流産後の生理(いつ来た?早く来た?量が少ない?無排卵?)
2024年08月20日
目次
流産後の生理
妊娠すれば誰しもが出産に至るわけではなく、全妊娠の15%で流産が起きます。その多くは、たまたま受精卵に異常があり、残念ながら防ぐことは出来ません。
流産を経験すると、次の妊娠への不安が大きくなるかもしれませんが、流産が次の妊娠に影響を及ぼすことはありませんので、心配する事はありません。
では、流産後、次の妊活に向けてどのようにすれば良いかをご説明いたします。
自然流産後の生理(いつ来た?早く来た?量が少ない?無排卵?)
稽留流産や不全流産で子宮内容除去という手術を行った場合、1週間程度の出血が続きます。
場合によっては、生理痛のような腹痛も伴うことがあり、生理が順調ならば、流産後1ヶ月後くらいには生理が来ます。
ただし、もともと生理不順の方は、かなり遅れてくることがあります。
流産後に生理が早く来た場合
逆にいつもより生理が早く来たという場合は、生理ではなく術後の出血が続いている場合もあるので、しっかり観察しておきましょう。
流産後【生理が少ない原因】なぜ?
流産後の生理が少ない原因としては、下記のようなことが考えられます。
流産手術の場合、しっかり内容物を除去する必要があるのですが、子宮内膜基底層にまで手術によるダメージが及ぶ(ダメージが大きい)場合があります。
その場合ですと、その後の子宮内膜の回復が不良になり、内膜が薄くなることがあります。その結果、流産後の生理が少ない原因になります。
流産後【生理の量が多い原因】なぜ?
流産後、生理の量が多い原因として、このようなことが考えられます。
- 無排卵月経になる場合がある
- 化学流産による出血量が多い場合がある
- 子宮内容除去手術を行った場合、出血が続くことがある
流産後の生理がおかしい
術後に初めて起こる生理は、量や期間(いつから、いつまで)、痛みや経血の色などが通常とは異なることがあります。
流産後の生理がおかしいと思われる方も多いかと思いますが、数回の生理を経て通常の状態に戻ります。
しかし、2ヶ月を過ぎても生理が再開しない場合は、処置を行った産婦人科を受診しましょう。
流産後、最初の生理は無排卵ですか?
流産後、最初の生理は無排卵ですか?とよく聞かれます。
妊娠が成立した後に、流産した場合、その後の月経は無排卵月経になることがあります。 少し時間をおいてホルモンバランスが安定すると、正常な排卵・月経に戻るでしょう。
流産後の性行為(流産後、生理を待たずに妊娠)
化学流産後は妊娠しやすい(流産後、生理を待たずに妊娠)
自然排出の場合、お身体は流産後すぐに妊娠可能な状態になっています。
化学流産後は身体への影響がないことがほとんどなので、次の排卵が起こればすぐにでも妊娠は可能と言われています。
なので、流産後、生理を待たずにすぐに妊娠してしまうこともあります。
流産後、すぐ妊娠! リスクはある?
流産後、生理を待たずに性行為を行い、すぐ妊娠することも珍しくありません。しかし、出血が続いている間は無理をせず、すぐに性行為することは避けた方が良いでしょう。
また、自然流産の場合は、2~3回の月経以降、自ら排卵が出来る状態になってから性行為を開始するほうが、子宮が安定してより安心と言えます。
子宮内容除去手術を行った場合
子宮内容除去手術を行った場合、残っている残留物が無くなり、子宮内がきれいになって妊娠しやすいと言われることもあります。
化学流産後、性行為いつから可能?
化学流産後は、「性行為は生理が1~3回きてから」と医師の指導を受けることが多いようですが、 化学流産の場合には次の生理が1回きたら妊活(性行為)を再開することができます 。
自然流産後の過ごし方
自然流産後の過ごし方
自然流産後の過ごし方としては、自然流産の処置後は無理をせず、出来れば数日間安静に過ごしましょう。
出血が続くこともありますが問題ないことが多いです。ですが、リスクとして、無理をすればそれだけ体力が奪われて、出血が多くなり体の回復が遅れます。
貧血がひどくなり、起き上がるのが辛くなってしまう方もいるので気をつけましょう。
また、体だけでなく心を休める必要もあります。流産は仕方ないとはいえ、ショックが大きいと思います。
心身共にゆっくり休みましょう
次の妊娠(妊活)の為にも、自然流産後の過ごし方として、心身共にゆっくり休みましょう。次の妊活を焦り過ぎないようにしましょう。
どうしても安静にできない場合でも、最低限休息時間を取ることや、睡眠時間をしっかりとって体力を回復できるように調整しましょう。
術後の約1週間後に経過を確認する診察がありますので、そちらを受診するようにしましょう。シャワーは術後も可能ですが、入浴については医師に確認しましょう。
化学流産後は妊娠しやすい?
