卵管閉塞って【生理はくるの?】について解説
2024年03月4日
目次
卵管閉塞(狭窄)について
卵管閉塞(狭窄)とは
卵管とは、卵巣から子宮に伸びている管です。精子と排卵された卵子が出会って受精卵となり、その受精卵が卵管を通って子宮へ向かいます。
しかし、なんらかの理由で詰まったり、通り道が狭くなる状態を「閉塞(狭窄)」と言います。
ふさがれてしまうと、精子と卵子は出会えず、卵子が子宮にたどり着くことも出来なくなる為、治療しないと難しくなってしまいます。
卵管閉塞は、不妊症の原因の1つ
不妊症の原因の1つに卵管閉塞(狭窄)があります。卵子の通り道になる管が詰まっているために、受精できない状態です。
卵管閉塞(つまる)で、完全に妊娠が出来なくなるわけではありません。生理はくるのか?原因や症状、自然妊娠ができるのかどうかについてお話します。
卵管閉塞の【原因】
卵管閉塞の【原因】
詰まる(狭くなる)原因はいくつか考えられます。
主な原因としては細菌感染などによる炎症反応の結果として起きることがほとんどと言われています。(最近はクラミジア感染症が多いようです)
明確な自覚症状が現れない事がほとんどです。なので、気づかないうちに癒着が進行し、卵管閉塞(狭窄)になってしまいやすいのです。
その他にも、骨盤内で炎症が起こる子宮内膜症・虫垂炎なども原因であると考えられています。
閉塞すると自然妊娠はできない?
卵管は左右2本あり片方が詰まっても、片方が通っていれば可能です。
しかし両方が詰まってしまった場合には、治療をしないと可能性がなくなります。
卵管閉塞って生理はくるの?
卵管閉塞って生理はくるの?
卵管閉塞って生理はくるの?とよく質問されます。
卵管閉塞(狭窄)などのつまりがあり、卵子が子宮まで辿り着かなくても、生理(月経)はあります。
なので、生理の有無では、卵管閉鎖の判断はできません。
※生理は、生理周期に合わせて、子宮内膜が受精卵が着床しなかった場合に、脱落して血液とともに体外に排出されるものです。
卵管閉塞は、ほぼ無症状(生理は通常通り来ることが多い)
卵管閉塞(狭窄)の症状は、ほぼ無症状と言われているので、自分で気づくことはとても難しいです。不妊治療での検査により発見される方が大多数です。
卵管閉塞であっても、通常通りに生理がくるので、自分で気づくことはとても難しいのです。
卵管閉塞(狭窄)の治療法
自然妊娠を望むケース
機能を回復させるための「形成手術」を行います。
完全に閉じていない場合
生理食塩水や造影剤を注入して、詰まりを取り除く「通水法」も一つの治療法です。
治療後は自然妊娠は可能になりますが、どうしても確率は低くなってしまいます。
左右両方が詰まっている場合
卵管を通さずに、受精させる方法(体外受精)があります。
高齢の方なども、できるだけ早めに体外受精を選択肢に入れて考えるべきかと思います。
卵管閉塞の鍼灸治療
閉塞には、片側または、両側が詰まっているケースがあります。
卵管閉塞 3つのタイプ
- 気の停滞(ストレスを溜め込んでいるタイプ)
- 瘀血(普段から腹痛があり、生理時にきつくなり、塊が混じるタイプ)
- 湿邪(うすく白いおりもの、軟便、下痢しやすい)
東洋医学では、閉塞している状態を『脾虚』と捉え、診ていきます。
卵管閉塞の鍼灸治療
外科的手術をしないと、治り難いと考えられがちですが、鍼灸によってが開通し、妊娠した症例もたくさん存在します。
豊中市でお困りでしたら是非一度ご相談ください。
卵管閉塞の症例 35歳
K.S様 結婚3年目。造影検査を行い卵管閉塞が見つかった。生理はくるのか…自然妊娠はできるのか…非常に不安が多い。病院からは体外受精を勧められた。
授かりやすい体質になりたいと当院に来院。コツコツ体質を変え、施術開始5ヵ月で陽性反応が出た。体外受精3回目だった。奇跡が起きた!と非常に喜んで頂いた。
コツコツ不妊鍼灸で体質を変えたことが、非常に活きた症例だった。
【まとめ】卵管閉塞って生理はくるの?
卵管閉塞って生理はくるの?
卵管閉塞(狭窄)などのつまりがあり、卵子が子宮まで辿り着かなくても、生理(月経)はあります。なので、生理の有無では、卵管閉鎖の判断はできません。
卵管閉塞は、ほぼ無症状(生理は通常通り来ることが多い)
卵管閉塞(狭窄)の症状は、ほぼ無症状と言われているので、自分で気づくことはとても難しいです。不妊治療での検査により発見される方が大多数です。
卵管閉塞であっても、通常通りに生理がくるので、自分で気づくことはとても難しいのです。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。