AMH値1以下【AMHが低い】その原因とは?
2025年03月21日
【この記事でわかること】
- AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは何か
- AMH値が低くなる原因と改善のための対策
- AMHが1以下でも妊娠の可能性を高める方法
本記事では、AMH値が1以下と診断され「もう妊娠は無理なの?」「どうすればいいの?」と不安になっている方へ向けて、AMHの基礎知識や数値が低くなる原因、妊娠の可能性を高める方法について詳しく解説しています。
特に、「クリニックでAMHが低いと言われて不安」「年齢や時間的リミットに焦りがある」「卵の質を高めたい」と悩んでいる方におすすめの内容です。
結論として、AMHが低くても妊娠の可能性は残されています。重要なのは「卵の数」より「卵の質」と「卵巣の環境」です。
本文中には、実例紹介や鍼灸・食事・生活習慣改善のポイントなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
このような症状はありませんか?

- クリニックでAMHが低い(1以下)と言われたが、何をしていいか分からない…
- 妊娠できないかもしれないと、不安になる…
- 卵子の残りが少ない(AMHが低い)ので焦ってしまう…
- タイムリミットが迫っていて、年齢が気になる…
- AMHについてよく知らなくて不安…
AMHについて


AMHとは?
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣の中にある「卵子のもと」となる細胞から分泌されるホルモンです。
この数値が高いと卵巣の中に多くの卵子が残っていると考えられ、低いと卵子の数が少ない可能性があります。AMH検査は、一般に「卵巣年齢」を測ると言われています。
→実例:35歳女性、AMH0.9の診断とその後
東京都在住の35歳女性Aさんは、1年以上自然妊活をしていたものの妊娠に至らず、不妊外来を受診。AMH検査の結果は「0.9」でした。
医師からは「数が少ないので、体外受精を早めに検討したほうがよい」と言われ、ショックを受けました。
彼女はその後、以下のような対策を実践:
- 就寝時間を22時前に調整
- 鍼灸と漢方で血流改善
- 糖質制限とタンパク質中心の食事
- スマホ時間を減らし、ストレス管理
約半年後、2回目の体外受精で無事妊娠。AMH値は変わらなくても、「卵の質が良くなったのでは」と医師に言われたそうです。
「AMHが低い」どうなる?

AMHが低いと、妊娠のしやすさに影響が出ることがあります。特に「妊活中だけどなかなか妊娠しない」という人は、AMHの値をチェックするとよいでしょう。
ただし、AMHが低くても自然妊娠する人もいます。検査の結果が良くなかった(AMHが低い)としても、数少ない残りの卵子の中に、生命力がある質の良い卵がある事と、その卵を育てる力が卵巣にある事が何より大切です。
生命力のある受精卵が1つあれば、赤ちゃんを授かる可能性があります。なので、たとえAMH値が低かったとしても諦めないで下さい。
卵巣の血流を良くし卵をちゃんと育てられるように、少しでも元気に保つことを心がけましょう。
【AMHが低い=卵の数が少ない】について

AMHが低い=「卵の数が少ない」
AMHとは抗ミューラー管ホルモンと呼ばれ、成長過程に放出される女性ホルモンの一種です。
AMHを測ると、『卵巣の中に卵子が、後どのくらい残っているか(数)』を調べることができます。
今後の治療方針を決める上で、重要な指標となるホルモン検査で、最近測っている病院が増えてきています。
AMH数値が高いと、良い卵子に出会える率が上がるので妊娠には有利です。しかし、AMHの数値=卵の質ではありません。
数値が低いからといって、卵の質まで悪いということではないのです!!
AMHが低い(数値が0)状態

AMHが低い(数値が0)状態でも、妊娠・出産した例はあります。数は少なくても、「卵の質」が良ければ可能性はあります。AMHだけにこだわり過ぎるのは、良くないです。
卵の質は年齢との関連が強いと言われていて、一般的には年齢が上るにつれて卵の質が落ちていきます。
鍼灸では、この妊娠にとって重要な「卵の質」を良い状態になるように施術をしています。
*卵は薬を飲んだからといって、質が良くなるわけではありません。
AMHが低い【原因】とは?

