子宮腺筋症【食べてはいけないもの】コーヒー、乳製品など
2024年05月24日
目次
子宮腺筋症って何?
子宮腺筋症とは?
子宮内膜の周りには子宮平滑筋(しきゅうへいかつきん)という筋肉がありますが、この筋肉の部分に何らかの原因で子宮内膜とよく似た組織ができる病気を「子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)」と言います。
子宮が大きく腫れてしまう病気で、肥満でないのにお腹が出る(ぽっこり)←腫瘤。
子宮内膜と同じように、女性ホルモンの働きによって厚くなり、生理の頃には月経となって剥がれ落ちますが、病気が進行すると子宮筋層が厚くなり、子宮が大きくなります。
子宮腺筋症の自覚症状は?
- 生理痛
- 過多月経
- 貧血
- 骨盤痛
- 肥満でないのにお腹が出る(ぽっこり)←腫瘤
などの症状が現れ、症状の軽い場合は鎮痛剤やホルモン療法で軽減できます。
重い場合は、生理を重ねるほどひどくなっていき、放置していると足や肛門にまで痛みが広がり、重度の貧血に陥る危険性もあります。
今回は、子宮腺筋症の方が、食べてはいけないもの(できるだけ避けたい食品)をご紹介していきます。
子宮腺筋症【食べてはいけないもの】コーヒー、乳製品、など
子宮腺筋症と診断された場合、食べてはいけない物(できるだけ避けたい食品)があります。
食べてはいけないもの① 動物性脂肪の多い、脂っこい物、乳製品
筋肉を収縮させる作用があり、生理痛が酷くなります。
ロース、サーロインなどの脂身、鶏皮、ラード、牛脂、ベーコン、卵、うなぎ、生クリーム、チーズ、バター、練乳、チョコレート、アイスクリームなどの乳製品。特にケーキのような乳脂肪を使った洋菓子類に多く含まれています。
子宮腺筋症の方は、食べてはいけない物(できるだけ避けたい食品)です。
食べてはいけないもの② 塩分の多い物
身体のむくみを引き起こします。
ラーメン、うどん、パスタ、牛丼、カレーライス、ちくわやハムなどの加工食品、スナック菓子など。外食や濃い味付けのお料理を好む人も注意が必要です。
子宮腺筋症の方は、食べてはいけない物(できるだけ避けたい食品)です。
食べてはいけないもの③ アルコール・コーヒー
アルコールは、肝臓のエストロゲン代謝機能を弱めます。
コーヒー(カフェイン)は鉄分の吸収を妨げ、貧血の原因になります。お腹も冷えやすくなります。
子宮腺筋症の方は、食べてはいけないもの(できるだけ避けたい食品)です。
子宮腺筋症【食べた方が良い物】豆腐、納豆など
大豆類(豆腐、納豆など)
大豆に含まれる植物性エストロゲンは、しっかりエストロゲンの効力を持ちながらも、体内で作られるエストロゲンより筋腫の増大や内膜組織の増殖作用が弱いのではないかと言われています。
豆腐、納豆、煮豆、味噌、枝豆、きな粉、豆乳、おから、ゆば、他
食物繊維
エストロゲンを吸収して体外に排出する働きがあります。
玄米、とうもろこし、大豆、納豆、さつまいも、こんにゃく、ごぼう、アスパラ、キャベツ、白菜、みかん、バナナ、きのこ類、海藻類、他
ビタミンB、ビタミンE、ビタミンB6、ミネラル
肝臓の働きを良くするのでエストロゲンの過剰摂取を妨げます。
卵、アーモンド、オリーブオイル、大豆、かぼちゃ、うなぎ、豚肉、赤身の魚、ヒレ肉、ささみ、バナナ、さつまいも、小魚、小松菜、ブロッコリー、他。
子宮腺筋症と子宮筋腫の違い
子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮の筋層にできる良性の腫瘍(筋肉のこぶ)で、よく見られる病気です。
大きさや場所によって、生理痛や月経過多、貧血の症状が見られますが、小さいものだと気付かず、妊娠時の検診で見つかることも多いです。
子宮腺筋症との自覚症状の違い
子宮腺筋症との自覚症状の違いは、生理痛の大きさです。
子宮腺筋症の痛みは次第に激しくなってゆき、ひどくなると卵巣にチョコレート嚢胞ができ、癒着が起こってくる為、生理中以外でも慢性的な痛み、性交障害、不妊症の原因となります。
生理痛が酷い、だんだん酷くなってくる、量が異常に多い、貧血、などを感じたら、我慢せず婦人科で診てもらいましょう。
【まとめ】子宮腺筋症【食べてはいけないもの】コーヒー、乳製品など
子宮腺筋症【食べてはいけないもの】コーヒー、乳製品など
- 動物性脂肪、脂っこい物…筋肉を収縮させる作用があり、生理痛が酷くなる
- 塩分の多い物…身体のむくみを引き起こす
- アルコール・コーヒー…アルコールは肝臓のエストロゲン代謝機能を弱める。コーヒー(カフェイン)は鉄分の吸収を妨げ、貧血の原因になる
子宮腺筋症【食べた方が良い物】豆腐、納豆など
- 大豆類(豆腐、納豆など)
- 食物繊維
- ビタミンB、ビタミンE、ビタミンB6、ミネラル
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。