化学流産 いつまで陽性
2024年08月30日
目次
化学流産 いつまで陽性
化学流産とは
化学流産とは、妊娠検査薬などの化学(生化学)的な検査で陽性反応が出たのに、超音波検査では胎嚢が確認できず、流産したと考えられる症状のことです。
受精はしたけれど、子宮内に着床できなかった場合に起こります。
妊娠検査薬で調べることが一般的になった時代だからこそ、知られるようになった流産と言えるでしょう。
陽性反応はいつ?
化学流産は妊娠3週後半~4週くらいまでに検査薬で陽性反応が出ますが、妊娠5週~6週目あたりには超音波検査で見えるはずの胎嚢が確認できません。
生理の頃には出血が起こり流産となりますので、妊娠したことに気づかないまま生理を迎える人も多くいます。
いつもの生理より出血量が多い、生理痛が強い、塊が出る、ということもあります。
化学流産 いつまで陽性
陽性反応がなくなるまでには個人差があり、化学流産の出血がおさまってすぐ陰性になる人もいれば、しばらく陽性が続く人もいます。
化学流産は流産になるの?
化学流産は、受精卵の着床が継続できなかった状態なので、妊娠したとはされず、流産の回数にも含まれません。
化学流産の兆候は?
自覚症状はほとんどなく、生理と似たような性器出血があるのみです。起こる時期は次の生理予定日と近いので、生理と区別がつきません。
妊娠検査薬を試していなければ、気づかずに終わってしまいます。
体温はどうなる?
通常の基礎体温と同様に、低温期と高温期を順番に繰り返し、化学流産が起こると低温期になります。
化学流産の原因は?
原因のほとんどは受精卵の染色体異常です。染色体を誤って組み合わせてしまった受精卵は成長することができず、流産してしまいます。
しかし、母体側の着床障害のケースも考えられます。
子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症など、母体の子宮内に何らかの障害がある場合、着床障害となって流産してしまうケースがあります。
流産を繰り返すようであれば、婦人科を受診しましょう。
化学流産の予防は?
着床障害がはっきりと分かっている場合は治療をすることができますが、多くの場合は防ぐ方法はありません。
6人に1人の割合で初期流産は起こります。流産を3回以上繰り返さなければ、あり得ることとしてあまり悩まないように、普段の食生活や生活習慣に気をつけて過ごしましょう。
最近の検査薬は性能が高いため、生理予定日前の微量のホルモンに反応して陽性を示すことがあります。
せっかく陽性反応がでたのに化学流産を知らされると、ショック大きいかもしれません。
しかし化学流産は妊娠できる証拠でもある、ということです。あまり深く考えすぎるのはやめましょう。
化学流産後に生理がこない?
化学流産後の生理は、だいたい約1か月後に始まりますが、通常の生理サイクルが乱れる場合もあります。
身体は自然に回復して通常の排卵と生理のサイクルに戻りますが、4~6週間経っても戻らない場合は婦人科に相談しましょう。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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