唾液過多(よだれつわり)を止める方法(ツボ)
2025年05月30日

【この記事でわかること】
- 妊娠初期によだれ(唾液)が増える原因
- 唾液過多(よだれつわり)を和らげる方法
- 鍼灸やツボでの対処法
この記事では、妊娠初期に起こる「よだれつわり(唾液過多症)」について、原因や日常生活での対策、鍼灸やツボによるケア方法を紹介しています。
「唾液が止まらなくてつらい」「こんなつわり誰にも相談できない」と悩む妊婦さんにおすすめです。
結論として、唾液過多を完全に止めるのは難しいですが、食事の工夫やツボ刺激、鍼灸などで症状を軽減することは可能です。
本文中では、照海や腎兪などの効果的なツボや、外出時の工夫、体験談も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
妊娠すると唾液過多(よだれつわり)になるの?
妊娠初期の唾液過多(よだれつわり)とは?
あまり知られていませんが、妊娠初期のつわりには「よだれつわり」と言われる、唾液が大量に出る症状があります。
唾液過多がひどくて、夜中に、よだれつわりで寝れないケースもあります。
サラサラした唾液が大量に出る
飲み込めないほど大量のサラサラした唾液が常に出続けている状態で、「唾液過多症」とも呼ばれています。
【原因】なぜ妊娠初期に起きるの?
妊娠初期は女性ホルモンの増加によって、唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が多くなることで起こります。
→体験談:
30代前半のAさんは妊娠8週目からよだれつわりが始まり、1日に何度も吐き出さないと気分が悪くなるほど唾液が増加。夜も唾液で目が覚め、眠れない日々が続いたといいます。産婦人科で相談し、鍼灸と生活対策を取り入れてから少しずつ症状が緩和しました。
唾液過多(よだれつわり)になるとどうなる?
唾液過多(唾液が増える)になると
- 常に口の中がネバネバしている
- 唾液が気持ち悪くて飲み込めない
- 飲み込むと気分が悪くなる
- せき込む
- 唾液が増えるので、唾液を出すと、のどが乾く
といった症状の人も多く、夜中も唾液が溜まってしまいなかなか寝れない人もいます。
唾液を飲み込める場合も、唾液の量が増えて飲み込む回数が増えると、空気も一緒に飲み込んでしまい、げっぷやおならも増えてしまったりします。
よだれつわりは日常生活にはとても厄介なもので、人によっては出産まで続くこともあります。
いつ治まるの?
よだれつわりも一般的なつわりと同じく、12~16週目あたりで治まると言われていますが、安定期に入っても治まらず、そのまま出産まで続く人も多いです。
つわりがあまりに酷いと、母子共に健康に影響が及び、流産の危険性も出てきます。
気分が悪く、食事や水分もとれないなど、つわりの症状が重症化した場合は、入院治療する必要がありますので、我慢せず医師に相談しましょう。
それでは、唾液過多(よだれつわり)を止める方法&終わらせる方法についてご紹介していきます。
唾液過多(よだれつわり)を止める(終わらせる)方法は?
