【安定期】いつまで旅行できる?(安定期までの過ごし方)
2024年04月2日
目次
安定期はいつから?
妊娠初期はつわりや流産の確率が高いので不安かと思います。安定期が待ち遠しい妊婦さんも多いのではないでしょうか?
今回はそんな安定期はいつからなのか?過ごし方?いつまで旅行ができるのか?をご紹介いたします。
いつから安定期?
いつから妊娠安定期なのか?には、決まりはないのですが、だいたい16週を迎えた頃を指します。
16週になると初期流産のリスクが減り、つわりが落ちつく人が多いことから安定期と言われています。
また、妊娠5ヶ月を迎えた最初の戌の日に安産祈願をする風習から、この時期を安産気と言われるようになったそうです。
安定期の過ごし方
準備をしながら楽しむ
過ごし方に決まりはありません。妊娠安定期には、出産に向けて準備をしながら出来る事を楽しみましょう。
手軽に出来るウォーキングやマタニティヨガ、マタニティスイミング等の有酸素運動もおすすめです。運動不足が解消でき、気分転換にもなります。
ただし、切迫早産の兆候がある場合など、運動を控えなければならない場合もあるので、運動をする際は医師に相談しましょう。
両親学級
他にも安定期の出産準備の一つとして、『両親学級』があります。両親学級では、妊娠中の過ごし方や出産の進み方、産後の赤ちゃんのお世話の方法等を夫婦で学ぶことが出来ます。
ご主人が妊娠後期のお腹と同じ重さの妊娠ジャケットを着て、妊婦さんの体を体感する機会などもあり、ご主人も赤ちゃんを迎える自覚が芽生える貴重な機会になると思うので、ぜひご夫婦で参加してみて下さい。
コミュニケーションをとる
妊娠安定期に突入すると個人差はありますが胎動を感じるようになります。この時期から赤ちゃんのことをより意識できるようになります。なるべくストレスをためないようにし、お腹をなでたり、話しかけたりするなど、赤ちゃんとコミュニケーションをとるようにしましょう。
安定期に考えられるリスク
妊娠12週を過ぎると流産のリスクは減りますが、それでも切迫流産や流産には引き続き注意が必要です。
子宮発育不全などの母体の性器の異常や、高血圧などの全身疾患から流産になることもあります。
流産リスクのある時期が過ぎても、周期的な下腹部の痛みやお腹の張り、性器出血がある場合は切迫早産や流産の恐れがある為、すぐに受診してください。
安定期に起こりうる症状
安定期には、貧血・便秘・腰痛・皮膚トラブル・動悸息切れなどの症状が出る事があります。
妊娠中は血液量に対して赤血球の数が少なくなります。そのため、貧血を起こしやすい状態ですので、緑黄色野菜や赤身のお肉、大豆、アサリなどを食べて鉄分を積極的に摂取しましょう。一緒にビタミンCも摂取するとより効果的です。
腰痛に関しては、大きくなったらお腹を支えるために腰を反る事で起こります。なるべく腰を曲げずに背筋を意識して生活してみましょう。
いつまで旅行できる?
旅行への最適な時期【妊娠14~28 週目】
今のうちに(出産前に)旅行に行っておこう!と思われる方も多いです。では一体、いつまで旅行は可能なのでしょうか?
妊婦の体調も考慮して、旅行に最適な時期は妊娠14~28 週目くらいのようです。
妊娠初期の旅行や妊娠29週以降の旅行は、様々なリスクも出てきます。
- 妊娠13週以前…つわりなどの不調、流産の可能性など
- 妊娠29週以降…腰痛やお腹が張るなど(子宮収縮が激しいと早産を引き起こす原因にもなる)
ただし、妊娠中の旅行は、体調が良いことが大前提で、妊娠14~28 週くらいに行かれると安心と思われます。
安定期の旅行
旅行などの遠出には十分気をつけましょう。安定期であれば、旅行に行っても問題はありません。
ただし、長時間の移動となるため、車や電車での移動では座りっぱなしにならないように意図的に体を動かすなどして、なるべく血栓ができないようにしましょう。
飛行機の場合、航空会社によっては搭乗に医師の診断書が必要です。必ず確認しておきましょう。そして、万が一の為に【母子手帳・健康保険証】を忘れずに持っておいてください。
安定期に入ると、妊婦さんの体調も安定してきます。しかしそれに油断せず、パートナーに協力してもらいましょう。ストレスを溜めないように穏やかに過ごすことが何よりも大切です。
産後はかなり忙しくなるため、安定期の間に準備を済ませておき、今しかできないことをパートナーと楽しみながら、万全の状態で赤ちゃんを迎え入れる事が出来るようにしておきましょう。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。