生理中に眠い! これって寝た方がいいの?
2025年04月1日

目次
生理中に眠くなるのはなぜ?
ホルモンの変化が原因
生理中に強い眠気を感じるのは、体内のホルモンバランスが変化するためです。生理前から生理が始まると、プロゲステロン(黄体ホルモン)が急激に減少し、体の調子が乱れます。その結果、眠気やだるさが強くなることがあります。
また、生理中はエストロゲン(卵胞ホルモン)も減るため、自律神経が乱れやすくなり、睡眠のリズムが崩れたり、深い眠りをとりにくくなることも。これが「寝ても寝ても眠い」と感じる原因です。
貧血や血流の変化も影響
生理中は血液が体外に排出されるため、一時的に鉄分が不足し、貧血になりやすくなります。貧血になると、脳に十分な酸素が届かなくなり、ぼーっとしたり、強い眠気を感じることがあります。
また、生理中は血流が悪くなるため、体全体のエネルギー供給が減り、だるさや異常な眠気を引き起こすことも。特に仕事中や授業中に「眠くて集中できない」と感じる人は、この影響を受けている可能性があります。
生理中に眠気を軽減する方法
無理せずしっかり寝る
「生理中は寝た方がいいの?」という疑問に対する答えは「YES」。ホルモンバランスが崩れている時期は、無理をせずしっかり睡眠をとることが大切です。
特に、昼寝を取り入れると効果的です。短時間(15~20分)でも仮眠を取ることで、頭がスッキリし、仕事や勉強の効率が上がります。ただし、長く寝すぎると夜の睡眠に影響するので注意しましょう。
食事と運動で改善
眠気を軽減するためには、食事と運動も大切です。特に以下の栄養素を意識して摂ると、貧血やだるさが改善されます。
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鉄分(レバー、赤身の肉、ほうれん草など)
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ビタミンB群(卵、納豆、玄米など)
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たんぱく質(鶏肉、豆腐、魚など)
また、軽いストレッチやウォーキングをすると、血流が良くなり、眠気やだるさが軽減されます。特に、朝日を浴びながらの散歩は、体内時計をリセットし、眠気対策に効果的です。
まとめ:生理中に眠い! これって寝た方がいいの?
生理中に異常な眠気を感じるのは、ホルモンバランスの変化や貧血が原因です。特に、プロゲステロンの減少や血流の変化によって、強い眠気やだるさが出やすくなります。
この眠気を軽減するには、無理せず睡眠をとることが重要です。短時間の昼寝や、就寝前のリラックスタイムを作ることで、睡眠の質を向上させましょう。また、鉄分やビタミンB群を意識した食事や、軽い運動を取り入れることで、貧血や血流の悪化を防ぐことができます。
「生理中 眠い だるい」「仕事に支障」「眠気 異常」などの悩みを抱えている人は、自分の体の声を聞きながら、無理せず休むことを意識してみましょう。生理中の眠気とうまく付き合うことで、日常生活を快適に過ごせるようになります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。