卵子の質を上げる(妊活)お灸 ~効果的なツボ~
2024年07月6日

「何をやっても卵子の質が上がらない」「もう時間がないのに結果が出ない」
妊活中、そんな不安や焦りを感じていませんか?
タイミング法や体外受精など、さまざまな方法を試しているのに思うようにいかないとき、「自分の卵子の質が悪いのでは?」と悩む方は少なくありません。
でも、卵子の質は変えられないわけではありません。体の巡りや冷えを整えることで、卵巣や子宮の環境を改善し、少しずつでも変化を感じられることがあります。
この記事では、東洋医学の知恵をもとに、卵子の質を高めるためにおすすめのお灸とツボをわかりやすくご紹介します。自然なアプローチで体を整えたい方、ぜひ参考にしてみてください。
目次
卵子の質を上げる【妊活】お灸
卵子の質を上げる
質の良い卵子を育てるには体内環境を整えることが重要です。そこで大事になる場所は、主に卵巣や子宮です。
卵子を胚盤胞まで成長させ、着床まで良い状態を保つには卵巣や子宮の血流をよくすることが大切です。
血流は、身体にリラックス効果を与えることで血管が広がり、血液の流れをよくすることができます。
血流を良くすることは、体内の循環を良くすることにも繋がりホルモンの運搬などもスムーズに行うことが可能です。
卵子の質を上げる「お灸」
血流をよくするためにおすすめなのが、身体にお灸をすることです。
お灸には身体表面や内面を温める効果だけではなく、血管を広げリラックス効果をもたらす副交感神経を優位にさせる働きがあります。
血流をよくすることが卵巣や子宮に栄養をスムーズに運ぶことにつながり、また同時に卵巣や子宮を温めることもできますので、より質の良い卵子を育てるにはお灸はとてもおすすめです。
事例:35歳の女性(妊活歴1年)
病院で「卵子の成長が遅い」と言われ、お灸を日常に取り入れたところ、2ヶ月後の診察で「卵胞の育ちがスムーズになってきた」と医師から評価されたそうです。
卵子の質を上げる【妊活】ツボへのお灸
太谿(たいけい)
ツボの場所は、内くるぶしの頂点とアキレス腱の間にあります。
太谿にお灸をすることで卵巣や子宮への血液循環がよくなります。
このツボにお灸をすることで冷えてしまっている内臓を温め、子宮内膜や卵子の質の改善に効果があるといわれています。
事例:
冷え性が強かった30代女性
不妊治療と並行して、太谿に毎晩お灸を実践。3ヶ月後、基礎体温が安定し、病院で「子宮内膜が厚くなってきた」と言われたという体験談が。
妊活や不妊に効果のある【ツボ】
関元(かんげん)
ツボの位置は、おヘソから指4本ぶん下のところにあります。
体の元気を取り戻し、卵巣と子宮の機能回復◎
事例:
体力の低下を感じていた40代女性
関元にお灸を始めたところ「生理前のだるさが軽減し、活力が戻ってきた」と語っています。
中極(ちゅうきょく)
ツボの位置は、おヘソから指5本ぶん下のところにあります。
骨盤内の血液循環の改善と卵巣と子宮の機能回復◎
事例:
生理周期がばらついていた女性(32歳)
中極を中心に週3回お灸を続けた結果、3ヶ月後に周期が整い始めたと喜んでいました。
子宮(しきゅう)
…子宮機能の活性化や生理不順、不妊症にも効果があります◎
ツボの位置は、中極から指4本ぶん横にいったところにあります。
事例:
不妊治療中の主婦(38歳)
鍼灸院の勧めで子宮のツボにお灸を始め、半年後のタイミング法で妊娠が判明したそうです。
照海(しょうかい)
ツボの位置は、足の内くるぶしの頂点から親指1本ぶん下のところにあります。
子宮機能の回復◎
三陰交(さんいんこう)
ツボの位置は、足の内くるぶしの頂点から指4本ぶん上の脛骨際にあります。
生理痛や生理不順、ホルモンバランスを整える効果があります◎
事例:
冷えが強く、PMSがひどかった女性(29歳)
三陰交に毎日5分のお灸を続けたところ、次第に生理前の不調が軽減し、イライラやむくみが楽になったと話しています。
血海(けっかい)
ツボの位置は、内側のひざのお皿の角から指2本ぶん上のところにあります。
血の滞りや血行不良の改善、ホルモンバランスの乱れによる不妊症に効果があります◎
着床しやすくなる【ツボ】
→より着床しやすくするために、排卵前に使うと効果的なツボ
足三里(あしさんり)
ツボの位置は、外のひざのお皿(下の角のところ)から指4本ぶん下のところにあります。
事例:
40代前半で体外受精に挑戦していた女性
足三里と三陰交にお灸を併用したところ、2回目の採卵で良好胚がとれ、着床にも成功。
三陰交(さんいんこう)
上記のツボと同じです。
陰陵泉(いんりょうせん)
ツボの位置は、内くるぶしから脛骨内側の際を指で上にたどっていき、指のとまるところにあります。
上記3つのツボは、排卵の促進や質の良い卵子を育てるためにお灸をすると効果的なツボです。
着床のサポート効果のある【ツボ】
外関(がいかん)
ツボの位置は、腕外側の真ん中。手首から指3本ぶん上のところにあります。
照海(しょうかい)
上記とツボと同じです。
大衝(たいしょう)
ツボの位置は、足の親指と人差し指の間を指でたどり、指の止まったところにあります。
上記3点のツボは、子宮に血液を循環させ着床のサポートが期待されるツボです。
【まとめ】卵子の質を上げる【妊活】お灸
お灸には身体表面や内面を温める効果だけではなく、血管を広げリラックス効果をもたらす副交感神経を優位にさせる働きがあります。
血流をよくすることが卵巣や子宮に栄養をスムーズに運ぶことにつながり、また同時に卵巣や子宮を温めることもできますので、より質の良い卵子を育てるにはお灸はとてもおすすめです。
卵子の質を上げるツボ
・太谿(たいけい)
妊活や不妊に効果のあるツボ
・関元(かんげん)
・中極(ちゅうきょく)
・子宮(しきゅう)
・照会(しょうかい)
・三陰交(さんいんこう)
・血海(けっかい)
着床しやすくするツボ
・足三里(あしさんり)
・三陰交(さんいんこう)
・陰陵泉(いんりょうせん)
着床のサポート効果のあるツボ
・外関(がいかん)
・照会(しょうかい)
・大衝(たいしょう)
上記を参考にご自身で出来そうな方はお家でやってみて下さい。ご自分で出来る自信がない方は鍼灸院へ足を運んでみて下さい。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。