鍼灸治療の危険なデメリットは?鍼を打ってはいけない場所(首)とは?!
2024年05月30日
目次
鍼灸治療について
鍼灸治療が初めてだと、来院される方の多くが“痛そうで怖い熱い“というイメージで、恐る恐る来院されます。
そこで、鍼は危険なのか、痛いのか、危険なデメリットはあるのかを今回ご説明していきます。
鍼灸の効果
まず鍼とは、身体のツボを刺激することで、自己治癒力を高め、リラックス効果のあるホルモンを分泌されやすくします。
そのため、自律神経のバランスが整い、恒常性を取り戻すことでストレス性や原因不明の症状などに特に効果があるとされています。
また、鍼を刺すことで血液やリンパの流れがよくなり、冷えやむくみが改善されたり、固くなっていた筋肉がほぐれ肩こりが改善されたりします。
鍼治療の危険なデメリットは?
デメリット① 鍼は痛い?
当院では髪の毛くらいの細さの鍼を使用しているので、ほとんど痛みを感じません。
施術中に寝てしまう方も多くいらっしゃるので、安心して施術を受けて頂けると思います。
デメリット② ズーンと響く、響きなど
デメリットということはあまり感じませんが、あえて言うなら、筋肉が凝っている部分に鍼が当たると、鈍い感覚(ズーンと響く)を感じることもあります。
また、凝っている筋肉がほぐれてくると、鍼が響き電流が流れるように感じる場合もあります。
これは鍼が効いている証拠です。慣れればその響きが心地良く感じてくる方がほとんどですのでご安心ください。
しかし、当院では、響きを与えたり、ズーンと感じられるような手技をすることはありませんので、ご安心ください。
デメリット③ 稀に内出血
太い鍼を使用した場合に、どうしても避けられないのが内出血です。(当院では太い鍼を深く刺すことはしておりません)
血管が老化(動脈硬化・高血圧など)している場合には、より内出血しやすいので、注意が必要です。
デメリット④ 鍼灸が効かない人はいる?
鍼灸治療が効かないと言われる人もいらっしゃるようですが、鍼灸治療は適切な施術を、鍼灸師のすすめる期間、回数しっかりと受けることで、つらい症状の改善効果が期待できます。
また、腕の良い鍼灸師を探し、信頼できる施術者から治療を受けることも大切なポイントですので、1度の施術で鍼灸は効かないと思ってしまうことは非常にもったいないです。
鍼を打ってはいけない場所(危険な場所)& 置き針
鍼は危険?!(首など)
鍼灸師は国家資格を持っているので、正しく治療を行えば危険を伴う事はほとんどありません。
しかし、国家資格を持っていなかったり、意味もなくむやみやたらに鍼を大量に打ったり、胸周りや背中、肩や首など、肺の近くに深く鍼を打つことは危険です。
事故に繋がるリスクが大きくなります。来院する前にHPや口コミで鍼灸師の情報をしっかり見てから行くようにしましょう。
また、感染を心配されている方もいらっしゃいますが、最近では鍼灸院のほとんどが使い捨ての鍼を使用していますので感染する事はありませんのでご安心してください。
鍼を打ってはいけない場所(禁鍼穴)
身体には、鍼を打ってはいけない危険な場所・禁鍼穴(きんしんけつ)があります。
例えば、目や脇、乳頭、首などは危険な場所になりますので、鍼を打ってはいけない場所です。
また、肺の臓器のある場所は、鍼を打ってはいけません。気胸になる恐れがあるので肺がある場所に深く刺すことは危険です。
首などの重要な血管がある場所も、深く刺すことは避けた方が良いでしょう。うまく鍼の刺し方を変えなければ非常に危険な場所です。
置き針も危険
置き針とは、鍼を患部に刺したまま、しばらく置いておく鍼灸の施術方法の一つです。
置き針として、首や肩、胸などに深く刺した状態で置いておくと、患者様が動いた際に、危険な場合があります、(首や肩以外への浅い鍼であれば危険度は低い)
置き針をする場合には、置き針をする場所も大切ですし、鍼灸師が患者様が危険な動きや動作をしないように細心の注意をしておく必要があります。
首にセルフで鍼をするのは危険!
あまりする方はおられないかと思いますが…。首や肩などの自分では見えないところに、セルフで鍼治療をしようとする方がおられます。
余程、熟練していないとデメリットが多く危険です。
首などの見えないところに手探りで鍼治療することは、非常に危険な行為ですので、鍼灸院で安心して鍼治療をしてもらいましょう。
頭部への鍼は、意外に大丈夫!
頭部への鍼は、意外と思われるかもしれませんが、あまり危険ではありません。頭蓋骨で頭全体が覆われているので、脳に刺さる心配はありません。
頭部は、鍼を打ってはいけない場所ではありません。頭部(顔以外)への置き針も意外と安全です。
鍼灸治療の【好転反応】
好転反応とは
鍼灸治療を受けた後や翌日に施術を受けた部分が痛くなったり、身体が怠いと感じたりすることがあります。
身体の思わぬ反応に焦る人もいるかと思いますが、それは『好転反応』によるものかもしれません。
好転反応とは、身体が回復に向かっている過程でおこる症状ですので、鍼灸治療の効果が出ている証拠とも言えるでしょう。
鍼灸治療により全身の血行が良くなり、今まで滞っていたリンパや酸素が一気に身体を巡ります。
同時に毒素や老廃物も一気に身体中を巡るため、好転反応として身体に不調が表れてしまうのです。だいたい2~3日経てば良くなるので、あまり心配しなくても大丈夫です。
効果が出るまでに差がある
人によって回復を期待するゴール地点が異なります。身体本来が持つ自然治癒力も、年齢やこれまでの身体の使い方も人それぞれです。
不調を感じる症状や度合いも人によって異なるため、鍼灸治療の効果が実感できるまで差が出来るという事になります。
【まとめ】鍼灸治療の危険なデメリットは?鍼を打ってはいけない場所(首)とは?!
鍼治療の危険なデメリットは?
- まれにズーンと響く、響きなど(これは鍼が効いている証拠)しかし、当院では、ズーンと感じられるような手技をすることはありませんので、ご安心ください。
- 稀に内出血(太い鍼を使用した場合に、どうしても避けられないのが内出血です。)当院では太い鍼を深く刺すことはしておりません
鍼を打ってはいけない場所(危険な場所)首など
国家資格を持っていなかったり、意味もなくむやみやたらに鍼を大量に打ったり、胸周りや背中、肩や首など、肺の近くに深く鍼を打つことは危険です。
鍼を打ってはいけない場所(禁鍼穴)
身体には、鍼を打ってはいけない危険な場所・禁鍼穴(きんしんけつ)があります。
例えば、目や脇、乳頭、首などは危険な場所になりますので、鍼を打ってはいけない場所です。
また、肺の臓器のある場所は、鍼を打ってはいけません。気胸になる恐れがあるので肺がある場所に深く刺すことは危険です。
首などの重要な血管がある場所も、深く刺すことは避けた方が良いでしょう。うまく鍼の刺し方を変えなければ非常に危険な場所です。
置き針も危険
置き針として、首や肩、胸などに深く刺した状態で置いておくと、患者様が動いた際に、危険な場合があります。(首や肩以外への浅い鍼であれば危険度は低い)
首にセルフで鍼をするのは危険!
首や肩などの自分では見えないところに、セルフで鍼治療をしようとする方がおられます。
余程、熟練していないとデメリットが多く危険です。
首などの見えないところに手探りで鍼治療することは、非常に危険な行為ですので、鍼灸院で安心して鍼治療をしてもらいましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。