流産の確率についての解説
2021年10月30日

流産について
皆さん、「流産」を、どこか他人事のようにとらえていませんか?
流産は、日常的にかなりの頻度で遭遇しています。
流産の確率は、全体の妊娠の15%と言われており、おおよそ7人に1人が流産を経験するのです。
流産率は、25~34歳では約10%、35~39歳では約20%、40歳以上では約40%と言われております。
年齢とともに、確率はドンドン高くなっていきます。
2007年、厚生省の調べでは、妊娠した事がある女性41%に流産の経験があり、そのうち染色体の異常によるものが60%で、加齢とともに増加しています。
また、流産した女性の42%に、抑うつ傾向が見られたというデータがあります。
一人で悩まないで
妊活中は、長い病院通い、高額な医療費、様々なストレスが重くのしかかってきます。
周囲の言葉に傷ついたり、心も身体もヘトヘトに疲れてしまうのです。
心と身体が疲労していると、次の妊娠に前向きになれなくなってしまいます。
できるだけ一人では悩まず、ご主人やご両親、信頼できるお友達に相談したり、自分の気持ちを打ち明けてみるといいかもしれません。
少しずつでも前向きな感情が出てきて、気持ちに変化が出てきたりします。
元気になるお手伝いをさせて頂きます
ようやくお腹に小さな命が宿ったのにも関わらず、大切な命を失う「喪失感」は、とても悲しい事です。
深い悲しみは、そう簡単に癒えるものではありません。
なかなか人には言えない悩みでも、当院で、そのような気持ちを打ち明けて下さい。
心に仕舞わず、どんどん言葉に出していきましょう。元気になるお手伝いをさせて頂きます。
流産予防のはり灸
1.腹部のリンパや血液の流れが良くなり、生殖能力が改善します。
2.ホルモンバランスを改善し、生理周期の安定、卵子の質の上昇などが見込めます。
3.自律神経のバランスを調整し、本来の身体の機能を取り戻します。
4.お腹の深部の冷えを解消し、子宮内膜を肥厚させて、着床を促します。
なぜはり灸で効果を期待できるの?
はり灸は、お腹の温度が安定してきますので、骨盤内の臓器が温まってきます。
骨盤内の「生殖機能」の改善が、期待できます。
ホルモンと注射
また、ホルモンは、血液に放出されて運ばれていきます。
しかし、血流が悪いと、大事なホルモンが血中に残ってしまい、うまく機能を果たさない状況になってしまいます。
例えば、「FSHが足りないから」といって注射しても、上手く卵巣に届いていないために、卵子の質が一向に良くならない、という事がよくあります。
元々、ホルモンというのは、それぞれの器官が正しい仕事をするように、脳から伝えられるための物質です。
なので、注射して血液の中に増やしても意味がないばかりか、逆に仕事をしなくなってしまうこともあります。
つまり、良い卵を育てるために注射したら逆効果だった、という事も起こりえます。
骨盤内部の冷え解消を
また、水分というのは、「温めにくくて冷えやすい」という性質があります。人間の体は、70%以上が「水分」です。
お腹の水分の循環が悪いと、骨盤内臓器の深部温度を不安定にさせ、冷えを起こしやすくします。
お腹をさわって、冷たいと感じる方は、注意です。
冷えは、不妊症の大きな原因になるのですが、それは、骨盤内の「深部温度の冷え」が原因しているのです。
はり灸で、手足の冷えだけでなく、骨盤内部の深部温度の冷えも改善していきましょう。
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