つわり
- 胃のムカムカ
- 吐き気
- 二日酔いのような気持ち悪さ
- 食欲低下、食欲増進
- 匂いに敏感になる
つわりの原因
妊娠した後には、「つわり」がやってきます。(ほとんど感じずに出産に至る妊婦さんもいます。)
つわりは、およそ妊娠5~6週頃から始まり、多くの妊婦さんは経験しますが、 症状や程度は、個人差が大きく、人それぞれです。
ひどい人でも、安定期に入る妊娠15週ころには、おさまってきます。
西洋医学では、原因がはっきりしていませんが、体質によるとも言われています。
養生法
東洋医学では、子宮は「胃腸」に関連しています。
実は、胃腸を整える事が大切です。
出来るだけ胃腸と子宮(お腹)周りを冷やさないようにしましょう。
お腹、腰、足は、締めつけず保温をするように、足湯や靴下などで冷えから守ってあげましょう。
つわりのお灸もございます。ぜひ、ご相談ください。
食事法
この時期の飲食の好みは、変わりやすく、無理せず食べれるときに食べれるだけ食べて下さい。
なるべく温かいものか、常温のものがよいでしょう。
食欲がなくても水分は摂り、油っこいものは出来るだけ避けましょう。
はり灸では?
東洋医学では、「のぼせ体質」や「水毒体質」を解消し、つわりを緩和させていきす。
妊娠初期なので、ごく軽い刺激で、ほとんど刺しません。
皮膚の上に置くだけの刺さない鍼を用います。
赤ちゃんの施術にも使う、軽くてソフトな刺激なので、痛みは感じませんのでご安心ください。
慣れていない人でも、安心して受けて頂けます。
症例
39歳 池田市 U.K様 食欲不振 妊娠8週目
漢方脈、腹、舌の状態を診て、東洋医学的に、腎虚証とした。
現病歴
一週間前くらいから、つわりがひどく母親の紹介で来院。
食事が食べれず、毎日4~5回吐く。肩こりがひどく、頭痛もあり、気分がすぐれない。
経過
1回目の直後、吐き気は治まった。内関穴への銀粒の貼付。2回目、まだあまり食べれない。
3回目の後は、体調が良くなって、食欲も出て、調子が良いとのこと。
初診から2週間後、吐き気も治まり、不調は緩和。安産の為に施術継続中。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。