妊娠初期症状 & 生理前の違い(胸の張り、下腹部痛、腰痛など)
2024年10月7日

「今月こそ妊娠しているかも…でも、もしかしたらまた生理かも…」
妊活中の女性なら、一度はそんなモヤモヤした気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか?
毎月、生理予定日が近づくたびに期待と不安が入り混じり、些細な体調の変化にも敏感になるものです。胸の張り、頭痛、下腹部の痛み——これって妊娠のサイン?それともいつもの生理前症状?
この記事では、そんな悩める方のために「妊娠初期症状」と「生理前症状」の違いを分かりやすく解説します。あなたの体の変化が、どちらのサインなのか見極めるヒントになれば幸いです。
目次
妊娠初期症状 & 生理前の違いを覚えておこう!
妊娠初期症状と生理前症状は似ているところもあり、妊活中の女性は、妊娠したのか生理になるのかと、落ち着かないかもしれません。
それでは、妊娠初期症状と生理前症状の違いをご紹介します。妊娠の可能性もお話させて頂きます。
【基礎体温】の違い:高温期が続くかどうか?
高温期が続くかどうか?
妊娠初期症状も生理前も、高温期(体温が高くなる)にあたりますが、妊娠している場合には生理予定日になっても高温期が続きます。高温期が続くと、妊娠の可能性が出てきます。
3週間以上の高温期が続くなら、妊娠しているかも
事例:Aさん(32歳・妊活歴8ヶ月)
「基礎体温をつけて3ヶ月目くらいの時、いつもなら高温期は12日くらいで終わるのに、その月は20日以上続いたんです。『もしかして…?』と思って検査薬を使ったら陽性反応が!本当に基礎体温って大事なんだと実感しました。」
妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても高温期が続きます。逆に、妊娠していなければ体温は下がり、低温期に移行します。3週間以上高温期が続く場合は、妊娠の可能性が高いと言われています。
【胸の張り】の違い:張りの強さや持続性に注目
どちらも胸の張りが起きる
妊娠初期症状と生理前のどちらも胸の張りが起こりますが、妊娠初期症状の場合は生理前よりも強く胸の張りが出て、痛む時もあります。
胸の張りは、黄体ホルモンが急増する影響で、乳腺や乳管が活性化したり血液量が増加するためです。
胸の張りが続くなら、妊娠しているかも
妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても胸の張りが続きますが、生理が始まれば自然と、胸の張りも1~2日でおさまります。
事例:Bさん(29歳・初妊娠時の体験)
「いつも生理前は少し胸が張るくらいだったのに、そのときは下着が当たるだけでも痛くて…。いつもと明らかに違う感じで、妊娠を意識するきっかけになりました。」
【下腹部痛】の違い
どちらも下腹部痛が起きる
妊娠初期症状と生理前の両方とも、下腹部痛が起こることが多くなります。
生理前の下腹部痛は、排卵に伴う痛みや、便秘、生理を起こす為の子宮の収縮が原因の場合もあります。
妊娠初期症状の下腹部痛
妊娠初期症状の下腹部痛は、ホルモンバランスの変化や、子宮が大きくなっていくことによって起こり、生理痛と比べて痛みが長く続き、少量の出血を伴う場合があります。
また、腸の動きが弱まって便秘になりやすく、腸内にガスが溜まることでお腹の張りや下腹部が重くチクチク痛む場合があります。
事例:Cさん(35歳・妊活中)
「生理前の痛みとはちょっと違って、お腹の奥がチクチクするような感覚が数日間続きました。あとで振り返ると、あれが着床痛だったのかもしれません。」
【頭痛・腰痛】の違い
どちらも「頭痛・腰痛」が起きる
生理前は、子宮を収縮させて生理を起こさせるプロスタグランジンというホルモンの影響で、子宮の周りの血管も収縮させるため、頭痛や腰痛といった症状が起こります。
妊娠初期症状でも、女性ホルモンの分泌量が増加することで、頭痛や腰痛が起こります。腰痛は、受精卵が着床すると子宮内膜が変化することで起こる場合もあります。
事例:Dさん(30歳・2人目妊娠時)
「いつもより早いタイミングで腰が重だるくなって、普段の生理前とは違うなと感じていました。後で考えると、受精卵が着床して子宮に変化が起きていたんだと思います。」
【肌荒れ】の違い
どちらも、肌荒れやニキビができやすい
妊娠初期症状と生理前症状のどちらにも、肌荒れやニキビができやすい傾向があります。
生理前よりも肌荒れやニキビが酷くなるなら、妊娠しているかも
事例:Eさん(27歳・妊活半年目)
「普段はあご周りにポツっとできるくらいだったのに、そのときは顔全体にぽつぽつニキビが。スキンケアを変えたわけでもなく、ホルモンの影響だと後で分かりました。」
妊娠初期症状では、特に妊娠を維持する女性ホルモンの量が増加する為、生理前よりも肌荒れやニキビが酷くなる場合があります。
妊娠初期症状 & 生理前症状は、とてもよく似ている!
このように妊娠初期症状と生理前症状はとてもよく似ていて、どちらも女性ホルモンの分泌量が増加する事によって起こります。
生理予定日を1週間過ぎても高温期が続いていると、妊娠の可能性が高くなりますので、毎朝基礎体温をつけて体調の変化を見逃さないようにしましょう。
【まとめ】妊娠初期症状 & 生理前の違い(胸の張り、下腹部痛、腰痛など)
妊娠初期症状と生理前症状は似ているところが非常に多く、混乱しやすいです。妊娠初期症状と生理前症状の違いをまとめました。
生理予定日になっても「高温期が続く」
妊娠初期症状も生理前も、高温期(体温が高い)なのですが、妊娠している場合には生理予定日になっても高温期が続きます。
「高温期が続く」なら、妊娠の可能性あり
3週間以上の高温期が続くと、妊娠している可能性が高くなります。妊娠していなければ体温は下がり、低温期に入ります。
「胸の張り」が続くなら、妊娠の可能性あり
妊娠初期症状と生理前のどちらも胸の張りが起こりますが、妊娠初期症状の場合は生理前よりも強く胸の張りが出て、痛む時もあります。
妊娠している場合は、生理予定日を過ぎても胸の張りが続きますが、生理が始まれば自然と、胸の張りも1~2日でおさまります。
「下腹部痛」が生理痛と比べて長くなら、妊娠の可能性あり
妊娠初期症状と生理前の両方とも、下腹部痛が起こることが多いです。
生理前の下腹部痛は、排卵に伴う痛みや、便秘、生理を起こす為の子宮の収縮が原因の場合もあります。
「頭痛・腰痛」
生理前は、子宮を収縮させて生理を起こさせるプロスタグランジンというホルモンの影響で、子宮の周りの血管も収縮させるため、頭痛や腰痛といった症状が起こります。
妊娠初期症状でも、女性ホルモンの分泌量が増加することで、頭痛や腰痛が起こります。腰痛は、受精卵が着床すると子宮内膜が変化することで起こる場合もあります。
生理前よりも「肌荒れ」が酷くなるなら、妊娠しているかも
妊娠初期症状と生理前症状のどちらにも、肌荒れやニキビができやすいですが、生理前よりも肌荒れやニキビが酷くなる場合には、妊娠初期症状かもしれません。
どちらも女性ホルモンの分泌量が増加する事によって起こり、妊娠初期症状 & 生理前症状は、とてもよく似ている!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。