【妊娠初期の下痢】水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気 ~流産の可能性は?~

2024年09月20日

【この記事でわかること】

  • 妊娠初期(超初期)に見られる下痢や腹痛などの症状
  • 下痢の原因や対処法、危険な症状の見分け方
  • 流産の可能性と受診の目安

 

この記事では、妊娠初期の体調変化として現れる「下痢、水下痢、腹痛、吐き気、冷や汗」といった症状について解説します。

「食あたり?それとも妊娠?」と不安を抱える方、つわりによる食事の変化やストレスで腸の調子が乱れている方におすすめの記事です。

結論として、妊娠初期の下痢はホルモンバランスや自律神経の影響によることが多く、正しく対処すれば過度に心配する必要はありません

本文中では、妊娠悪阻や流産との関係、受診の目安なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

目次

【妊娠初期】の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気)→ 妊娠超初期症状?

【妊娠初期】の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気)

 

「妊娠初期」の下痢

妊娠の初期症状に、水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気などが起こるのは珍しいことではありません。

体験談:

妊娠発覚前に「食あたりかと思った」
「妊娠発覚の1週間前、夜中に急に水下痢と腹痛が襲ってきて、トイレから出られないほどでした。冷や汗も出て、『何か悪いものでも食べたかな?』と思っていたんですが、その後妊娠検査薬で陽性が出てびっくり。今思えば、妊娠超初期のサインだったのかもしれません。」(30代/第一子)

「妊娠超初期症状」 水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気

妊娠超初期症状といわれることもあり、水下痢でトイレから出られないほど酷い場合もあります。

中には冷や汗、腹痛、吐き気などが同時に起こり、しばらく下痢が続くこともあります。

 

【原因】妊娠初期の下痢について

【原因】妊娠初期の下痢

 

「女性ホルモン」の影響

妊娠初期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌され、ホルモンバランスが乱れることで自律神経に影響し、下痢を引き起こします

しかし逆に、プロゲステロンには体内に水を溜め込む働きもありますので、腸内の水分量が減って便秘気味になる人も多くいます。便秘と下痢を繰り返すケースもあります。

体験談:

便秘と下痢を交互に繰り返した
「妊娠してから急に便秘がちになったと思ったら、次の週は下痢に…。ホルモンの影響で腸の動きがバラバラなんだと医師から聞きました。トイレの度に不安でしたが、今は安定してきています。」(20代後半/妊娠12週)

つわりによる「食生活の変化」

つわりでしっかり食事を摂ることが出来ず、ゼリーやアイスクリームなど冷たくて食べやすい物を食べる回数が増え、お腹を冷やして下痢になることがあります。

  • ナチュラルチーズ
  • 生ハム
  • 肉や魚のパテ
  • スモークサーモン

また、つわりで、このような味付けの濃い物や脂っこい物をよく食べるようになると、胃腸に負担がかかります。たくさん食べることで消化不良を起こして、下痢になる場合もあります。

体験談:

冷たい食事が原因?
「つわり中、どうしてもアイスしか食べられず、数日続けていたら下痢になってしまいました。医師から『温かいスープなどに切り替えて』とアドバイスをもらい、症状が落ち着きました。」(30代/妊娠9週)

ストレス・不安

妊娠すると体に様々な変化が起こります。

つわりやだるさ、疲れやすさなど、体調不良のような症状が続くと、このまま妊娠を継続させていけるだろうか、赤ちゃんは大丈夫だろうか、といった不安を感じて、自律神経が乱れ、お腹がゆるくなることがあります。

体験談:

心配が体調に出た
「妊娠初期、ずっとお腹の調子が悪くて。検診では『赤ちゃんは順調』と言われるけれど、不安で仕方なかったんです。夫に話を聞いてもらうようにしてから、少しずつ下痢も落ち着いてきました。」(30代/第二子)

 

【妊娠初期の下痢】いつまで続く?について

【妊娠初期の下痢】いつまで続く?

 

「妊娠初期」の下痢、いつまで続く?