化学流産後は妊娠しやすい?とよく聞かれますが、そのようなデータはございません。
しかし、通常の流産の場合もポリープや癒着があり、掻爬時(そうはじ)に、体表面や体腔内の組織を掻き出す治療をした場合は、妊娠しやすくなる可能性があるかもしれません。
しかし体質的に妊娠しやすくなるということではありませんので、無理に妊活をした方が良いわけではありません。
化学流産は、流産としてカウントされない
ただ、化学流産は、医学的には流産にカウントされません。
まずは、「妊娠できた」という証明が出来た!ということでポジティブに考えて、あまり落ち込まずに次の妊活に挑戦していきましょう。
【まとめ】流産後の生理(いつ来た?早く来た?量が少ない?無排卵?)
稽留流産や子宮内容除去という手術を行った場合、1週間程度出血が続きます。
場合によっては生理痛のような腹痛も伴うことがあり、生理が順調ならば流産後1ヶ月後くらいには生理が来ます。
流産後に生理が早く来た場合
逆にいつもより生理が早く来たという場合は、生理ではなく術後の出血が続いている場合もあります。
流産後【生理が少ない原因】なぜ?
流産後の生理が少ない原因としては、下記のようなことが考えられます。
流産手術の場合、しっかり内容物を除去する必要があるのですが、子宮内膜基底層にまで手術によるダメージが及ぶ(ダメージが大きい)場合があります。
その場合ですと、その後の子宮内膜の回復が不良になり、内膜が薄くなることがあります。その結果、流産後の生理が少ない原因になります。
流産後【生理の量が多い原因】なぜ?
流産後、生理の量が多い原因としてこのようなことが考えられます。
- 無排卵月経になる場合がある
- 化学流産による出血量が多い場合がある
- 子宮内容除去手術を行った場合、出血が続くことがある
流産後の生理がおかしい
術後に初めて起こる生理は、量や期間、痛みや経血の色などが通常とは異なることがあります。
流産後の生理がおかしいと思われる方も多いかと思いますが、数回の生理を経て通常の状態に戻ります。
しかし、数回の生理を経て通常の状態に戻りますが、2ヶ月を過ぎても生理が再開しない場合は、処置を行った産婦人科を受診しましょう。
流産後、最初の生理は無排卵ですか?
妊娠が成立した後に、流産した場合、その後の月経は無排卵月経になることがあります。 少し時間をおいてホルモンバランスが安定すると、正常な排卵・月経に戻るでしょう。
化学流産後は妊娠しやすい(流産後、生理を待たずに妊娠)
自然排出の場合、お身体は流産後すぐに妊娠可能な状態になっています。
化学流産後は身体への影響がないことがほとんどなので、次の排卵が起こればすぐにでも妊娠は可能と言われています。
なので、流産後、生理を待たずにすぐに妊娠してしまうこともあります。
流産後、すぐ妊娠! リスクはある?
流産後、生理を待たずにすぐに妊娠することも珍しくありません。しかし、出血が続いている間は無理をせず、すぐに性行為をすることは避けた方が良いでしょう。
また、自然流産の場合は、2~3回の月経以降、自ら排卵が出来る状態になってから性行為を開始するほうが、子宮が安定してより安心と言えます。
子宮内容除去手術を行った場合
子宮内容除去手術を行った場合、残っている残留物が無くなり、子宮内がきれいになって妊娠しやすいと言われることもあります。
化学流産後、性行為いつから可能?
化学流産後は、「性行為は生理が1~3回きてから」と医師の指導を受けることが多いようですが、 化学流産の場合には次の生理が1回きたら妊活(性行為)を再開することができます 。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。