【胚移植後】してはいけないこと & 食べてはいけないもの
2024年05月15日

目次
【胚移植後】してはいけないこと & 食べてはいけないもの
胚移植後、受精卵が着床し、妊娠判定を待つまでの間、みなさんどのように過ごされていますか?
仕事や生活習慣など、いつもと同じように過ごしても良いのか不安になりますよね?
そこで今回は、胚移植後の過ごし方、胚移植後してはいけないこと、胚移植後に食べてはいけないものなどをご説明させて頂きます。
胚移植後【過ごし方】
よく「胚移植から妊娠判定までは安静に過ごした方が良いですか?」という質問がありますが、答えは「NO」です。
昔、胚移植が珍しかった頃は、胚移植後は出来るだけ安静にしていた方が良いという説が出回り、お布団をひきっぱなしにし、お姫様生活を送っていた方も多いようです。
しかしその後、『胚移植後の安静と妊娠率は無関係』という研究結果が広がり、「特に合併症のリスクがない場合、仕事なども普段通りの生活をして良い」となりました。
ストレスを感じないような生活を送る事が大事です。ただし、医師から安静の指示がある場合は従ってください。
胚移植後【してはいけないこと】
激しい運動(筋トレ)
激しい運動(筋トレ)は、無意識にお腹に力を入れるケースが多く、化学流産になる確率が高くなるため、胚移植後してはいけないことです。
しかし、適度な運動は血行が良くなり卵巣機能の向上が期待できますので、適度な運動で出産に向けて体力をつけていきましょう。
お腹に力を入れる
お腹に力を入れるような激しい運動は控えましょう。お腹に力を入れる(腹筋などの腹圧)トレーニング、ふんばる運動も避けておきましょう。
過度にお腹に力を入れることは、胚移植後してはいけないことです。軽いストレッチや体操などは大丈夫です。お腹に力を入れることで、下腹部に余計な刺激を与えないようにしましょう。
立ちっぱなし(立ち仕事)
普段している仕事を休む必要はないですが、長時間の立ちっぱなしの仕事などは避けておきましょう。家事やウォーキングなどの軽い運動は大丈夫です。
立ちっぱなしなどの仕事は、意外とお腹に力が入り負担になってきますので、胚移植後してはいけないことです。
アルコール(お酒)
妊娠前のアルコールは出産率を低下させ、妊娠中は胎児性アルコール症候群の原因になるため、アルコールは避けた方が良いです。胚移植後してはいけないことの一つです。
自転車、車の振動
自転車や車の振動による影響は、とてもよく質問されます。
自転車や車の振動による影響が心配になりますが、実際に妊娠への影響は明らかになっていません。振動は控えた方が良いという考えもあるようですが…。
極端な乗り方や振動(悪路を長時間走行するなど)でなければ、制限しなくても大丈夫です。
お姫様生活
移植後は皆さん、とても慎重になってお姫様生活になり、逆にストレスになってしまうケースが多々あります。普段通りの生活で大丈夫です。
胚移植後にはお姫様生活をしましょう!と聞いたことがある方もおられるかもしれません。しかし、意識しすぎずに普段通りで良いと思います。
仕事は休むべき?
仕事の内容によっては、身体への負担になるかもしれませんが、基本的には大丈夫だと思います。
立ちっぱなしやお腹に力を入れるような無理な仕事であれば、お休みして頂いても良いですが、普通にお仕事される分には問題ありませんのでご安心下さい。
無理にお姫様生活をする必要はありません。
過度に温めること(カイロ?よもぎ蒸し?セルフお灸はOK?)
移植前は温めることが身体作りになりますので、温めて頂いて大丈夫です。しかし、胚移植後は過度に温めて下腹部を刺激しない方が良いです。
カイロで長時間において下腹部を温め続けることは、胚移植後してはいけないことです。
冷えは良くないので、腹巻などでしっかり冷えから身体を守りましょう。冷房などの冷えからも身体を守ってください。
胚移植後のセルフお灸も、体調が落ち着くまでは控えておいてください。鍼灸院で信頼できる専門の鍼灸師に任せてください。
胚移植後【食べてはいけないもの】食べ物
冷たい食べ物
胚移植後に、特に食べてはいけないものはありませんが、冷たい食べ物、飲み物を摂り過ぎて身体を冷やさないようにしましょう。
お腹が冷えて、着床や妊娠成立にマイナスになるような食べ物は、食べてはいけないものです。体が冷えてしまう食事には気をつけてください。
お酒
お酒は程ほどにして、排卵日近くなったら飲まない方がベターかと思います。摂取したアルコールは、胎盤を通過して胎児の体内に流れ込みます。
胎児の発育不全につながる危険性があるため、アルコールは避けるべきです。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。