【卵管造影しない方がいい?】デメリットは?
2024年03月9日

「卵管造影って、痛いって聞いたけど本当?」「やらなきゃ妊娠できないのかな…」
不妊治療を始めると、聞き慣れない検査名に不安や戸惑いを感じる方は多いのではないでしょうか
。中でも“卵管造影検査”は、「痛かった」「怖かった」という体験談が多く、迷いや不安の声が目立つ検査のひとつです。
一方で、「この検査のおかげで妊娠できた」という喜びの声もあり、やるべきか、やらないでおくべきか――その判断はとても悩ましいもの。
この記事では、「卵管造影をしない」選択についても正面から向き合い、メリット・デメリットを整理しながら、他の選択肢についてもわかりやすく解説します。
目次
【子宮卵管造影検査】とは? やらない人もいる理由
「卵管造影」どんな検査?
卵管造影検査は、子宮の中に造影剤を入れて、卵管が詰まっていないかを調べる検査です。不妊治療の一環として行われることが多く、妊娠のしやすさを確認するのに役立ちます。
卵管造影を「しない」という選択肢もある
ただし、すべての人が必ず受けるわけではありません。痛みが強い、費用がかかる、副作用があるなどの理由から、医師と相談して「しない」という選択をする人もいます。
【卵管造影しない】場合のメリット・デメリット
卵管造影をしない「メリット」
- 強い痛みを避けられる:卵管造影検査は「かなり痛い」と感じる人が多いです。痛みに弱い人は、別の検査を選ぶこともできます。
- 副作用やアレルギーを避けられる:造影剤にアレルギーがある人や、体への負担が心配な人にはリスクがあります。
卵管造影をしない「デメリット」
- 卵管の詰まりが分からない:卵管が詰まっていた場合、自然妊娠の可能性が低くなるため、早めに治療を始めるチャンスを逃すかもしれません。
- 妊娠率が上がる可能性を失う:「卵管造影後に妊娠しやすくなる」と言われているため、その効果を得られなくなる可能性があります。
→体験談:
結婚して2年、不妊に悩んでいたBさん(30代前半)は、卵管造影検査にチャレンジ。検査中は「確かに痛かった」と言いつつも、卵管の通りは良好で、検査後わずか2周期で自然妊娠に成功しました。医師からも「卵管が通る刺激で妊娠しやすくなることがある」と説明されていたこともあり、「勇気を出して受けて良かった」と感じたそうです。
【卵管造影しない】場合 →他にできる検査や治療法
- 他の検査方法を検討する…卵管造影が怖い人は、超音波検査(ソノヒステログラフィー)やMRIを使って卵管の状態を調べる方法もあります。負担が少なく、痛みも少ないので選ばれることが増えています。
- 不妊治療の進め方を考える…卵管の状態を確認しないままタイミング法を続けると、妊娠できる可能性が低くなることもあります。医師と相談しながら、人工授精や体外受精など、ほかの治療法を考えるのも選択肢の一つです。
→体験談:
30代後半のAさんは、強い生理痛や過去の検査で激しい痛みを経験したことから、卵管造影に強い抵抗を感じていました。医師に相談した結果、まずはソノヒステログラフィーで子宮や卵管の状態を確認。その後も自然妊娠は難しかったものの、早期に体外受精へステップアップし、半年後に妊娠が判明。「無理に怖い検査をしなかったから前向きに治療を続けられた」と語っています。
まとめ:【卵管造影しない】場合のメリット・デメリット
卵管造影検査は、不妊の原因を特定し、妊娠の可能性を高める効果が期待できる検査ですが、痛みや副作用を理由に避ける人もいます。「卵管造影しない」場合は、代わりに超音波検査などの方法を検討し、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
また、卵管造影をしないことで、卵管の詰まりが分からずに妊娠が難しくなるリスクもあります。妊娠を希望する場合は、自分にとってベストな検査や治療法を選ぶことが重要です。
「卵管造影しない方がいいのか?」と迷ったら、メリットとデメリットをよく理解し、専門家と相談しながら決めましょう。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。