【卵巣嚢腫】の大きくなるスピードを解説!ツボへのお灸もおすすめ!
2024年03月13日
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目次
卵巣嚢腫について
卵巣嚢腫とは
卵巣は腫瘍の生じやすい臓器で、卵巣内に液体や脂肪などが溜まると卵巣嚢腫を発症します。ひどい場合は、こぶし大以上に肥大するケースがあります。
また腫瘍に触ると、コブのように硬いタイプと軟らかいタイプがあります。
- 硬いタイプの「充実性腫瘍」は悪性の場合があります
- 軟らかいタイプの卵巣嚢腫は良性の場合がほとんどで約90%は良性と言われています。
卵巣嚢腫の原因
初期では症状が乏しく、進行して腫瘍が肥大してから初めて気づくケースも少なくありません。またその原因については、未だはっきりしたことが分かっていません。
ただし、体質や生活習慣などに関係なく、誰にでも起こりえる病気だと認識しておきましょう。
卵巣がん・卵巣嚢腫の【症状や大きくなるスピード】
【良性の場合】卵巣嚢腫の症状
初期には自覚症状があまりなく、下腹部を触っても変化には気づきにくいです。
進行すると、外から触って分かるほど肥大化することがあります。肥大して始めて気づくケースが多いようです。
嚢腫が大きくなると、膀胱を圧迫して頻尿になったり、腸を圧迫して便秘になったりするケースもあります。これらのことから、卵巣は沈黙の臓器とも呼ばれています。
その他、腹痛、腰痛、頻尿、便秘などの症状を伴うこともあり、大きくなるにつれて茎捻転という卵巣のねじれを起こすリスクがあります。
【良性の場合】卵巣嚢腫の大きくなるスピード
良性の場合、急速に肥大化する(大きくなる)ことはまずありません。
【悪性の場合】卵巣がんの症状
卵巣に生じた悪性の充実性腫瘍を、卵巣がんと呼びます。
卵巣は、本来排卵のたびに組織が剥がれ落ちて、修復されますが、この修復の際に組織が誤った形を成すことで、がんが発生すると言われています。
【悪性の場合】卵巣がんの大きくなるスピード
悪性の場合には、急速に肥大化(大きくなる)することがあります。
卵巣嚢腫の養生法
卵巣嚢腫は、水分代謝が弱っている方に多い傾向があります。体の水が滞っている方はこの様な症状が出やすくなります。
- むくみやすい
- 靴下の跡が深くつく
- 喉が渇いていないのに沢山水を飲む
- トイレの回数が少ない
- 雨の日になると体がだるくなる
- あざが消えにくい など
これらは、水分代謝を高める事で改善していきます。
体内の「気」、「血」、「水分(津液)」の流れを良くして、腫瘍の出来にくい体質に改善していきましょう。
食事法
1日3回 和食中心をおすすめします。
- 甘いものが大好き
- 果物を毎日のようにとっている
- 乳製品をよくとっている
- パンが大好き
などはありませんか?
栄養
甘い物の取り過ぎは、炎症体質にし血液をドロドロにします。果物も糖分が高い物もあるので摂り過ぎないようにご注意ください。
その土地、その土地に合った食材と食事の養生法があり、それに合わせていくことが健康維持に繋がるといわれています。パンよりお米の方が日本人には合うでしょう。
卵巣嚢腫の鍼灸治療
東洋医学では、卵巣嚢腫、月経不順、生理痛などの婦人科疾患は、気と血のアンバランスにより起こりやすく、特に卵巣嚢腫は「血虚」「お血」「痰湿」によるものが多いと考えられています。
お血
お血とは、血の流れが滞った状態です。
女性の月経不順、手術や事故及び七情の乱れ(喜、怒、恐、悲、憂、驚、思)により、体内の臓器に影響を及ばし、お血が嚢胞に溜まる状態です。
痰湿
痰湿というのは、脾虚(脾臓の働きが弱い)により水を運ぶ能力が低下し、痰湿が嚢胞に溜まる状態です。
体内の気・血・津液のバランス、五臓六腑のバランス、陰・陽(寒・熱)のバランスを整えることにより、症状や病気を改善していきます。
卵巣嚢腫だからといって、妊娠できないわけではありません。
少しずつ体質改善していくことをお勧めします。本来の妊娠しやすい体に、自然の力で戻していきましょう!豊中市 卵巣嚢腫なら ぽん鍼灸院へ
卵巣嚢腫へのお灸(ツボ)
三陰交(さんいんこう)
三陰交のツボは、足の内くるぶしから、指4本分上で脛の骨の際にあるツボです。
婦人科系の不調(卵巣嚢腫)であれば、三陰交のツボにお灸を毎日1回をしてみましょう。「血虚」「お血」「痰湿」対策にも良いツボです。
血海(けっかい)
血海のツボは、膝のお皿の内側のラインと上際のラインとの交点から指3本上の位置にあります。
貧血防止や血流アップで巡りが良くなります。子宮を温めて生理痛なども和らげてくれるツボです。自宅で毎日、このツボにせんねん灸などのセルフお灸もおすすめです。
豊中市 卵巣嚢腫 介護士 36歳 I.E様
結婚3年目で妊活中。5年前に5cm大の卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞が見つかる。妊娠しにくいかもしれないが、妊娠には問題ないと病院で診断を受け経過観察中である。
ストレスが多く、腰痛がひどい。
1年前から体外受精を開始し、毎月採卵と移植を行っているがなかなか上手くいかない。精神的にもつらく、不安がつのる為、体質改善をしようと思い当院(ぽん鍼灸院)へ。
最初は、週2で通院してもらう。施術とカウンセリングを受ける中で、自分の身体の癖や日常生活の問題点に気づくようになった。
とても意欲的で、自宅でセルフお灸もしてもらう。印を付けたツボに、1日1~2回せんねん灸(お灸)をしてもらった。
たとえ当人にとっては些細な事であっても大きな気づきとなり、生活習慣を改める良いきっかけとなった。
外食やインスタント食品が多かったが、お腹には良くない事が分かり、出来る限り栄養のバランスの摂れた食事をするようになった。
施術32回くらいからお腹の表面の硬さが緩んできた。
4ヵ月ほど病院の治療をお休みした後、再度採卵をした。鍼灸を継続していたのもあり体調も良く、結果的に質の良い卵が取れた。その後、移植では二回目で見事妊娠した。
お腹の嚢腫が邪魔しないように病院での定期的な検査をしつつ、マタニティーライフを過ごしている。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
![ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹](https://www.ponshinkyuu.com/wp/wp-content/themes/portals_responsive/image/all/author_pic01.png)
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。