不正出血と生理の違い(見た目では分からない)
2024年09月6日

目次
不正出血と生理の違い(見た目では分からない)
不正出血とは、生理じゃない時に起こる出血のことですが、生理と不正出血はどちらも性器からの出血で、見た目だけではわかりません。
生理は、子宮内膜が剥がれ落ちて性器から排出されるものです。
通常は生理以外の時に出血することはありませんので、不正出血があった場合は子宮や卵巣の病気などの可能性も考えられます。
不正出血と生理の【見分け方】(見た目では分からない)
不正出血と生理の違い
- 生理…剥がれ落ちた子宮内膜と不要になった血液が排出されること。
- 不正出血…生理期間以外での性器からの出血のこと。
見た目では分からない
経血の色や量、においなどで不正出血と生理を見分けることはできません。
生理以外の出血は全て不正出血といい、大量だったり、腹痛や腰痛、性交痛、排尿痛、性器の痒み、発熱などがある時は、必ず病院を受診しましょう。
不正出血の期間
排卵期出血や中間期出血は、排卵時期に合わせて起こる出血です。この出血は生理開始日と開始予定日の中間に起こり、通常4日以内に止血します。
それ以上続く場合や、出血量が多い場合などは婦人科を受診しましょう。
不正出血が長期間出血が止まらなかったり量が多かった場合は、子宮頸がんやその他の深刻な病気の症状の可能性もありますので、必ず婦人科を受診しましょう。
不正出血は痛みなし?
不正出血は痛みがない場合やほんの少しお腹が痛い程度で、ほとんどは2~3日でおさまりますので心配ありません。
不正出血で痛みが続いたり強い痛みがある場合は、子宮内膜症や子宮頸がんなど、何らかの病気の可能性がありますので、婦人科を受診することをおすすめします。
不正出血のセルフチェック
以下の項目は不正出血のセルフチェックとなります。
- 下着に少量の血がついている
- 茶色のおりものが出ている
- 月経や排卵出血以外での鮮血の出血
- 生理期間外での出血が1日でおさまった。あるいは2日以上続いている
- 閉経後の出血
- 痛みや痒みを伴う出血
以上で1つでも該当する場合は、不正出血となります。
また「閉経後の出血」「痛みや痒みを伴う出血」に該当される場合は、緊急性の高い不正出血の可能性がありますので必ず婦人科を受診しましょう。
生理と不正出血を見分けるには
生理周期は、一般的には25~28日で基礎体温の変化が見られます。
また生理不順の場合も必ず基礎体温の変化がありますので、日常的に基礎体温を記録することで、生理と不正出血を見分けることができます。
経血と不正出血の見分け方
経血は色や粘度も様々です。そして経血の色が変化することは一般的なことです。これは生理の重さやホルモンバランスの変化により生じます。
健康的な経血の場合
- 経血が黒っぽい、または茶色
- 経血が真っ赤、または赤黒い
- 経血がピンク色
不正出血の場合
- 経血がオレンジ色
- 経血が灰色
- 経血が水っぽい
- 経血が塊になる
- 経血中に膜のようなものが混ざる
経血が月によって少しずつ違いがあること自体は問題ありませんが、色や粘度がいつもと大きく変化がある場合には婦人科を受診するようにしましょう。
【まとめ】不正出血と生理の違い(見た目では分からない)
不正出血と生理の違い:見分け方と注意点
不正出血は、生理期間以外に性器から出血することで、見た目では生理との区別がつきません。
生理は子宮内膜が剥がれ落ちて排出されるもので、通常は月経周期に合わせて起こります。一方、不正出血は病気や体調不良のサインである場合があるため、注意が必要です。
不正出血の特徴と原因
不正出血の原因には、排卵期出血、着床出血、ストレス、性感染症、または子宮筋腫やポリープなどがあります。
特に、腹痛や痒み、発熱などが伴う場合や閉経後の出血は注意が必要です。
排卵期出血は排卵時期に少量の出血が見られる自然な現象ですが、長期間続く場合や量が多い場合は婦人科を受診しましょう。
セルフチェックのポイント
不正出血を見分けるには、生理周期や基礎体温を記録することが有効です。
また、下着に血がついたり、茶色いおりものや普段と異なる経血の色や粘度が見られる場合も要注意です。不正出血の可能性がある場合は放置せず、婦人科での診察を受けましょう。
病気の可能性と対応
不正出血が止まらない場合、子宮筋腫や子宮がん、性感染症などの病気が疑われることがあります。
特に、痛みや悪臭を伴う場合、また出血量が多い場合は緊急性が高いため、速やかに医師の診察を受けることが重要です。
不正出血は女性の体調や健康に関わるサインであることが多いため、異常を感じたら早めに専門家の診断を受けることをおすすめします。
関連記事
この記事に関連するページ
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。