性行為(セックス)後の腹痛(下痢など)
2024年09月5日
目次
性行為後の腹痛(下痢)でお困りの女性について
性行為後の腹痛(下痢)でお困りですか?
性行為後の腹痛(下痢)を経験したことのある女性は、少なくないと思います。
恥ずかしくて人に言えないという女性、病院に行くほどではないかな?と悩んでいる女性のために、今回は性行為後の腹痛(下痢)についてご説明いたします。
性行為後の腹痛(下痢)には色んなケースがある
性行為後の腹痛(下痢)は、セックスの直後だけではなく、数日経ってから痛みを感じる方や、数十分、数時間で痛みが治まる方もいますし、数日痛みが続くという方もいる等、様々なケースがあります。
また、病気に繋がるケースとそうでないケースもあるので、自分はどれに当てはまるかチェックしてみて下さい。
性行為後の腹痛(下痢など)の原因
排卵による痛み
性行為の前後に排卵が起こることで、排卵痛が長引くことがあります。
通常1~2日で自然に治りますが、排卵の時に卵巣から出血して「卵巣出血」という病気が起こってしまうと、痛みは1~2週間続くことがあります。
便秘
子宮や膣のすぐ近くに腸があるため、便秘により腸に便の塊があると、性行為の時やその後に下腹部に痛みを感じることがあります。
下痢
性行為後に下痢が続く場合、原因としてウイルス性胃腸炎、感染性腸炎、過敏性腸症候群など、様々な疾患が考えられます。
クラミジアもその一つですが、不安な場合はパートナーと2人で病院で検査しましょう。
オーガズムによる症状
セックスで強くオーガズムに達した場合、オーガズム後症候群という病気によって腹痛が出ることがあります。
これはオーガズムの際に分泌されるオキシトシンという物質が影響している事や、子宮収縮が起こることでそれが関連していると言われています。
オーガズム後症候群の場合、オーガズムのあったセックスでは毎回同じような腹痛が出現するのが特徴です。
腹痛以外にも、倦怠感や頭痛などの症状が出てくることもあります。持続時間は個人差があり、すぐに回復する人もいれば、数日ほど症状が継続する人もいます。
性感染症
クラミジアや淋病(りんびょう)といった、性感染症による骨盤内腹膜炎が腹痛の原因になっている可能性があります。性感染症の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
子宮・卵巣の周りの疾患
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 卵巣や子宮の炎症・卵巣出血
- 卵巣嚢胞
- 性交後膀胱炎
- 膣痙攣
- 過敏性腸症候群
以上の疾患は、性行為後に腹痛を感じる可能性があります。
パートナーと体位が合っていない
初セックスや、久しぶりのセックス、パートナーとの体位が合っていなかったりすると、挿入が深すぎて、周囲の臓器に刺激や圧が加わる等で、行為後に痛みを感じるようになります。
また、挿入時に腸への刺激が強かった場合、下痢などの症状を伴うこともあります。
性行為後の腹痛(下痢)を放置すると
性行為後の腹痛を放っておくと、痛みが酷くなったり、病気が進行したり、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともあります。
よくあることですので、少しでも違和感を感じたら恥ずかしがらずにパートナーに相談し、婦人科を受診してみて下さい。
【まとめ】性行為(セックス)の後の腹痛(下痢など)
性行為後の腹痛(下痢など)
性行為後の腹痛(下痢など)は、セックスの直後だけではなく、数日たってから痛みを感じる方や、数十分、数時間で痛みが治まる方もいますし、数日痛みが続くという方もいる等、様々なケースがあります。
性行為後の腹痛(下痢など)の原因は?
- 排卵による痛み
- 便秘
- 下痢
- オーガズムによる症状(オーガズム後症候群の場合、オーガズムのあったセックスでは毎回同じような腹痛が出現するのが特徴)
- 性感染症(クラミジアや淋病など)
- 子宮・卵巣の周りの疾患
- パートナーと体位が合っていない
性行為後の腹痛(下痢など)を放置した場合
性行為後の腹痛を放っておくと、痛みが酷くなったり、病気が進行したり、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともあります。早めに婦人科を受診してみて下さい。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。