【卵管造影しない方がいい?】デメリットは?
2025年10月18日
【この記事でわかること】
- 卵管造影検査を「しない」メリットとデメリット
- 検査を受けない場合の他の選択肢や注意点
- 実際の体験談からわかる心と体の負担
この記事では、「卵管造影って痛いって聞いたけど本当に必要?」「やらないと妊娠できないの?」と迷っている方に向けて、卵管造影検査を“しない”という選択肢について詳しく解説します。
痛みや不安が大きくて検査をためらっている方、副作用が心配な方、自分に合った治療の進め方を知りたい方におすすめです。
結論として、卵管造影をしない選択にも一定の合理性はありますが、検査による妊娠率の向上や原因の早期発見を逃すリスクもあります。
本文中には、超音波検査やソノヒステログラフィーなどの代替検査や体験談も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【子宮卵管造影検査】とは? やらない人もいる理由

「卵管造影」どんな検査?
卵管造影検査は、子宮の中に造影剤を入れて、卵管が詰まっていないかを調べる検査です。不妊治療の一環として行われることが多く、妊娠のしやすさを確認するのに役立ちます。
卵管造影を「しない」という選択肢もある
ただし、すべての人が必ず受けるわけではありません。痛みが強い、費用がかかる、副作用があるなどの理由から、医師と相談して「しない」という選択をする人もいます。
【卵管造影しない】場合のメリット・デメリット


卵管造影をしない「メリット」
- 強い痛みを避けられる:卵管造影検査は「かなり痛い」と感じる人が多いです。痛みに弱い人は、別の検査を選ぶこともできます。
- 副作用やアレルギーを避けられる:造影剤にアレルギーがある人や、体への負担が心配な人にはリスクがあります。
卵管造影をしない「デメリット」
- 卵管の詰まりが分からない:卵管が詰まっていた場合、自然妊娠の可能性が低くなるため、早めに治療を始めるチャンスを逃すかもしれません。
- 妊娠率が上がる可能性を失う:「卵管造影後に妊娠しやすくなる」と言われているため、その効果を得られなくなる可能性があります。
→体験談:
結婚して2年、不妊に悩んでいたBさん(30代前半)は、卵管造影検査にチャレンジ。検査中は「確かに痛かった」と言いつつも、卵管の通りは良好で、検査後わずか2周期で自然妊娠に成功しました。医師からも「卵管が通る刺激で妊娠しやすくなることがある」と説明されていたこともあり、「勇気を出して受けて良かった」と感じたそうです。
【卵管造影しない】場合 →他にできる検査や治療法

- 他の検査方法を検討する…卵管造影が怖い人は、超音波検査(ソノヒステログラフィー)やMRIを使って卵管の状態を調べる方法もあります。負担が少なく、痛みも少ないので選ばれることが増えています。
- 不妊治療の進め方を考える…卵管の状態を確認しないままタイミング法を続けると、妊娠できる可能性が低くなることもあります。医師と相談しながら、人工授精や体外受精など、ほかの治療法を考えるのも選択肢の一つです。
→体験談:
30代後半のAさんは、強い生理痛や過去の検査で激しい痛みを経験したことから、卵管造影に強い抵抗を感じていました。医師に相談した結果、まずはソノヒステログラフィーで子宮や卵管の状態を確認。その後も自然妊娠は難しかったものの、早期に体外受精へステップアップし、半年後に妊娠が判明。「無理に怖い検査をしなかったから前向きに治療を続けられた」と語っています。
関連記事:卵管造影検査、詰まっていたら痛い?
【よくある質問】卵管造影しない方がいい?デメリットは?

Q1. 卵管造影を「受けない方がいい」ことはありますか?
卵管造影を受けないという選択肢もあります。
例えば、造影剤にアレルギーがある方、強い痛みや検査中の不安がある方、または既に他の検査で卵管や子宮の状態がはっきりしている場合です。
検査による少量の被ばくや、造影剤を流す際の痛み・体への負担もあるため、医師と利点・欠点をよく話したうえで「しない」判断をすることもあります。
参考文献:城南レディスクリニック品川 不妊症?まずは卵管造影・卵巣年齢・精液検査!
Q2. 卵管造影の主な「デメリット(欠点)」にはどんなものがありますか?
卵管造影にはメリットが多いですが、デメリットもあります。主なものは次の通りです:
- 検査中に痛みを感じやすい:卵管に造影剤を通すとき、卵管が詰まっていたり癒着があると、強い痛みが出ることがあります。
- 造影剤を使うため、アレルギー反応や感染などのリスクがあります。非常にまれですが、報告されています。
- 検査としてはX線被ばく(ごく少量)があります。
- 検査後、卵管の通りが悪ければ「では自然妊娠できない」と考えざるをえず精神的な負担になることもあります。体験談でも「検査だけで終わってしまい気持ちが上がらなかった」という声があります。
参考文献:痛い不妊治療ランキングTOP5!痛みを乗り越えた先輩たちの体験談【医師監修】
Q3. 卵管造影を受けたあと「妊娠した」という体験談はありますか?
回答: はい、実際に検査後に妊娠された方の体験談があります。例えば、検査直後に「卵管の通りが改善したからか、すぐに妊娠できた」という記事があります。
また、「造影剤を通したことで“通り道”がクリアになって妊娠に結びついたかも」という声もあります。ただし、すべての人にこの効果があるわけではありません。
参考文献:子宮卵管造影検査後はゴールデンタイムだった!【私の不妊治療ストーリー】
Q4. 卵管造影を受けると「妊娠しやすくなる」って本当ですか?
ある程度、そのような報告があります。検査で造影剤を卵管に通すことで、閉塞や癒着が軽度であれば通りがよくなるという見方があるからです。
例えば「軽度の卵管詰まりなら、検査後に通りが改善され妊娠率が上がった」とする説明があります。
ただし、すでに卵管が完全に詰まっていたり、他にも明らかな原因がある場合は“検査をしただけで妊娠できる”とは限りません。検査後の治療方針を医師と相談することが大切です。
Q5. 検査後の「気をつけること」や「妊活で知っておきたいポイント」はありますか?
検査後には次のようなポイントを知っておくと安心です。
- 検査当日は少し安静が推奨されることがあります。お腹が張ったり出血やおりものが増えることもあります。
- 検査後、造影剤の影響で「通り道ができた」=すぐ妊娠、というわけではないので、タイミング法・人工授精・体外受精など、次のステップも視野に入れておくこと。
- 検査で“異常なし”となっても安心しすぎず、他の原因(ホルモン・精液・子宮内膜など)も併せて評価することが重要です。
- 心身ともにストレスがかかる検査・治療の場合もあるので、休息・食事・睡眠を整えることも妊活には欠かせません。 体験談では「検査だけで精神的に参ってしまった」という声もあります。
参考文献:不妊治療保険適用専門サイトFCH 【不妊治療体験談】きゅら様*不妊検査と子宮筋腫手術を経て43歳で母になった私の道のり
まとめ:【卵管造影しない】場合のメリット・デメリット
卵管造影検査は、不妊の原因を特定し、妊娠の可能性を高める効果が期待できる検査ですが、痛みや副作用を理由に避ける人もいます。「卵管造影しない」場合は、代わりに超音波検査などの方法を検討し、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
また、卵管造影をしないことで、卵管の詰まりが分からずに妊娠が難しくなるリスクもあります。妊娠を希望する場合は、自分にとってベストな検査や治療法を選ぶことが重要です。
「卵管造影しない方がいいのか?」と迷ったら、メリットとデメリットをよく理解し、専門家と相談しながら決めましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












