AMHが低い人の特徴とは?
2025年03月3日

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣の中にある卵子の数を示す指標です。AMHの数値が低いと、妊娠しにくくなることがあります。ここでは、AMHが低い人の特徴や原因、改善方法について分かりやすく解説します。
目次
AMHが低い人の体の特徴
月経周期が短くなることがある
AMHが低いと、卵子の数が少ないため排卵のサイクルが早まり、月経周期が短くなることがあります。一般的に、生理が24日以下の短い周期でくる場合は、卵巣の予備能(卵巣に残っている卵子の数)が低下している可能性があります。
生理の量が減ることがある
AMHが低下すると卵巣の機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌も少なくなり、生理の量が減ることがあります。
以前よりも生理の出血量が少なくなったと感じる場合は、AMHの低下が考えられる可能性があります。
AMHが低くなる主な原因
加齢による卵子の減少
年齢を重ねると、卵子の数は自然に減少していきます。特に35歳を過ぎると、卵子の減少スピードが加速し、AMHの値も低下しやすくなります。
生活習慣の影響
ストレスや睡眠不足、栄養バランスの悪い食事、過度なダイエットなどが卵巣の働きを悪くし、AMHの低下につながることがあります。
また、喫煙やアルコールの過剰摂取も卵巣に悪影響を与えるため注意が必要です。
AMHが低い人でもできる対策
食事改善
卵巣の機能をサポートするためには、栄養バランスの良い食事をとることが大切です。
特に、大豆製品(豆腐・納豆・味噌など)、ビタミンE(アーモンド・かぼちゃ・うなぎ)、鉄分(レバー・ほうれん草)を意識して摂ると良いでしょう。
適度な運動 & 良質の睡眠
血流を良くするために、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れるのがおすすめです。また、成長ホルモンの分泌を促すために、夜更かしは避け、7~8時間の睡眠を確保しましょう。
まとめ:AMHが低い人の特徴とは?
AMHが低い人の特徴として、月経周期が短くなる、生理の量が減るといった体の変化が見られます。AMHの低下の主な原因は加齢や生活習慣の乱れにあります。特に35歳を過ぎると卵子の数が急激に減るため、早めの対策が重要です。
AMHの数値が低くても、栄養バランスの良い食事をとる、適度な運動をする、しっかり睡眠をとることで、卵巣の機能をできるだけ保つことができます。また、婦人科で定期的に検査を受け、自分の体の状態を知ることも大切です。
AMHが低いからといって、すぐに妊娠できないわけではありません。自分の体を知り、できることを続けることで、妊娠の可能性を高めることができます。正しい知識を持ち、早めの行動を心がけましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。