針治療【料金&相場】を紹介!保険適用も解説!
2024年06月24日

目次
針治療の料金(料金相場)
鍼灸院は値段(料金相場)が気になる、という人は少なくないと思います。
鍼灸治療は、針(鍼)やお灸を使って身体の痛みやコリを改善する方法ですが、鍼灸治療の料金は、保険適用の有無、施術内容などによって大きく異なります。
針治療の料金は、基本的に自由診療のところが多いですが、料金の相場が分からない人も多いのではないでしょうか。
鍼灸治療の料金相場、保険適用の条件、料金の違いもご紹介します。ぜひ、鍼治療を受ける際の参考にしてください。
【鍼灸治療】料金の相場は?保険適用の場合は?
鍼灸治療の料金(相場)は、保険が適用されるかどうかで大きく異なります。
【相場】保険適用の場合
保険適用の場合は、1割〜3割負担で済むため、自費より安く鍼灸を受けられます。ただし、部位や施術内容、地域、施設の環境などによって異なるため、あくまで目安となります。
なお、保険が適用されるためには、①対象の疾患かどうか、②医師の同意書が発行されているかなどの条件があります。
料金の相場は、保険適用の場合は最大3割負担となります。
自費の場合は1回ずつの料金ですが、保険適用の場合は2回目以降が初診よりさらに低価格になります
自費の場合は、鍼灸院のホームぺージなどで料金表を確認してから受診すると安心でしょう。
【相場】保険適用外の場合
保険適用の症状以外や、医師からの同意書がない場合は保険適用外になります。
料金の相場は、施設によって様々ですが、自費診療の場合4000~10000円くらいです。
保険適用の場合よりも金額は上がりますが、その分、細やかな鍼灸施術(高度で手厚い施術)が受けられるのがメリットです。
なお、治療目的であれば医療費控除の対象になる場合があります。
鍼灸治療の医療費控除について
鍼灸治療の医療費控除
当院の不妊鍼灸は、妊娠しにくい体質を作るための必要な治療として施術を行っていますので、医療費控除の対象です。領収書をもらって保管しておくことをおすすめします。
治療を目的とする鍼灸治療は、医療費控除の対象になる
リラクゼーション、癒しを目的とする鍼灸治療は医療費控除の対象とはなりませんが、治療を目的とする鍼灸治療は医療費控除の対象となります。
鍼治療の料金が保険適用されるための条件
保険適用の条件とは?
鍼灸治療は基本的には健康保険扱いとはなりません。しかし条件を満たしていれば保険適用となります。
鍼治療が【保険適用】対象となる傷病
鍼治療が保険適用されるためには、保険の適用の条件として定められている以下6つの疾患に該当していなければなりません。
- 神経痛
- リウマチ
- 五十肩
- 頸腕症候群
- 腰痛症
- 頚椎捻挫後遺症
【保険適用の条件】とは?
医師による適切な治療手段がなく(医療機関において治療を行い、その結果治療の効果が現れなかった場合等)、鍼灸治療を受けることを認める医師の同意がある場合。
ただし、保険適用の取り扱いがない鍼灸院もありますので、事前にホームページや電話で確認しておくと安心です。
鍼治療はなぜ高い?
鍼治療の料金(相場)は、施術内容や環境などによって変わります。鍼治療の料金相場に関する要素についてご紹介いたします。
整骨院や整体院に比べて鍼灸院は値段が高い、という印象をお持ちの方もいらっしゃいます。しかし値段にはそれ相応の価値があります。
鍼灸師の価値
鍼灸師は「はり師」「きゅう師」の両方の国家資格を持つ、高度な教育や研修を受けた専門的な知識と技術を有するプロフェッショナルです。
鍼治療の施術内容の価値
鍼治療は、患者様一人ひとりの状態を適切に把握し、鍼やお灸を使ってひとりひとりの身体に合った治療を施していきます。(オーダーメイド治療)
一人ひとり施術内容が違い、状態によって変えています。なので、施術時間や鍼の本数などによって料金は大きく変わります。
鍼やお灸(材料費)の価値
鍼灸院では、使い捨ての高価で特殊な鍼(髪の毛より細い鍼)を使い、ツボを的確に捉えて治療をします。
お灸はよもぎの葉の裏の綿毛を精製したもので、様々な薬効成分が含まれた貴重なものです。
また、衛生管理のために常に消毒をしていますので、消毒液やコットンといった消耗品もコストとして料金に反映されています。
鍼灸院では、鍼やお灸などの材料費がかかっています。施術で使う鍼自体の価格が上昇すると、治療費も上がるかもしれません。
時間の価値
整骨院では15~20分ほどの施術の所が多いですが、鍼灸院では50~60分ほどの時間を費やし、しっかり体質を見極め、ゆっくりと効果を浸透させていきます。
1回の治療に多くの時間を費やすことで、最短で効果を出すことができます。
また、院内は患者様がリラックスできる環境を整えるため、待ち時間の無い完全予約制の所が多く、仕切られた空間で落ち着いた音楽を聞きながら、心身共にリラックスできる時間を提供するなどの工夫がされています。
環境の違い
鍼治療の料金(相場)は、立地や設備、テナント料などの違いにより、大きく変わってきます。
特に都心部や駅近など、アクセスに優れた場所では、鍼治療の料金(相場)も高くなるでしょう。個室やリラックスできる空間などの快適さも、料金に加味されています。
【まとめ】針治療の料金(相場は?)保険適用の場合は?
鍼灸治療の料金の相場(保険適用の場合)
鍼灸治療の料金相場は、保険か保険外かで大きく変わります。
- 保険適用の方が安く施術が受けられる(1割~3割の負担で受けられる)
- 症状や通いやすさの観点で、保険外の方が便利に感じる方もいる
ただし、保険適用を受けるには「対象疾患であること」と「医師の同意書」が必要となります。
保険適用外
一方、保険適用外の場合の料金は5000~10000円程度が相場です。こちらは自費診療となるため費用が高くなりますが、その分、手厚い施術を受けられるのがメリットです。
また、治療目的であれば医療費控除の対象になる可能性もあります。
針治療を検討している場合、「針治療の料金(相場)、保険適用の条件」を把握して、自分に合った施術を選びましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。