卵子の質を上げる(改善する)お灸 ~効果的なツボ~
2024年07月3日
目次
卵子の質を上げる(改善する)
卵子の質を上げる
質の良い卵子を育てるには体内環境を整えることが重要です。そこで大事になる場所は、主に卵巣や子宮です。
卵子を胚盤胞まで成長させ、着床まで良い状態を保つには卵巣や子宮の血流をよくすることが大切です。
血流は、身体にリラックス効果を与えることで血管が広がり、血液の流れをよくすることができます。
血流を良くすることは、体内の循環を良くすることにも繋がりホルモンの運搬などもスムーズに行うことが可能です。
卵子の質を上げるお灸
血流をよくするためにおすすめなのが、身体にお灸をすることです。
お灸には身体表面や内面を温める効果だけではなく、血管を広げリラックス効果をもたらす副交感神経を優位にさせる働きがあります。
血流をよくすることが卵巣や子宮に栄養をスムーズに運ぶことにつながり、また同時に卵巣や子宮を温めることもできますので、より質の良い卵子を育てるにはお灸はとてもおすすめです。
卵子の質を上げる(改善する)ツボ
太谿(たいけい)
ツボの場所は、内くるぶしの頂点とアキレス腱の間にあります。
太谿にお灸をすることで卵巣や子宮への血液循環がよくなります。
このツボにお灸をすることで冷えてしまっている内臓を温め、子宮内膜や卵子の質の改善に効果があるといわれています。
妊活や不妊に効果のあるツボ
関元(かんげん)
ツボの位置は、おヘソから指4本ぶん下のところにあります。
体の元気を取り戻し、卵巣と子宮の機能回復◎
中極(ちゅうきょく)
ツボの位置は、おヘソから指5本ぶん下のところにあります。
骨盤内の血液循環の改善と卵巣と子宮の機能回復◎
子宮(しきゅう)
…子宮機能の活性化や生理不順、不妊症にも効果があります◎
ツボの位置は、中極から指4本ぶん横にいったところにあります。
照海(しょうかい)
ツボの位置は、足の内くるぶしの頂点から親指1本ぶん下のところにあります。
子宮機能の回復◎
三陰交(さんいんこう)
ツボの位置は、足の内くるぶしの頂点から指4本ぶん上の脛骨際にあります。
生理痛や生理不順、ホルモンバランスを整える効果があります◎
血海(けっかい)
ツボの位置は、内側のひざのお皿の角から指2本ぶん上のところにあります。
血の滞りや血行不良の改善、ホルモンバランスの乱れによる不妊症に効果があります◎
着床しやすくなるツボ
→より着床しやすくするために、排卵前に使うと効果的なツボ
足三里(あしさんり)
ツボの位置は、外のひざのお皿(下の角のところ)から指4本ぶん下のところにあります。
三陰交(さんいんこう)
上記で書いたツボと同じです。
陰陵泉(いんりょうせん)
ツボの位置は、内くるぶしから脛骨内側の際を指で上にたどっていき、指のとまるところにあります。
上記3つのツボは、排卵の促進や質の良い卵子を育てるためにお灸をすると効果的なツボです。
→着床のサポート効果のあるツボ
外関(がいかん)
ツボの位置は、腕外側の真ん中。手首から指3本ぶん上のところにあります。
照海(しょうかい)
上記で書いたツボと同じです。
大衝(たいしょう)
ツボの位置は、足の親指と人差し指の間を指でたどり、指の止まったところにあります。
上記3点のツボは、子宮に血液を循環させ着床のサポートが期待されるツボです。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。