個人差はありますが、症状が出始めるのは妊娠2~3週目が多く、8~9週目にピークを迎え、16週目頃におさまってきます

「妊娠後期」の下痢

妊娠後期に入ると、出産に向けて女性ホルモンの分泌が増してきます。女性ホルモンの中には腸の働きをよくするものがあり、下痢を引き起こす原因になります。

 

下痢の【対処方法】について

つわり中の下痢の【対処方法】

 

つわりが出ている時

つわりが辛い時は無理のない範囲で、消化に良い柔らかいものや温かいものを食べるようにしましょう。食べ物はなるべく新鮮なものを、生ではなく火を通して食べるのがおすすめです。

胃腸の働きが弱くなっていますので、一気に食べずに何回かに分けて胃腸の負担を軽くしましょう。

脂っぽい物や消化の悪い物も避けるようにしましょう。十分な水分補給も大切です。

体験談:

葛湯が救世主に
「胃腸が弱っていた時、義母が作ってくれた葛湯が本当に助かりました。体もぽかぽかして、お腹も落ち着いた感じがしました。」(20代後半/妊娠11週)

下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性も

下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性があるのでご注意ください。

下痢だけでなく嘔吐もある

下痢だけでなく嘔吐もある場合は、つわりが悪化した妊娠悪阻の可能性があります。水分がとれなくなると脱水症状になって危険ですので、こまめに水分補給をしていきましょう。

便に血が混じる

便に血が混じる場合は、胃腸に何か問題がある可能性があるので要注意です。生ものや冷たいものは避け、しっかりと火を通したものを食べましょう。


油っぽいものなど、消化の悪いものは控えるようにしましょう。また、下痢の症状が出ている時には、水分補給をしっかりとして、脱水症状を防ぐようにしましょう。

 

妊娠初期の【危険な下痢】の症状は?  流産の可能性は?について

妊娠初期の【危険な下痢】の症状は?  流産の可能性は?

腹痛や発熱が続く時

下痢だけではなく、腹痛や発熱が続く場合は、胃腸炎など、腸の中で細菌が増殖していたり、食中毒の可能性もあります。

細菌やウイルスが原因の場合、周わりの人にうつしてしまう危険性もあるので要注意です。

一日に下痢を何度も繰り返すと、子宮の収縮の原因になる可能性がありますので、通院中のクリニックに相談しましょう。

下痢に吐き気や嘔吐がある時

下痢に嘔吐もある場合は、つわりが悪化した「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になっている可能性があります。(重いつわり)

水分が取れず脱水症状になると危険ですので、重症化する前に早めに産科に相談しましょう。

体験談:

嘔吐と下痢で点滴に
「下痢と一緒に何度も吐いて、水も飲めない状態になってしまって…。病院に連絡して受診し、点滴をしてもらったらすぐ回復しました。もっと早く相談すればよかったと思いました。」(30代/妊娠10週)

冷や汗が出る

冷や汗は貧血のサインです。妊娠初期は特に貧血を起こしやすい状態にあります。冷や汗が続くようなら、受診しましょう。

便に血が混じる

下痢によって肛門の粘膜が切れた場合は問題ありませんが、出血量が多く感じた場合は他の原因が考えられますので、産科に相談しましょう。

薬は飲んでもいい?

市販の下痢止めの薬が、胎児に影響を及ぼす事は考えられませんが、産科に相談して処方してもらった方が安心でしょう。

流産の可能性は?

下痢が原因で流産してしまうことはありませんが、たまたま下痢をしている時に流産してしまうケースはあります。

心配事を抱えないためにも、気になる事は早めに産科に相談することをおすすめします。

体験談:

下痢が続いて不安だったけど…
「妊娠初期に何度も下痢が続き、不安で仕方なかったけど、産科で『心拍も確認できているし大丈夫』と診てもらって安心できました。ネットの情報だけで心配しすぎず、ちゃんと相談することが大切だと思いました。」(20代前半/妊娠8週)

関連記事:【妊娠9週の壁】乗り越えるには? ~妊娠9週目の流産確率~

関連記事:心拍確認後は流産確率が下がる理由(20代・30代・40代の流産確率は?)

 

 

【よくある質問】妊娠初期の下痢、腹痛、冷や汗 ~流産の可能性は?~

Q1. 妊娠初期に下痢・腹痛・冷や汗がある場合、流産の可能性はありますか?

