【亜鉛の効果】女性ホルモン、自律神経、白髪、更年期→ サプリの効果が出るまで?
2024年07月18日

女性にとって亜鉛とはどのような効果があるのでしょうか?現代ではサプリメントでも容易に摂取できますが、サプリメントと食べ物では違いはあるのでしょうか?
また、飲み合わせが悪いサプリメントや副作用など、妊娠を望む女性は知っておいたほうが良いでしょう。
目次
亜鉛【女性への効果】→ 白髪防止、女性ホルモン、自律神経、更年期など
胎児や赤ちゃんは亜鉛を多く必要とするので、特に産前産後のお母さんは亜鉛不足になりやすい傾向にあります。
白髪防止
タンパク質の代謝を促し、皮膚や白髪のトラブルを改善します。皮膚や白髪への新陳代謝がどんどん進みますので、亜鉛をしっかり摂ると美肌や美髪効果に繋がります。
また、亜鉛は皮膚や髪の毛に存在する成分なので、男女とも脱毛(薄毛)や肌トラブルの症状を回避できると考えられています。
- 髪の毛が伸びるのが早くなる
- 髪の毛が太くなる
- サラサラになる
- 髪の毛が増えた
- 白髪が減った
などの効果もあるようです。
また、亜鉛が不足すると、髪の生成に必要なメラニンの生成が滞り、白髪が増える原因となります。亜鉛を適切に摂取すると、メラニンの生成が促進され、白髪の防止が期待できます。
女性ホルモンを増やす
亜鉛を摂取すると、女性ホルモンの分泌量を増やすことに繋がります。下垂体で作られる卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)は、亜鉛によって働きを高める効果があります。
FSHやLHの働きが弱いと、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量の少なくなり、
- 低温期が長くなる
- 無排卵月経
- 子宮内膜が厚くならない
- 高温期が短くなる
といった不妊に繋がる症状が現れます。妊活中の人は亜鉛不足には注意して、必要な女性ホルモンを増やしていきましょう。
自律神経を正常に保つ
亜鉛には脳の伝達物質を作る働きがあるので、亜鉛が不足するとイライラや気持ちが落ち込みやすくなります。
自律神経を正常に保つ為に、体内では亜鉛が大量に消費されてしまいます。亜鉛不足を補って、自律神経を正常に保ちましょう。
更年期障害
亜鉛はホルモンのバランスを整える働きがあります。女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こすことがあります。
更年期障害になると、亜鉛不足がホルモンバランス(女性ホルモン)をいっそう乱れさせて、症状を悪化させたりします。
亜鉛欠乏症になってしまうと更年期障害の症状が悪化することがあるため、食事やサプリメントで適度な量の亜鉛を摂取することをおすすめします。
更に亜鉛には、風邪や感染症にかかりにくくなる効果もありますので、妊活中や妊娠中にはしっかり摂取するのが良いでしょう。
亜鉛の摂り方(食べ物やサプリメント)
亜鉛を食べ物で摂取する
亜鉛は体内では作られないため、食べ物やサプリメント必要があります。
- 豚肉
- チーズ
- レバー
- 牡蠣
- 海藻類など
に多く含まれます。
亜鉛をサプリメントで摂取する
サプリメントで摂取する場合は、量に注意が必要です。亜鉛の成人女性の一日の摂取量は8mg(妊娠中11mg、授乳中12mg)です。
食べ物での摂取量は上限を気にする必要はありませんので、食べ物で十分な亜鉛が摂取できた日は、サプリメントは飲まなくても良いでしょう。
また亜鉛のサプリメントにはビタミンB1、B6も含まれている物が多くあります。
サプリメントの摂り方と飲み合わせ
サプリメントを飲むタイミングは食事の1時間前か、食後2時間後くらいが良いとされています。
亜鉛サプリメントは胃が荒れるという人もいます。その場合は食べ物と一緒に摂るのがおすすめです。
鉄やカルシウムのサプリメントと併用すると、お互いの栄養吸収を阻害すると言われていますので、避けた方が良いでしょう。
亜鉛サプリ【効果が出るまで】どれくらい?
亜鉛【効果が出るまで】どれくらい?
亜鉛の効果が出るまでの時間は、個人差があります。 一般的には、亜鉛の効果の実感が得られるまでには、数週間から数か月の摂取が必要とされています。
ただし、体質や亜鉛不足の度合い、摂取量や摂取方法などによってもバラツキがでますので、亜鉛の効果が出るまでの時間は個人差があります。
亜鉛サプリメント
亜鉛サプリメントを摂取した場合にも、効果が出るまで個人差があります。
【デメリット】亜鉛の効果
亜鉛のデメリットとしては、サプリメントの過剰摂取などの不適切な利用や、日常的に高濃度の亜鉛を摂取することで、銅の吸収阻害による鉄欠乏症(貧血、骨異常、毛髪異常、白血球減、好中球減、心血管系や神経系の異常、成長障害など)の恐れがあります。
他にも、免疫の低下や善玉コレステロールの減少などの問題も起こる可能性があります。
過剰摂取による吐き気や嘔吐、食欲不振、胃痙攣、下痢、頭痛などの副作用の可能性もありますので注意が必要です。
亜鉛の過剰摂取は、銅の欠乏や胃の不調が起こりやすいですが、日常的な食べ物からの亜鉛が過剰摂取になることはほとんどありません。適度に亜鉛の摂取をしていきましょう。
【まとめ】【亜鉛の効果】女性ホルモン、自律神経、白髪、更年期→ サプリの効果が出るまで?
女性への亜鉛の効果
- 皮膚や白髪…タンパク質の代謝を促し、皮膚や髪(白髪)のトラブルを改善します。
- 女性ホルモンの分泌量を増やす…亜鉛を摂取すると、女性ホルモンの分泌量を増やすことに繋がります。亜鉛が不足していると、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量の少なくなります。
- 自律神経を正常に保つ…亜鉛には脳の伝達物質を作る働きがあるので、亜鉛が不足するとイライラや気持ちが落ち込みやすくなります。
- 更年期障害…亜鉛はホルモンのバランスを整える働きがあります。女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こすことがあります。更年期障害になると、亜鉛不足がホルモンバランスをいっそう乱れさせて、症状を悪化させたりします。
亜鉛サプリ【効果が出るまで】どれくらい?
亜鉛の効果が出るまでの時間は、個人差があります。 一般的には、亜鉛の効果の実感が得られるまでには、数週間から数か月の摂取が必要とされています。
ただし、体質や亜鉛不足の度合い、摂取量や摂取方法などによってもバラツキがでますので、亜鉛の効果が出るまでの時間は個人差があります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。