妊活中の【カイロを貼る場所】は?【カイロって良くないの?】
2024年04月18日
目次
妊活中の冷えは良くない!なぜ?
不妊症には【冷え性」が関係する理由
妊活をする上で、冷えはよくないです!何より体を冷やさない事が重要です。
冷えると血流が悪くなり、大切な臓器(子宮や卵巣など)に新鮮な血液が行き届かなくなります。
その結果、子宮や卵巣がしっかり働かなくなってしまいます。
子宮や卵巣の働きが大切
子宮や卵巣がしっかり働かないと、質の良い卵子ができない、子宮内膜が厚くならない、といったことが起こってしまいます。
温活を意識していきましょう!
妊活中にカイロを貼る場所は?
温活にはいくつかの方法がありますが、便利なアイテムにカイロがあります。
カイロを貼る場所【おへその下&仙骨】
妊活中にカイロで温める場所は、
- 【おへその下】(足先に行く大きな血管があるので、温まり易く効果的な場所)
- 尾てい骨の上あたりの【仙骨】(下半身の神経や血管が集中している場所でもあるので、足先の冷えにも効果的。また、生理痛の緩和にも効果的)
この2点(前と後)がおすすめのカイロを貼る場所です。
オススメの貼り方
冷えがきつい場合には、子宮を挟むように前後から(おへその下&仙骨)貼ります。骨盤まわりがしっかり温まり、子宮辺りの血行が良くなります。
また、首、手首、足首は冷えやすいので、カイロで温めるのも良いでしょう。デスクワークが長い人は、座布団のようにお尻に敷くタイプのカイロもおすすめです。
妊活にカイロはよくない?なぜ?
長時間において、高温で(カイロ)お腹を温めることはよくないです!子宮(赤ちゃんがいるかもしれない)が、必要以上に温かくなってしまうからです。
例えば、カイロを下着に貼っていたり…、寝る前に貼ったまま朝まで眠ってしまう…。気づかないうちにどんどん子宮の温度が上がってしまう可能性があるので、ご注意ください。
温めすぎNG
カイロでお腹を温めすぎている方が本当に多いです!
カイロで長時間、直にお腹を温めないようにお願い致します。もし貼るなら、服の上から貼って、ほんのり温かい程度にしましょう。
あまりにも高温で温め続けると汗をかいて、逆に冷えてしまうケースもあります。
受精卵がカイロの熱で弱ってしまう?
受精卵がカイロやお風呂の熱で弱ってしまう(受精卵が死んでしまう)という噂がありますが、これには医学的根拠はなく、そのような事実はないと考えられています。
温める時期
温める時期も考慮した方が良いです。排卵以降や高温期に温め過ぎると、うまく着床しにくくなったりします。
お腹や仙骨を温めるのは、低温期がおすすめです。排卵日以降は、温め過ぎにはご注意ください。
その他の【温活関係】アイテム・グッズ
腹巻
腹巻もおすすめの温活グッズです。冬はもちろん、季節の変わり目やエアコンの効いた夏も、腹巻は年中おすすめのアイテムです。
最近は市販の可愛い腹巻もありますので、お気に入りの腹巻を見つけてみましょう。
靴下
靴下は外だけでなく家でも履いておくと良いでしょう。
足首の少し上辺りには不妊症や生理不順、生理痛などに効く「三陰交」という重要なツボがあります。少し長めの靴下でツボを覆うようにしましょう。
お風呂
妊活中はシャワーで済まさず、お風呂で温まることも大切です。お湯につかると体の芯からしっかり温まり、血行が良くなり、冷え性の改善や基礎代謝も上がります。
また、お風呂でリラックスすることで自律神経が整い、ホルモンバランスも整いやすくなります。暑いお湯は避けて、40度くらいのぬるめのお湯に10分以上浸かって、しっかり温まりましょう。
代謝アップの食べ物
食べ物でも身体を温める効果があります。生姜、根菜類、玉ねぎ、にんにく、らっきょう、納豆などがおすすめです。
土に植わっている食べ物は体を温めると覚えておきましょう。逆に土の上にできる食べ物は体を冷やします。
サプリメント
栄養バランスの乱れを補うのにサプリメントはお手軽アイテムの一つです。
体を温める栄養素を含むサプリメントを選ぶのも良いでしょう。生姜、高麗人参、クコの実、たんぽぽエキスといった成分が配合されているものがおすすめです。
まとめ
冷えは生殖器系の働きを鈍らせてしまい、不妊の原因に強く関係しています
もし妊活中にカイロを貼るなら、おすすめの場所は【おへその下&仙骨】です。
しかし温めすぎはNGです。過保護にしすぎると、自力で身体(子宮や足)を温めようとする力が弱くなってしまいます。
妊活にカイロはよくない!という噂もありますが、個人的には使い方によると思います。
温める時期や温める場所を意識して、あまり過保護にしすぎずに、使い方を間違えないようにしてみてください。冷えや冷めたい外気から、大切な身体を守ってください。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。