A. 下痢・腹痛・冷や汗だけでは必ずしも流産とは限りませんが、流産の兆候の一つである可能性はあります。

注意すべき症状の例:

  • 鮮血や茶色い出血を伴う
  • 激しい腹痛が続く
  • 発熱や全身の倦怠感がある

下痢や腹痛は、妊娠初期のホルモン変化や食あたり、胃腸炎でも起こりますが、出血や強い下腹部痛が同時に起こる場合は早急な受診が必要です。


【出典】日本産婦人科医会「妊娠時期の特徴と正常妊娠・異常妊娠」

Q2. 妊娠初期の下痢や腹痛が流産ではなく一時的な体調不良の場合もありますか?

A. はい、あります。

妊娠初期はプロゲステロンというホルモンの影響で消化器官が敏感にな

り、

  • 食事内容の変化
  • 冷たい飲み物の摂取
  • ウイルスや細菌による軽い胃腸炎

などで下痢や腹痛が起こることがあります。ただし症状が長引く・悪化する場合は自己判断せず受診が推奨されます。

Q3. どのような症状が出たらすぐ病院へ行くべきですか?

A. 以下のような症状がある場合は、休日や夜間でも受診してください。

  • 出血(特に鮮血)
  • 強く波のように繰り返す下腹部痛
  • めまい・意識が遠のく・冷や汗が止まらない
  • 高熱(38℃以上)

これらは切迫流産や感染症など緊急性のある可能性があるため、自己判断せず直ちに医療機関へ。

Q4. 妊娠初期の下痢や腹痛を予防するにはどうすればよいですか?

A. 以下の点を意識すると、胃腸への負担軽減や感染予防につながります。

  • 加熱した食べ物を選ぶ
  • 冷たい飲み物や刺激物(カフェイン・辛い物)を控える
  • 水分補給をこまめに行う
  • 外出後や調理前後の手洗いを徹底する

Q5. 妊娠初期に下痢止め薬を使っても大丈夫ですか?

A. 妊娠中の薬は自己判断で服用せず、必ず主治医に相談してください。

一部の下痢止めは妊娠中でも使用できるものがありますが、症状や原因によっては服用を避けたほうが良い場合があります。

 

【まとめ】妊娠初期の下痢(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など) 流産の可能性は?

妊娠初期の下痢(妊娠超初期症状)

妊娠の初期症状に、水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気などが起こるのは、珍しいことではありません。

妊娠超初期症状(水下痢、腹痛、冷や汗、吐き気など)

妊娠初期の下痢は、妊娠超初期症状の一つといわれることもあり、水下痢でトイレから出られないほど酷い場合もあります。中には冷や汗、吐き気、腹痛なども起こり、しばらく下痢が続くこともあります。

下痢の対処方法

  • つわりが辛い時は無理のない範囲で、消化に良い柔らかいものや温かいものを食べるようにしましょう。なるべく生ではなく火を通して食べるのがおすすめです。
  • 一気に食べずに何回かに分けて胃腸の負担を軽くしましょう。脂っぽい物や消化の悪い物も避けるようにしましょう。十分な水分補給も大切です。
  • 下痢が続く場合は、胃腸炎や食中毒の可能性があるのでご注意ください。
  • 下痢だけでなく嘔吐もある場合は、つわりが悪化した妊娠悪阻の可能性があります。水分がとれなくなると脱水症状になって危険ですので、こまめに水分補給を。
  • 便に血が混じる場合は、胃腸に何か問題がある可能性があるので要注意です。生ものや冷たいものは避け、しっかりと火を通したものを食べましょう。油っぽいものなど、消化の悪いものは控えるように。
  • 下痢の症状が出ている時には、水分補給をしっかりとして、脱水症状を防ぐようにしましょう。

妊娠初期の危険な下痢の症状は?流産の可能性は?

妊娠初期の危険な下痢もあります。不安な時には受診しましょう。下記の症状がある場合には、要注意です↓

  • 下痢症状以外にも腹痛や発熱が続く時
  • 下痢に吐き気や嘔吐がある時
  • 冷や汗が出る
  • 便に血が混じる

流産の可能性

下痢が原因で流産してしまうことはありませんが、たまたま下痢をしている時に流産してしまうケースはあります。気になる場合には早めに産科に相談することをおすすめします。

 

 

参考文献:パンパース 下痢は妊娠の症状?原因と知っておくべきこと

 

 

 

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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
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