妊活中なら毎日【お風呂(湯船)】に入ろう!
2024年05月25日

【この記事でわかること】
- 妊活中に湯船に浸かるメリット
- 妊活に効果的な入浴のやり方
- 長風呂や入浴タイミングの注意点
この記事では、妊活中の方に向けて、お風呂(湯船)に浸かることで得られる体調・メンタル面への良い影響や、妊娠しやすい体づくりにつながる入浴法、逆効果になる長風呂の注意点などを詳しく解説しています。
妊活中で冷え性やストレスに悩んでいる方、睡眠の質が悪く、基礎体温が安定しない方。妊娠しやすい体質をつくりたい方や毎日の入浴習慣を見直したい方に特におすすめの内容です。
この記事の結論として、湯船に浸かることで血流が改善し、ホルモンの分泌や自律神経が整うこと。
リラックス効果も高く、妊娠に必要な身体づくりに役立ち、注意点としては「長風呂NG」「熱すぎ注意」「食後すぐは避ける」ことが大切であることを記しています。
本文中には、冷え性が改善して自然妊娠できた方の事例や、男性不妊と長風呂の関係、睡眠とのリンクなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
妊活中【お風呂(湯船)】のメリット
お風呂のメリット(シャワーだけNG)
妊活中の方は、湯船に浸かる事が非常におすすめです。シャワーを浴びるだけでは意味がありません。
実は入浴(湯船に浸かる)のメリットは、こんなに沢山あります!!
- 冷え体質の改善
- 免疫力の向上
- 筋肉のコリ緩和
- ホルモン分泌促進
- 自律神経を整える
- ストレス軽減の効果
身体が温まると、お腹に流れる血液量がアップします。そうすると、子宮や卵巣に運ばれる栄養や酸素の量が増えるので、受精や着床しやすく(妊娠しやすい)なってくれます。
着床期や排卵日に向けて、温かい体を作っていきましょう。
実際にあったエピソード①
「冷え性で手足が常に冷たく、婦人科でも“血流が悪いですね”と指摘されていました。そこで毎日湯船に浸かるようにしたら、基礎体温のグラフが安定してきて、3か月後には自然妊娠できました」(35歳・会社員)
効果的な入浴方法(お風呂)
- ぬるめ(37~40度)のお湯に10~25分浸かる
- 最初の5分は肩まで、以降は胸の高さまで浸かる
- 入浴前に水分補給(コップ1杯)
- のぼせ・脱水に注意してこまめに水分補給
リラックスしながら入浴することで「副交感神経」を優位にし、妊娠の大敵であるストレスを少しずつ解消して、妊娠しやすい体質になりましょう!
※のぼせそうになったり喉が乾いたりしたら、こまめに水分補給をするようにしてください。
実際にあったエピソード②
「仕事で疲れてイライラしがちだった私に、“妊活はまずリラックスから”と言われ、寝る前にぬるめのお風呂に入る習慣を始めました。すると、イライラも減り、生理痛も軽くなってきたんです。体も心も整うって本当でした」(29歳・パート)
お風呂は女性にも◎
- 妊活効果
- 美容効果(美肌)
- 健康効果(むくみ改善)
また、入浴は妊活効果だけでなく、美容効果や健康効果もあります。
お湯に浸かると体が温まり、毛穴が緩みます。すると毛穴の汚れや皮脂がキレイに落ちて、スキンケア商品の美容成分が浸透しやすくなります。
デトックス作用により美肌への近道になり、むくみの改善などにも繋がりますので、良いことだらけなのです。
妊活中に【長風呂】はNG!
30分以上湯船に浸かる(長風呂)だと、妊活効果は少なくなります。必要以上に汗をかいてしまって体力を消耗してしまい、エクササイズのような働きをしてしまうためです。
男性も長風呂NG(温度設定も大切)
睾丸(男性性器)の温度が上がり過ぎてしまうため、男性も長風呂は良くないです。そして、温度も熱すぎないように入ってください。不妊体質になってしまいます。
足先(膝から下)であれば、多少温度が高くても大丈夫です。逆に足先が非常に冷えている男性不妊の方が多いので、うまくお風呂を活用してみて下さい。妊娠しやすい体質になりましょう!