AMHが低い「原因」
低AMHの考えられる原因は以下の通りです。
- 過度なダイエット
- 朝食抜き
- 飲酒
- やせ過ぎor肥満
- 糖質過多
- 就寝時間(12時以降に就寝)
- 貧血
- 橋本病(TSH2.5以上)
- 夜勤が多い、勤務時間が不規則(起床時間がバラバラ)
- 過度な運動、過度な筋トレを継続している
- 卵巣の手術を経験している
しかも、これらが継続していると、さらに悪化していくようです。
その他の「原因」
年齢による影響…AMHの数値は、年齢とともに自然に低下します。特に30代後半から40代にかけて大きく減少し、閉経に近づくとほとんど分泌されなくなります。そのため、早めの妊活が推奨されることが多いです。
生活習慣の影響…食生活の乱れ、ストレス、睡眠不足、過度なダイエットなどもAMHの低下につながる可能性があります。特にタバコは卵巣機能を低下させると言われており、妊活中の人は禁煙を心がけましょう。
→実例:30歳女性、過度な筋トレとプロテイン中心生活でAMH低下
30歳女性Bさんは、見た目も筋肉質で非常に健康的でしたが、AMHは0.6。理由を探る中で、極端な糖質制限と筋トレ中心の生活が判明。
毎日プロテイン中心で、炭水化物はほとんど摂らず、体脂肪率も14%台と非常に低かったのです。栄養士と協力して、炭水化物や鉄分をバランスよく摂る食事に変更し、トレーニングも週5→週2に調整。
3ヶ月後、排卵が整い、AMH値は0.9に上昇。自然妊娠に成功しました。
よくある質問と回答(FAQ)

Q1. AMHが1以下だともう妊娠できないの?
A. AMHが1.0以下でも妊娠は可能です。AMHは「卵子の数の目安」ではありますが、妊娠に最も大切なのは「卵の質」です。たとえ卵子の数が少なくても、質の良い卵が排卵・受精できれば妊娠の可能性は十分あります。
Q2. AMHを上げる方法はありますか?
A. AMHの数値そのものを上げることは難しいですが、卵巣機能や卵の質を改善することは可能です。栄養バランスの取れた食事、睡眠、ストレスケア、鍼灸、運動などで卵巣環境を整えることが重要です。
Q3. AMHが低くても自然妊娠できますか?
A. はい、可能です。AMHが低くても毎月排卵があり、良好な卵子が育てば自然妊娠の可能性はあります。特に年齢が若ければ卵子の質が良いことも多く、自然妊娠に成功している例も多くあります。
Q4. AMHが低いと体外受精しか方法がないの?
A. AMHが低い=すぐに体外受精が必要というわけではありません。年齢や他の検査結果、排卵状況などを総合的に判断して治療法を選びます。自然妊娠を目指す方には、体質改善から始める選択肢もあります。
Q5. AMHが下がる原因には何がありますか?
A. 加齢のほか、過度なダイエット、ストレス、喫煙、糖質過多、不規則な生活、卵巣手術歴などが関与します。これらの習慣は活性酸素を増やし、卵巣機能を低下させることがあるため、生活習慣の見直しが大切です。
関連記事:妊活中にセルフでお灸~おすすめのツボで着床率を上げる~
【まとめ】AMH値1以下【AMHが低い】その原因とは?

AMHが低くても、できることはたくさんある!
- 卵子に大切なのは、量より質
- AMHが低くても妊娠はできる
これらを踏まえて、身体を整えるために鍼灸をうまく活用してください。
必要に応じて、生活習慣(適度な運動・バランスの良い食事・質の良い睡眠・ストレス対策など)のアドバイスもさせて頂いております。AMHが低くてお悩みなら当院にお任せを!
AMHが低い「原因」
- AMHを低下させるのは、年齢と活性酸素
- 活性酸素を増やすのは、ストレスや生活習慣の乱れ
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内の卵子の数を知る目安となる重要なホルモンです。AMHの数値は加齢とともに低下し、特に30代後半から40代で大きく減少します。しかし、年齢以外にも食生活の乱れやストレス、喫煙などがAMHの低下に関係することがあります。
AMHが低くても妊娠できる可能性は十分にあります。まずは、食生活を改善し、ストレスを減らすことが大切です。さらに、必要に応じて不妊治療を検討し、医師と相談しながら最適な方法を選びましょう。
妊活は一人で悩まず、専門家の力を借りながら前向きに取り組むことが大切です。AMHが低いと感じたら、早めに検査を受け、今できることから始めていきましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。











