流産・化学流産・胚移植不成功とは?
2015年11月30日
目次
それぞれの違いは?
一言で言えば、
卵(受精卵)が「いつまで発育できたか」の違いです。
胚移植不成功とは
胚移植をした場合、受精卵は、移植してから約1週間かけて子宮内膜内に入り込みますが、それまでに発育が停止したケース。
着床できなかった状態。
化学流産とは
着床はしたものの、胎嚢がみえる(妊娠4週5日ごろ)までに発育停止のケース。
手術の必要がなく、心身への負担が少ないと考えられています。
流産とは
胎嚢が見えてから、妊娠22週までに発育停止のケース。
妊娠12週までのものを、早期流産と言います。(実際には、10週までのケースがほとんど)
妊娠する前に、元気な身体を作る
妊娠が継続できない事は、本当につらく悲しいものです。
これを繰り返し経験すれば、落胆と悲しみは、凄まじいことになり、これからの妊活や自分に対して、大きな不安がやってきます。
丈夫で元気な身体を、早い段階からしっかり作っていきましょう!!
身体の根本を変えていこう!
妊活で大切なこと、それは体を「根本的に改善」すること。来院される患者様を診ていて、いつも感じます。
病を「植物」に例えてみましょう
病を治すときに、多くの人は、「枝葉」に目を奪われがちですが、実は、治癒のポイントは『根っこ』にあります。
いくら枝葉に栄養を与え、悪いところを取り除いても、限界があります。(慢性病の場合は、特に。)
だからこそ、病の「根っこ」に注目しなければいけません。
病の根っこ
主に次の3つ。↓↓↓
- 食事(偏食、欠食、添加物、加工食品など)
- 生活習慣(忙しい生活、夜更かし、タバコ、食べすぎ、飲み過ぎ、運動不足)
- 心(考え方の偏り、こだわり、完璧主義、悩み、心配、不安、怒りなど)
根っこが弱っていれば、枝葉も弱る。根っこが強ければ、枝葉も元気
傷んだ「枝葉」だけを見るのではなく、しっかり「根っこ」を強くする(全身)治療をすれば、長続きし、体質改善も同時にできます。
『臭いものにはふたをしろ』という治療(局所)だけでは、根っこは元気になりません。
これらのことを踏まえて、しっかり身体作りをして、妊活をしていきましょう!!
東洋医学(はり灸)
不妊症の原因や背景は、様々。
現在、妊娠中や産後の方でも、実は不妊治療をやっていた過去がある人は、非常に多いです。
妊娠が成立するためには
- 腎の気
- 任脈などの経絡
- 気血
これらが、子宮を充分に養っていると、妊娠に至ります。しかし、これらのバランスが崩れると、難しくなってしまいます。
バランスが崩れる原因は、「冷え」や「ストレス」「寝不足」「食生活の乱れ」「体の滞り」など、様々です。
原因を見つけよう
実は、不妊症で悩んでいる方には、「体は元気なんだけど…」とおっしゃる方も多くいらっしゃいますが、それは大間違い。
身体を診ていくと、本人が気付いていないだけで、身体の不調は必ず見つかります。
西洋医学の検査では、原因不明と言われた場合でも、東洋医学では、授かりにくい原因が見つかる場合が、ほとんどです。
東洋医学の診察法は、脈診や腹診、舌診などです。西洋医学とは、まったく違う観点から診断をしていきます。
なので、病院の不妊治療で、なかなか結果が出ないケースや、できるだけ自然な形で授かりたい方など、ぜひ「はり灸」を取り入れて欲しいと思います。
豊中市 池田市 で お困りなら 当院にお任せを!
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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