完全に止める(終わらせる)のは難しい
唾液過多(よだれつわり)ツラいですよね…。早く終わらせる方法が知りたいと思います。
しかし、これを完全に止めるのは難しいのですが、和らげる方法を知っておくと便利です。
ツラい時もあるかと思いますが、うまく乗り越えて頂けると嬉しいです。
唾液過多(よだれつわり)を止める方法について
唾液過多(よだれつわり)を止めるのは難しいですが、和らげる方法をご紹介します。
- 食事を小分けに(食事の量が多くなると唾液の分泌も多くなりますので、食事の量を少なめにして何度かに分けて食べると良いでしょう)
- 唾液を吸い取る食べ物(食パン、ゆで卵、さつまいものような吸水性のある食べ物は、口の中の唾液を吸い取ってくれます)
- 飴やガム、氷を口に入れる(飴やガムが口の中にあると、唾液の気持ち悪さを感じにくくなります。氷を口に含ませるのもおすすめです。)
- マウスウォッシュを使う(すっきりした味のマウスウォッシュでうがいをすると、口の中がスッキリして不快感が軽減されます)
これらの方法を参考に、唾液過多(よだれつわり)で困った時には使ってみて下さい。
→体験談:
第一子妊娠中のBさんは、突然の唾液過多に戸惑い、外出先では空ペットボトルを手放せなくなりました。職場でも吐き出す場所に困り、精神的にもつらかったそうです。そんな時、マウスウォッシュや飴などの工夫、そして鍼灸で自律神経を整えることで乗り切ることができました。
止めるよりも【対策を覚えておく】
唾液過多(よだれつわり)への対策
唾液過多(よだれつわり)を止める(終わらせる)のはやはり難しいのですが、以下の対策をぜひ実践してみて下さい。
- 溜まったよだれはこまめに吐き出し、うがいをしましょう。
- 脱水にならないように、水分は多めに摂るようにしましょう。
外出先での対策のコツ
外出先はよだれをこまめに吐き出すことが難しくなりますので、空のペットボトルを持ち歩いて吐き出すのがおすすめです。
カバーをするとペットボトル飲料を飲んでいるように見えますので、周囲の目を気にせずに済みます。
【鍼灸】唾液過多(よだれつわり)を止める方法(ツボ)
【鍼灸】よだれつわりを止める方法の一つ
唾液過多を止める(終わらせる)方法の一つに鍼灸(ツボ)があります。よだれつわりにも鍼灸(ツボ)は効果が期待できます。
よだれつわりは女性ホルモンが増えすぎてバランスが乱れてしまうことが原因ですので、鍼灸(ツボ)でホルモンバランスを整えることで、症状が落ちつきます。
よだれつわり以外のつわりの症状にも鍼灸(ツボ)は効果的で、副作用もなく安心して受けて頂けます。
また、つわり中はイライラしてしまいますが、できるだけリラックスして過ごすことが大切です。
唾液過多を止める方法
自律神経を整えることで、ストレス、不眠、消化不良などが緩和され、唾液過多(よだれつわり)の辛さを軽減したり止めることが出来ます。
お困りの方は、鍼灸院でご相談ください。
関連記事:【妊娠初期・中期】に胃が痛い(キリキリ、みぞおちの圧迫感、胃痛で動けない等)
唾液過多(よだれつわり)を止めるツボについて
照海(しょうかい)
照海のツボは、内くるぶしから親指一本分、垂直に下がったところの骨と骨の間の場所にあります。
照海は腎経(ツボのライン)に属するツボです。唾液過多症を改善するためには、東洋医学でいう腎と脾の働きを高めることが大事です。
腎経に属する照海は、唾液過多(よだれつわり)を止めるツボです。ぜひお灸やマッサージで刺激してみてください。
腎兪(じんゆ)
腎兪のツボは、腰(腎臓に近い位置)にあるツボです。腎兪は、ウエストラインの背骨から指2つ分外に行ったところにあります。左右両方にあり、へその高さで腰に手を置くと、自然に親指が届くところです。
手の親指を使ってゆっくり押してみましょう。
腎兪のツボを刺激することで、腎の働きを高め、唾液過多症の改善に効果的です。
腎兪のツボは、体のだるさやむくみにも効果的で、妊娠中の腰や下肢のだるさがある時におすすめのツボです。
関連記事:お灸で つわり対策【吐き気を抑えるツボ】
【よくある質問】唾液過多(よだれつわり)を止める方法(ツボ)
Q1. 妊娠中の唾液が止まらないのはなぜ?いつまで続くの?
A. 唾液過多(よだれつわり)は、妊娠中のホルモンバランスの変化や、自律神経の乱れが原因とされます。
特に妊娠初期に多く見られ、妊娠16〜20週ごろに自然と軽減してくることが多いですが、人によっては後期まで続くこともあります。
🔗参考文献:公益社団法人 日本産婦人科医会 つわり
Q2. 唾液過多(よだれつわり)を少しでも楽にする方法はありますか?
