化学流産後【胚移植(採卵)】いつからできる? hcg いつ下がる?
2025年03月3日

「妊娠検査薬が陽性だったのに、生理のような出血が来てしまった……」「病院に行ったら『化学流産』と言われたけど、何が起きたのかよく分からない」――そんな経験をされた方は少なくありません。
妊娠への期待が一瞬で打ち砕かれる化学流産は、身体的な負担が軽くても、心には深い傷を残すことがあります。
けれど、化学流産は珍しいことではなく、不妊治療や自然妊娠の中でも比較的多く見られる現象です。
今回は、化学流産が起こる仕組みや、hCGの変化、次の胚移植や採卵のタイミングについて、丁寧に解説していきます。体と心の準備を整えながら、次の一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。
目次
【化学流産】とは?
「化学流産」とは何か?
化学流産とは、妊娠検査薬では陽性が出たものの、超音波で胎嚢(赤ちゃんの袋)が確認される前に流れてしまうことを指します。
受精卵が着床しかけたものの、成長が続かずに生理のように排出されるのが特徴です。
「化学流産後」hcgは、いつ下がる?
化学流産後、体には大きな負担がかからないことが多いですが、ホルモンの変化はあります。特に、妊娠ホルモン(hCG)が少しずつ減っていくのが特徴です。
通常、hCGは1〜2週間でほぼゼロになりますが、個人差があり、3〜4週間かかることもあります。
→体験談:
40代前半のBさんは、自己流で妊活中に化学流産を経験。「もう妊娠できないのでは」と不安を抱えて婦人科を受診。医師に「化学流産は受精や着床ができている証拠」と説明され、体調を整えて半年後に妊娠。流産は辛い体験でしたが、自分の体に向き合うきっかけになったと話しています。
化学流産後【胚移植】いつから可能?
化学流産後、すぐに胚移植できる?
一般的に、化学流産後は1回の生理を待ってから「胚移植」を行うことが推奨されます。しかし、子宮の状態が良好であれば、次の周期に移植することも可能です。
担当医と相談しながら、ホルモンバランスや子宮内膜の状態を確認しましょう。
hCGが下がるまでの「期間」が重要
流産後のhCG値が正常値(ゼロに近い状態)に戻らないと、新たな妊娠を妨げることがあります。そのため、hCG値が十分に下がったことを確認した上で、次の移植のタイミングを決めるのが大切です。
→体験談:
30代前半のAさんは、初めての胚移植で陽性反応が出て喜んだのも束の間、5日後に出血。クリニックで「化学流産」と伝えられました。落ち込む中、医師から「子宮の反応は良い証拠。次に期待しましょう」と言われ、翌周期に再チャレンジ。2回目の移植で妊娠し、現在は元気なお子さんを育てています。
流産後の【採卵】
流産後の「採卵」いつからできる?
化学流産の場合、子宮への影響が軽いため、早ければ次の周期から「採卵」が可能です。ただし、ホルモンバランスが乱れている場合は、1〜2周期ほど待つことが推奨されます。
「卵の質」への影響は?
化学流産を経験したからといって、卵の質が悪くなるわけではありません。
しかし、ストレスやホルモンの乱れが影響することもあるため、無理せず体調を整えることが重要です。バランスの良い食事や適度な運動で体調を整え、次の妊娠に向けた準備をしましょう。
まとめ:化学流産後【胚移植(採卵)】いつからできる? hcgは、いつ下がる?
化学流産後の移植は、焦らず準備をしていきましょう!
化学流産は、妊娠の初期段階で自然に起こることがあり、多くの女性が経験します。体への影響は比較的少ないものの、ホルモンバランスの変化には注意が必要です。
化学流産後の胚移植は、1回の生理を待ってから行うのが一般的ですが、子宮の状態が良ければすぐに移植できることもあります。流産後のhCG値が正常に戻るのを確認しながら、医師と相談しつつ次の移植のタイミングを決めることが大切です。
また、流産後の採卵も可能ですが、ホルモンバランスの回復を待ってからの方が、より良い状態で採卵できる可能性があります。焦らず、しっかりと体を整えながら、次の妊娠に向けて準備を進めましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。