シート法後の過ごし方|デメリットについて解説!
2025年02月23日
【この記事でわかること】
- シート法(SEET法)の効果と着床率への影響
- シート法後の過ごし方(安静・トイレ・入浴・夫婦生活)
- シート法のメリットとデメリット
この記事では、体外受精における先進的な技術「シート法(SEET法)」について詳しく解説しています。
培養液を事前に子宮に戻すことで、着床しやすい環境を整えるこの方法の効果と注意点を紹介します。
「シート法後、どう過ごせばいいの?」「入浴や性交渉はいつからOK?」「効果が出る人と出ない人の違いは?」といった疑問を持つ方におすすめです。
結論として、シート法は着床率の向上が期待できる一方で、個人差があるため、正しい生活管理と医師との連携が重要です。
本文中では、妊娠率アップのための生活習慣、食事、注意点なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
【シート法】とは? ~メリット & デメリット~

シート法「着床率アップ」する?
シート法(SEET法)は、受精卵を培養した液体(培養液)を移植前に子宮に戻すことで、着床しやすい環境を整える方法です。
この培養液には受精卵が分泌した成分が含まれており、子宮が受精卵を受け入れる準備を整える効果があると考えられています。シート法を行うことで、通常の胚移植よりも着床率が向上する可能性があります。
シート法「メリット & デメリット」
メリット
- 着床環境を整えることで、移植後の妊娠率が向上する可能性がある
- 体への負担が少なく、比較的安全な方法
デメリット
- すべての人に効果があるわけではなく、成功率には個人差がある
- 費用がかかる(保険適用外の場合もある)
シート法後【過ごし方】 →トイレは?


安静にする?それとも普段通り?
シート法の後は過度な安静は必要ないとされています。
適度な運動は血流を良くし、着床しやすい環境を作るため、軽い散歩やストレッチ程度の運動は問題ありません。ただし、激しい運動や長時間の立ち仕事は避けた方が良いでしょう。
「トイレ」問題ない?
トイレに行くことで培養液が流れ出てしまうのでは?と心配する人もいますが、通常の排尿や排便では影響はありません。ただし、便秘になると腹圧がかかるため、食物繊維を摂るなどして予防しましょう。
【シート法後】入浴 & 夫婦生活(性交渉)について

入浴は大丈夫?
入浴についても、移植直後はシャワー程度にとどめ、数日後からぬるめのお湯で短時間の入浴を心がけましょう。
夫婦生活(性交渉)はしてもいい?
シート法後の夫婦生活(性交渉)は、移植後数日は控えた方が良いとされています。子宮の収縮を引き起こす可能性があるため、医師と相談しながらタイミングを考えることが大切です。
【シート法(SEET法)】よくある質問と回答

Q1. シート法は誰に効果がありますか?どんな人が向いていますか?
A. 特に着床不全が続いている方や、子宮内膜の状態に不安がある方に適しているとされます。
SEET法は、受精卵が分泌した物質を先に子宮に届けることで着床環境を整えるため、複数回移植しても着床しなかったケースで検討されることが多いです。
Q2. シート法を受けた後は安静にすべきですか?
A. 過度な安静は不要です。軽い散歩やストレッチなどの軽度な運動は血流を促進し、かえって着床を助けるとされています。ただし、激しい運動や長時間の立ち仕事は避けましょう。
Q3. シート法後にトイレに行くと、培養液が出てしまわないか心配です。
A. 通常の排尿・排便で培養液が流れ出る心配はありません。子宮と膀胱・腸は別構造のため問題はありませんが、便秘による腹圧上昇は避けたほうがよいので、食物繊維や水分摂取を意識しましょう。
Q4. シート法の費用はどれくらい?保険適用されますか?
A. 医療機関によって異なりますが、1~5万円前後が目安です(※2025年現在)。保険適用外となるケースが多いため、事前にクリニックで確認が必要です。着床補助として扱われるため、先進医療費として扱うこともあります。
Q5. シート法後の入浴や性交渉のタイミングはいつからOK?
A. 入浴は移植当日はシャワー程度にとどめ、翌日以降ぬるめのお湯で短時間の入浴を心がけましょう。性交渉は数日間控えるのが一般的です。子宮の収縮を避けるため、医師の指示を必ず確認してください。
まとめ:シート法後の過ごし方を意識しよう!

シート法(SEET法)は、不妊治療において着床環境を整える先進医療のひとつです。シート法後は、普段通りの生活を送りつつ、以下のポイントを意識することが大切です。
- 過度な安静は不要!軽い運動で血流を良くする
- トイレや入浴も問題なし!ただし、便秘や長風呂には注意
- 夫婦生活は控えめに!医師の指示に従いながらタイミングを考える
- 食事はバランスよく!鉄分やビタミンEを意識して摂る
- ストレスを減らす工夫をする!リラックスできる時間を作る
妊活は長い道のりになることもありますが、夫婦で支え合いながら前向きに取り組むことが成功へのカギです。焦らず、自分のペースで進めていきましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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