A. 対処法としては以下の方法が挙げられます:
- こまめに口をゆすぐ
- ミントやレモンで口の中をさっぱりさせる
- 小まめな水分補給
- 就寝時にタオルを枕元に置く
さらに、鍼灸や東洋医学では「つぼ刺激」も対策として用いられています。
🔗参考文献:日本助産師会 妊娠中の標準的な健康教育
Q3. 唾液過多によいツボはありますか?鍼灸は効果がありますか?
A. よだれつわりに対して効果が期待できるツボには以下のようなものがあります:
ツボ名 位置 効果の説明
- 内関(ないかん) 手首の内側、腱の間 吐き気や不安感を鎮める。よだれつわりに伴う吐き気にも。
- 合谷(ごうこく) 手の甲、親指と人差し指の間 体の調整・唾液分泌のコントロールに用いられる。
- 中脘(ちゅうかん) おへそとみぞおちの中間 胃腸の調整、過剰な唾液や胃液分泌に対する効果あり。
鍼灸施術では、自律神経のバランスを整え、唾液の分泌過多を和らげる効果が期待されます。
🔗参考文献:東洋はり灸院 唾液過多症について
Q4. よだれつわりが「終わらない」「長引く」場合は病院に行くべき?
A. はい、次のような場合は医師に相談しましょう:
- 唾液の量が多くて夜眠れない
- 水分補給が困難で脱水気味
- 体重が急激に減少している
- 精神的に辛い、鬱状態になっている
「つわりだから我慢」と思わず、心身の健康を保つために医療機関へ相談してください。
🔗参考文献:よだれつわりはいつまで続く?原因から対策までわかりやすく解説
Q5. よだれつわりはどうすれば「終わらせられる」?確実な治療法はありますか?
A. 唾液過多を完全に止める確実な治療法は確立されていませんが、対症療法で軽減することは可能です。
- 生活習慣(姿勢・食事)を見直す
- 精神的ストレスを軽減する
- 鍼灸・アロマ・リフレクソロジーなど統合医療的アプローチ
症状のピークをやり過ごすことで、妊娠中期以降には自然と落ち着くことが多いです。
🔗参考文献:【産婦人科医監修】よだれつわりはいつまで続く?原因やつらさを和らげる対策を解説
【まとめ】唾液過多(よだれつわり)を止める方法(ツボ)
完全に止める(終わらせる)のは難しいかも…
唾液過多(よだれつわり)ツラいのですが、これを完全に止めるのは難しいのですが、和らげる方法を知っておくと便利です。
唾液過多(よだれつわり)を止める方法
唾液過多(よだれつわり)を止めるのは難しいですが、和らげる方法をご紹介します。
- 食事を小分けに
- 唾液を吸い取る食べ物
- 飴やガム、氷を口に入れる
- マウスウォッシュを使う
唾液過多(よだれつわり)への対策
- 溜まったよだれはこまめに吐き出し、うがいをしましょう。
- 脱水にならないように、水分は多めに摂るようにしましょう。
【鍼灸】唾液過多(よだれつわり)を止める方法(ツボ)
唾液過多(よだれつわり)を止める方法としては、自律神経がポイントです。
自律神経を整えることで、ストレス、不眠、消化不良などが緩和され、唾液過多(よだれつわり)の辛さを軽減したり止めることが出来ます。
唾液過多(よだれつわり)を止めるツボ
- 照海
- 腎兪
参考文献:Fejzo M, Rocha N, Cimino I, et al. GDF15 linked to maternal risk of nausea and vomiting during pregnancy. Nature. 2023;625(7996):760-767.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10808057/
関連記事
この記事に関連するページ
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。

























