検査は意味がない?
2025年03月16日

「AMHが低いって言われたけど、もう妊娠は無理なの?」
そんなふうにショックを受け、不安になってしまったことはありませんか?
AMH(抗ミュラー管ホルモン)の検査は、卵巣にどれくらい卵子が残っているかを推測するためのものですが、その意味や正しい捉え方が分からず、必要以上に落ち込んでしまう方も少なくありません。
ネットで「AMH検査は意味がない」という情報を見ると、さらに混乱してしまうかもしれません。
でも、AMHの値=妊娠できる・できない、ではありません。この記事では、「なぜAMH検査が意味がないと言われるのか」をわかりやすく解説し、検査をどう活用すればいいか、実際の事例も交えてご紹介します。
目次
AMH検査の基本と役割
- (AMHとは?)……AMHとは、卵巣内にある卵胞から分泌されるホルモンです。血液検査でAMHの値を測ることで、卵巣にどれくらい卵子が残っているのかを推測できます。
- (AMH検査で「わかること」とは?)……AMH検査は、女性の「卵巣の年齢」を知る手がかりになります。一般的に、AMHの値が高いほど卵子の数が多く、低いほど少ないとされています。そのため、不妊治療の計画を立てる際に参考にされることが多いです。
【AMH検査が意味がない】と言われる理由
AMH検査が意味がない!と言われる「理由」
- (妊娠しやすさとは関係がない)……AMHの数値が低くても、妊娠できる可能性は十分にあります。AMHは「卵子の数」を示しますが、「卵子の質」まではわかりません。そのため、AMHが低くても健康な卵子があれば妊娠することができます。
- (AMH値は変動することがある)……AMHの値は、生活習慣や体調によって変動することがあります。例えば、ストレスや栄養状態によって一時的に低くなることがあるため、単純に「低い=妊娠できない」と決めつけるのは間違いです。
→体験談:
36歳のKさんは、AMHが「0.4」と非常に低く、「自然妊娠は無理」と言われて落ち込みました。しかし諦めず、漢方や鍼灸で体調を整え、タイミング法を継続。半年後、自然妊娠が判明し、無事に元気な女の子を出産しました。AMHが低くても、卵子の質や生活習慣次第で妊娠できることを実感したそうです。
AMH検査は「卵巣年齢の目安」
AMH検査は「卵巣年齢の目安」であり、AMHの数値だけでは妊娠できるかどうかを直接的に判断することはできません。
AMH検査をどう活用すべきか?
- (目的を理解して受ける)……AMH検査は、「妊娠できるかどうか」を判断するものではなく、「卵巣の状態を知るための目安」です。過度に一喜一憂せず、正しく活用することが大切です。
- (他の検査と組み合わせる)……卵巣の状態を知るためには、AMH検査だけでなく、超音波検査やホルモン検査(病気や異変などを見つけるため)など、複数の検査を組み合わせることが重要です。医師と相談しながら、総合的に判断することが大切です。
→体験談:
40歳のMさんは、AMHが「2.5」と年齢の割に高く、「まだ大丈夫」と安心していましたが、なかなか妊娠には至りませんでした。医師の勧めでホルモン検査や超音波を受けたところ、排卵に問題があることが判明。AMHの値だけでは妊娠力は測れないと気づき、不妊治療を本格的に開始。3度目の人工授精で妊娠しました。
まとめ:AMH検査は意味がない?
「AMH検査は意味がない」と言われる理由は、AMHの数値だけでは「妊娠できるかどうか」がわからないためです。しかし、卵巣の状態を把握するための目安としては有効な検査です。
大切なのは、AMHの数値に一喜一憂せず、医師と相談しながら他の検査と組み合わせて総合的に判断することです。
また、AMHの値が低くても妊娠する可能性は十分にあるため、過度に不安になる必要はありません。
「AMH検査 意味ない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、それは検査の目的を正しく理解していないためです。
正しい情報を知り、必要に応じて医師と相談しながら、妊活や不妊治療を進めていくことが大切です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。