【妊娠初期・中期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまった?!
2024年07月30日
目次
妊婦さん(妊娠初期)が 気づかず、刺身(寿司、生もの)を食べてしまった?!
妊娠すると(妊婦さん)、女性は食べ物、飲み物にも気を付けなければいけません。
中でもお刺身やお寿司などの生ものは、なるべく避けた方が良いと言われていますが、それはなぜなのか、特に気をつけた方が良いお刺身(生もの)は何か、もし妊娠に気づかずに食べてしまった時はどうすれば良いのか等をご説明いたします。
なぜ妊婦さん(妊娠初期)はお刺身(寿司、生もの)を食べない方が良いの?
水銀の問題
妊娠中(妊婦さん)に生ものを食べるのは絶対にダメ‼という訳ではないですが、一般的な魚のほとんどに、胎児に悪影響を与えてしまう「水銀」が含まれています。
食べる量に気をつけないと、水銀は胎盤を通り抜けて胎児の脳に到達します。高濃度の水銀は胎児の神経系に作用し、神経障害や発達障害を引き超す可能性があります。
食中毒の問題
また、妊娠中(妊婦さん)は免疫量が低下しているため、生の魚介類を食べることで食中毒のリスクを伴います。
妊娠中に食中毒になれば、頻回の下痢によって子宮収縮が引き起こされることもあり、胎児への影響を考えると使用できる薬も限られます。
特に気をつけた方が良いネタ(生もの、生魚)は?
水銀を多く含むネタ、食中毒を起こしやすいネタは、特に避けた方が良いでしょう。
水銀が多く含まれるネタ
- マグロ類
- サメ類
- クジラ類
- 金目鯛、クロムツ、ユメカサゴなどの深海魚類
食中毒を引き起こす可能性の高いネタ
- 生カキ、赤貝などの2枚貝
- 生のイカ
- サーモン、カツオ、アジ、サバ、サンマ、イワシ(アニサキスに注意)
妊娠中(妊娠初期)の寿司や生もの(刺身)はいつからダメ?
妊娠中の寿司や生もの(刺身)は、いつからダメになるの?
妊娠がわかった時点から、生魚を使った寿司(刺身)には注意が必要です。妊娠初期は特に重要な時期です。
生魚に含まれる可能性のある寄生虫(アニサキス)やリステリア菌が胎児に悪影響を与えるリスクがあります。
また、水銀を含む魚(マグロやカジキなど)は、妊娠中の脳や神経の発達に影響する可能性があるので、避けておきしょう。
妊娠中は「寿司はいつから食べても大丈夫か?」を考えるより、リスクの少ない選択を心がけることが重要です。
妊娠中でも安全な寿司
寿司がいつからダメかを気にするより、リスクを回避した選択が大切です。
妊娠中でも加熱されたネタ(蒸しエビ、アナゴ、卵焼きなど)は比較的安全です。酢飯には殺菌作用があるため、生のネタを避けつつ楽しむことができます。
また、信頼できる店で新鮮なものを選びましょう。
妊娠初期に、お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまったら
【妊娠初期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまったら
もし妊娠初期に、妊娠に気づかずに、お刺身(生魚、生もの)を食べてた!などよく聞きますが、妊娠初期は胎盤が出来ていないので、今後気を付ければ大丈夫です。
胎児は、胎盤を通じて水銀を取り込みますが、この胎盤ができるのは妊娠4ヶ月頃です。
【妊娠中期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまったら
妊娠中期でも、「生魚を気づかず食べてしまった」という方も、腹痛や嘔吐などの症状がなければ、基本的には魚は良質なタンパク質やDHA、カルシウムなどが豊富な食材なので、過度に心配せず、これからの対策に目を向けましょう。
万が一、嘔吐や下痢などの症状があった際はすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
妊娠中(妊娠初期)に、刺身やお寿司が食べたい時は
妊娠中(妊娠初期)に、刺身やお寿司が食べたい時は
蒸し海老やボイルイカ、ゆでタコ、海老天寿司、卵、ツナマヨ、納豆巻き、かんぴょう巻きなど加熱したお寿司もたくさんありますのでそちらを選びましょう。
多少は摂っても大丈夫なことが多いですが、万が一のことを考えて、なるべく生魚や、中まで火の通っていない炙り魚、スモークなども避けるようにしましょう。
これは回転寿司でも高級寿司でも同様です。
保存状態にも気をつけて
特に妊婦さんは、食べる量や調理方法は合っていても、保存状態が悪いと食中毒を起こしやすくなります。特に夏は食べ物が傷みやすいので、保存の仕方に気をつけましょう。
魚介類や肉を買う時には、消費期限が切れていないかをチェックして、なるべく保冷材等で冷やしながら、できるだけ早く家に持って帰りましょう。
買い物から帰ったら、すぐに冷凍庫に入れましょう。生魚を扱う際は、生魚の雑菌が移らないように生で食べる食品と離しておきましょう。
生魚を切った後の包丁とまな板は、すぐに洗い、熱湯消毒まですることも大切です。
【まとめ】【妊娠初期・中期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまった?!
なぜ妊婦さん(妊娠初期)はお刺身や寿司(生もの)を食べない方が良いの?
胎児に悪影響を与えてしまう「水銀」が含まれているため、妊婦さん(妊娠初期)はお刺身や寿司(生もの)を食べない方が良いです。
また、妊娠中(妊婦さん)は免疫量が低下しているため、生の魚介類を食べることで食中毒のリスクを伴います。
【妊娠初期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまったら?
もし妊娠初期に妊娠に気づかずに、お刺身や寿司(生もの)を食べてた!などよく聞きますが、妊娠初期は胎盤が出来ていないので、今後気を付ければ大丈夫です。
胎児は胎盤を通じて水銀を取り込みますが、この胎盤ができるのは妊娠4ヶ月頃です。
【妊娠中期】お刺身や寿司(生魚、生もの)を食べてしまったら?
妊娠中期でも、「お刺身(生魚、生もの)を気づかず食べてしまった!」という方も、腹痛や嘔吐などの症状がなければ、過度に心配せず、これからの対策に目を向けましょう。
万が一、嘔吐や下痢などの症状があった際はすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
妊娠中(妊娠初期)に、刺身やお寿司が食べたい時は
加熱したお寿司もたくさんありますのでそちらを選びましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。