実際にあったエピソード③
「妊活のために健康意識を高め、毎晩45分の半身浴を続けていた夫。ところが、精液検査で“精子が弱い”と診断されて驚き。医師に相談すると、“長風呂は逆効果”と言われ、短めにしてから改善が見られました」(33歳・主婦)
美容目的でも、長風呂は×
エクササイズ目的で長風呂するのは良いのですが、妊活や美容効果が目的の場合はおすすめしません。
汗をかき過ぎてしまうことで、かえって肌の保湿力が低下し乾燥してしまったり、刺激に弱くなってしまいます。
食後すぐのタイミングの入浴(お風呂)は×
また、食後すぐの入浴は控えましょう。食後は、胃を中心とした消化器官に血液が流れます。
このタイミングで入浴すると、消化器官付近に集まっていた血液が、全身をめぐってしまいます。
その結果、胃の活動が鈍ってしまい、胃もたれや消化不良を起こすことがあります。体への負担を減らすために、入浴(お風呂)は最低でも食後30分ほど経ってからにしましょう。
妊活に効果的な入浴・お風呂は、【タイミング】が大切!
体温が下がると、眠くなる
眠気と体温のリズムは連動していて、人は体温が下がると眠気を感じます。
つまり、入浴(お風呂)で体温を上げ、熱を外に放散しながら体温を下げることで、眠気がスムーズに訪れ、ぐっすり眠ることができるのです。
お風呂の「ベストタイミング」は、早めの時間
自然に任せて体温を下げるには、1時間30分はかかるので、入浴(お風呂)は早めがおすすめです。
妊活中、良質の睡眠を取れば、ホルモン分泌も盛んになります。ホルモンバランスを整えるには、早めに就寝することが非常に大切です。
毎日入浴が難しいという場合でも、2日に1回入浴しましょう。シャワーを長時間浴びても入浴(お風呂)ほどの効果を得ることは難しく、水道代がもったいないのでご注意ください。
実際にあったエピソード④
「不眠気味で睡眠の質が悪く、基礎体温もガタガタ。妊活仲間の勧めで、寝る1時間半前にお風呂に入るようにしたら、夜中に目覚めることが減り、体温も安定。タイミングも取りやすくなりました」(30歳・派遣社員)
【妊活中のお風呂・入浴】よくある質問と回答
Q1. 妊活中に毎日お風呂に入った方がいいの?
A. はい。妊活中は、毎日湯船に浸かるのが理想的です。
全身が温まり、血流やホルモン分泌、自律神経のバランスが整いやすくなり、妊娠しやすい体づくりにつながります。ただし、無理のない範囲で2日に1回でもOKです。
Q2. 妊活中にシャワーだけではだめですか?
A. シャワーだけでは体の深部まで温まりにくく、冷えが改善されにくいため、妊活には不向きです。できるだけ湯船に浸かって、内臓の血流を促す入浴習慣を取り入れましょう。
Q3. 長風呂は妊活に逆効果って本当?
A. はい、本当です。30分以上の長風呂や42度以上の高温浴は、体力を消耗したり、男性の精子に悪影響を与えることがあります。妊活には「37〜40度のぬるめのお湯で10〜25分」が適しています。
Q4. お風呂に入るベストな時間帯はいつですか?
A. 寝る90分前がベストです。入浴によって一時的に体温が上がり、その後ゆるやかに下がることで自然な眠気が訪れます。睡眠の質が上がると、ホルモン分泌や基礎体温の安定にもつながります。
Q5. 男性不妊にもお風呂の入り方は関係ある?
A. はい。男性の長風呂や高温浴は、精子の質や量を低下させる可能性があります。睾丸は体温より低い温度で正常に働くため、男性もぬるめのお湯に短時間だけ入るようにしましょう。足湯や膝下浴もおすすめです。
【まとめ】妊活中なら毎日【お風呂(湯船)】に入ろう!
妊活中の方は、湯船に浸かる事が非常におすすめです。シャワーを浴びるだけでは意味がありません。身体が温まると、お腹に流れる血液量がアップします。そうすると、子宮や卵巣に運ばれる栄養や酸素の量が増えるので、受精や着床しやすく(妊娠しやすい)なってくれます。
お風呂に浸かると、【冷え体質の改善、免疫力の向上、筋肉のコリ緩和、ホルモン分泌促進、自律神経を整える、ストレス軽減の効果】などのメリットがあります。
効果的な入浴方法を理解して、リラックスしながら入浴することで「副交感神経」を優位にし、妊娠の大敵であるストレスを少しずつ解消して、妊娠しやすい体質になりましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。