【産後の貧血】(めまい、倒れるなど)いつまで続くの?ピークはいつ?
2024年07月1日

目次
産後の貧血(めまい、倒れるなど)について
産褥期とは
産褥期(さんじょくき)とは、赤ちゃんを分娩した後に、母体が妊娠前の状態に戻るまでの期間のことを言います。一般的には、出産後6~8週間を産褥期としています。
産後(産褥期)の貧血について
妊娠中から女性は、血液を通してお腹の赤ちゃんに栄養と酸素を送っているので、母体は鉄分不足になりがちです。
出産時にも出血があるため、産後は更に貧血になる方が多くなります。(めまい、倒れる、立ちくらみなど)
貧血は母親の健康だけでなく、赤ちゃんの成長にまで影響するので、しっかり学んで改善していきましょう。
なぜ産後(産褥期)は、貧血になりやすいの?授乳が原因?
出産時に多くの血液が使われる為、一時的に貧血気味になりますが、産後(産褥期)に貧血になる一番の理由は『赤ちゃんへの授乳』です。
母乳は血液が乳房の中の毛細血管に取り込まれて作られるので、鉄分をはじめ、様々な栄養素が含まれています。
ママの体の中から赤ちゃんへと鉄分が分け与えられるため、授乳が貧血の大きな原因にもなるのです。
また、産後は急に子宮が収縮しますが、これが上手くいかない場合は、出血量が増加して貧血を招く『子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)』になる恐れがあります。
【産後の貧血】いつまで続く?
産後の貧血はいつまで続く?授乳が関係するの?
産後の貧血がひどい方も多いのですが、産後の貧血はいつまで続くの?とよく聞かれます。
一般的に産後の最初の生理は、授乳(母乳)している方は早く、ミルクを上げている方は遅いです。
- 授乳(母乳)をしていないと早い方で、産後2~4ヶ月
- 授乳(母乳)をしている方で、産後8ヶ月~1年程度
で月経が再開します。
月経が再開すると、鉄の失うスピードがさらに早くなり、貧血症状が酷くなる方もいます。
産後の貧血がいつまで続くのかは、個人差がありますが、産後1~2年は特に貧血に気をつけた方が良いでしょう。
産後の貧血(立ちくらみ、めまい)に注意
産後に貧血が続くと、母親自身も疲れやすく気分がすぐれなかったりします。
貧血でない女性に比べると、産後のうつ発症のリスクが1.63倍も上がるとも言われています。
産後のメンタル不調は長引くほどリスクが高くなりますので、立ちくらみ(めまい)や貧血の症状が続く方は、婦人科を受診するようにしましょう。
産後 貧血のピークはいつ?
産後 貧血のピーク
産後の貧血は、多くのママが抱える悩みの一つです。出産による大量の出血や、妊娠中からの鉄分不足が原因で、産後1~2週間頃に貧血の症状がピークを迎えることが多いとされています。
この時期は体が出産のダメージから回復する途中であり、特に授乳中のママは鉄分や栄養が不足しやすく、貧血症状が悪化することがあります。
疲れやすさ、めまい、息切れなどが現れたら、無理をせず早めに対処しましょう。
産後の貧血のピークを乗り越えよう!
産後の貧血のピークを理解し、適切なケアを行いましょう。育児の負担を軽減しつつ、体の健康を維持していきましょう。
症状が強い場合は早めに医療機関に相談することをおすすめします。
産後の貧血で倒れないように【改善方法】
産後の貧血の多くは『鉄分乏性貧血』
産後の貧血の多くは『鉄分乏性貧血』です。鉄分を摂ることで酸素が全身に届けられ、貧血症状の改善が期待できます。
また、赤血球を作り出す時に使われる葉酸を摂ることも意識しましょう。
- 鉄分を多く含む食材…ほうれん草、あさり、ひじき、レバーなど
- 葉酸を多く含む食材…緑黄色野菜、海藻類、大豆製品など
※鉄分・葉酸と一緒にビタミン(特にビタミンC)を摂ると、吸収が高まるので効果的です。
産後は赤ちゃんの母乳が優先になってしまい、自分はパンやおにぎりなど主食のみになり栄養が偏りがちです。
お味噌汁や炊き込みご飯、スープ、サンドイッチなど、1品料理でもたくさんの栄養素が摂取できるメニューなど召し上がってみてはいかがでしょうか。
産後のホルモンバランス
妊娠するとホルモンバランスは大幅に変化しますが、出産後も身体を元の状態に戻すためにホルモンバランスが大幅に変化を起こします。
この変化は出産後、最初の生理を迎えるころに落ち着いてきますが、バランスが戻るまでの期間には個人差があります。
ホルモンバランスの変化は自律神経のバランスを乱し、
- 吐き気、めまい、立ちくらみ、クラクラする、倒れる
- 頭痛、肩こり
- だるさ等の症状を起こしやすくなります。
他にも、イライラや不安、うつなどの精神的な症状を起こすことがあります。
鉄分不足は女性ホルモンが減少しますので、ホルモンバランスを整えるためにも鉄分を摂取していきましょう。
【まとめ】産後の貧血(めまい、倒れるなど)いつまで続くの?
産褥期とは
赤ちゃんを分娩した後に、母体が妊娠前の状態に戻るまでの期間のことで、一般的には、出産後6~8週間のこと。
産後(産褥期)の貧血
出産時にも出血があるため、産後は更に貧血になる方が多くなります。(めまい、倒れる、立ちくらみなど)
なぜ産後(産褥期)は、貧血になりやすいの?授乳が原因?
産後(産褥期)に貧血になる一番の理由は『赤ちゃんへの授乳』です。
母乳は血液が乳房の中の毛細血管に取り込まれて作られるので、鉄分をはじめ、様々な栄養素が含まれています。
産後の貧血はいつまで続く?授乳が関係?
一般的に産後の最初の生理は、授乳(母乳)している方は早く、ミルクを上げている方は遅いです。
- 授乳(母乳)をしていないと早い方で、産後2~4ヶ月
- 授乳(母乳)をしている方で、産後8ヶ月~1年程度
で月経が再開します。
産後の貧血がいつまで続くのかは、個人差がありますが、産後1~2年は特に貧血に気をつけた方が良いでしょう。
産後 貧血のピークはいつ?
出産による大量の出血や、妊娠中からの鉄分不足が原因で、産後1~2週間頃に貧血の症状がピークを迎えることが多いとされています。
疲れやすさ、めまいなどが現れたら、無理をせず休みましょう。
産後の貧血のピークを乗り越える
産後の貧血のピークを理解し、育児の負担を軽減しつつ、適切なケアを行いましょう。
産後の貧血の多くは『鉄分乏性貧血』になっている
産後の貧血の多くは『鉄分乏性貧血』です。
赤血球を作り出す時に使われる葉酸を摂ることも意識しましょう。
- 鉄分を多く含む食材…ほうれん草、あさり、ひじき、レバーなど
- 葉酸を多く含む食材…緑黄色野菜、海藻類、大豆製品など
産後はホルモンバランスが大幅に変化
妊娠するとホルモンバランスは大幅に変化しますが、出産後も身体を元の状態に戻すためにホルモンバランスが大幅に変化を起こします。
ホルモンバランスの変化は自律神経のバランスを乱し、
- 吐き気、めまい、立ちくらみ、クラクラする、倒れる
- 頭痛、肩こり
- だるさ等の症状を起こしやすくなります。
他にも、イライラや不安、うつなどの精神的な症状を起こすことがあります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。