卵黄嚢とは何?! 卵黄嚢が見えたら安心?
2024年09月5日
目次
卵黄嚢とは何?! 卵黄嚢が見えたら安心?
卵黄嚢(らんおうのう)とは→ 胎嚢の中に白いリング状
妊娠5週になると、胎嚢の中に白いリング状の陰影が認められるようになります。これが『卵黄嚢』と呼ばれ、卵の黄身の部分のようなものになります。
卵黄嚢とは、胎芽(赤ちゃん)に栄養を送るための栄養源となるものです。
妊娠16週頃になると胎盤が完成し、母体から栄養をもらうようになりますが、それまで胎芽は卵黄嚢から栄養を補給しています。
卵黄嚢は、いつから見えるの?
卵黄嚢は、妊娠5週後半から6週前半くらいにかけて超音波検査で確認できるようになります。
胎嚢(赤ちゃんを包む袋の中)に、白いリング状に見えるのが卵黄嚢です。卵黄嚢は赤ちゃんに栄養を送る大切な役割を持っています。
卵黄嚢が見えたら安心?卵黄嚢が見えると流産率が減少する?
卵黄嚢が確認された場合の流産率は8.5%で、子宮内に胎嚢のみが確認された場合の流産率11.5%です。
両者を比較すると、卵黄嚢が確認された場合の流産率の方が3%も減少します。
胎嚢の確認の後に卵黄嚢の確認、胎芽の確認、心拍の確認ができれば、順調に妊娠が継続しているということになります。
卵黄嚢が見えない場合について
卵黄嚢が見えない
妊娠5週目6週目になっても、卵黄嚢が見えない場合には、次のような可能性があります。
- 卵黄嚢が胎芽と重なって見えない
- 妊娠数週がずれている可能性がある
- 月経周期が不規則
- 排卵が遅れた
卵黄嚢はとても小さいので、胎芽と重なって見えないことはよくあります。胎芽の成長が確認できれば問題ありません。
また、妊娠数週がずれている場合は、時間が経てば確認できる可能性があります。かかりつけの医師の指示に従って、1週間後あたりにもう一度受診してみましょう。
化学流産や子宮外妊娠の可能性も
それでも状況が変わらなければ、化学流産や子宮外妊娠の可能性も含めて慎重に見ていく必要があります。
卵黄嚢が大きいとダウン症・流産の可能性について
卵黄嚢が大きいとダウン症・流産の可能性
妊娠4週頃の超音波検査では、まだ胎芽が小さいので卵黄嚢の方が大きく見えることもあります。
しかし、妊娠7週にもなると、胎芽が10㎜以上になり卵黄嚢の方が小さく見えるようになることがほとんどです。
妊娠7週以降で卵黄嚢が大きい場合は、卵黄嚢に栄養が溜まったままで胎芽に栄養が送り届けられていないという可能性があります。
卵黄嚢の大きさとダウン症の確率には、直接的な関係はありません。
ダウン症の胎児は、頭が大きいことが特徴です。頭蓋骨の横幅と縦幅を測定し、平均値よりも大きければダウン症の疑いがあります。
また、胎児の後頭部、首のむくみが厚いとダウン症の疑いがもたれます。ダウン症の疑いがある場合は、担当医師に胎児ドッグや出生前診断などの受診を進められることが多いです。
卵黄嚢が見えるのはいつまで
妊娠7週頃から胎盤や他の臓器が作られていくにつれて、卵黄嚢は徐々に小さくなり、妊娠12~13週頃にはその役目を終えて見えなくなります。
胎芽と卵黄嚢を繋ぐ卵黄官という官の一部は、へその緒として赤ちゃんと胎盤を繋いでくれます。
特に妊娠初期にはどんな些細な事も気になると思いますが、卵黄嚢が見えなかったり、大きかったりすることは珍しいことではありません。
あまり気にせずに、気になる事があればその都度医師に相談するようにし、そのまま不安を抱えないようにしましょう。
【まとめ】卵黄嚢とは何?! 卵黄嚢が見えたら安心?
卵黄嚢(らんおうのう)とは→ 胎嚢の中に白いリング状のもの
妊娠5週になると、胎嚢の中に白いリング状の陰影が認められ、これが『卵黄嚢』と呼ばれるものです。
卵黄嚢とは、胎芽(赤ちゃん)に栄養を送るための栄養源となるものです。
妊娠16週頃になると胎盤が完成し、母体から栄養をもらうようになりますが、それまで胎芽は卵黄嚢から栄養を補給しています。
卵黄嚢は、いつから見える?
卵黄嚢は、妊娠5週後半から6週前半くらいにかけて超音波検査で確認できるようになります。
卵黄嚢が見えたら安心?流産率が減少する?
卵黄嚢が確認された場合の流産率は8.5%で、子宮内に胎嚢のみが確認された場合の流産率11.5%です。
両者を比較すると、卵黄嚢が確認された場合の流産率の方が3%も減少します。
胎嚢の確認の後に、卵黄嚢の確認、胎芽の確認、心拍の確認ができれば、順調に妊娠が継続しているということになります。
卵黄嚢が見えないケース
妊娠5週目6週目になっても、卵黄嚢が見えない場合には、次のような可能性があります。
- 卵黄嚢が胎芽と重なって見えない
- 妊娠数週がずれている可能性がある
- 月経周期が不規則
- 排卵が遅れた
卵黄嚢が大きいとダウン症・流産の可能性は?
卵黄嚢の大きさとダウン症の確率には、直接的な関係はありません。
ダウン症の胎児は、頭が大きいことが特徴です。頭蓋骨の横幅と縦幅を測定し、平均値よりも大きければダウン症の疑いがあります。
また、胎児の後頭部、首のむくみが厚いとダウン症の疑いがもたれます。
卵黄嚢が見えるのは、いつまで?
妊娠7週頃から胎盤や他の臓器が作られていくにつれて、卵黄嚢は徐々に小さくなり、妊娠12~13週頃にはその役目を終えて見えなくなります。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。