乏精子症&無精子症
2023年12月11日
目次
乏精子症について
乏精子症とは、精液中の「精子の数が少ない」状態のことです。正常の精液には、1ccに2,000万~1億の精子がいます。
1ccに2,000万の精子がいない男性の場合「乏精子症」とされ、授かりにくくなる原因となります。 乏精子症の8割近くが、原因不明のものです。
また、乏精子症の原因の一つに精索静脈瘤という病気があります。この病気は、治療可能です。
精索静脈瘤について
精索静脈瘤とは
静脈瘤という血管の束が、睾丸の周囲にでき、睾丸の温度が上昇してしまい、精子の数が減り授かりにくくなります。
精索静脈瘤は男性不妊症の40%を占める病気で、精索静脈瘤があると男性不妊になりやすいと言われています。
精索静脈瘤は手術によって治せますので、手術をしない場合と比べて、妊娠率は約6倍との報告がされています。
精索静脈瘤【見た目】
男性不妊には様々な原因があるため、精液検査・エコー検査・ホルモン検査を行って、正確な原因見つけて治療を行う必要があります。
しかし、検査の前に、「見た目」で男性不妊の特徴をご自身で確かめる方法があります。検査に行くきっかけにもなるかと思いますので、参考にしてみて下さい。
陰のうを鏡などで見て、下記のような症状(見た目)がある場合には精索静脈瘤である可能性が高いです。
- 精巣サイズに、左右差がある
- 陰嚢サイズに、左右差がある
- 陰嚢が常に垂れている
- 陰嚢内にミミズが這っているように見える
- 陰嚢表面がデコボコしている
このような状態(見た目)であれば、一度クリニックで検査を受けてみて下さい。
無精子症について
無精子症
精液の見た目は普通なのですが、顕微鏡で見ると、精子が全くいない状態です。染色体に異常があって、生まれつき睾丸が精子を作っていない場合もあります。
精子無力症
他にも、市販の胃薬を男性が常用することで、プロラクチンというホルモンが高値となり、精子の運動率が低下する「精子無力症」という病気もあります。
奥様も頑張っていますから、妊活でお困りの男性は恥ずかしがらずに、まずは精液検査を受けて下さい。
ご夫婦で助け合って、妊活を進めていきましょう。
2つの不妊タイプ
不妊とはご結婚されて避妊をしていないのに、2年以上妊娠しない状態を言います。そのタイプは大きく二つに分けられます。
器質性不妊
一つは、原因がはっきりと特定される「器質性不妊」。 女性側であれば、排卵障害、着床障害など…があります。
男性側であれば、精子の数が少ない、精子の運動率が悪いなど…があげられます。
機能性不妊
そしてもう一つは「機能性不妊」と言われるタイプです。男女のどちらにも、身体的な異常が無いのに妊娠できないというものです。
この割合も意外と多く、メンタルな問題も含まれている場合があります。授かりにくい理由は、決して一つではないのです。
自然治癒力を高めましょう
病院で検査をしても問題ない不妊(機能性不妊)と言われる方も、実は多くみられます。冷え、血流、メンタルなども原因になっています。
病院では、その対処ができず困っている方も多いのではないでしょうか。実は、そのような機能性不妊の方には、鍼灸が非常におすすめです。
鍼灸による施術は、身体のバランスを整えて、体が本来持っている自然治癒力を高めることで、妊娠率を上げていきます。
東洋医学では
五臓六腑の「腎」「肝」「脾」「肺」が月経や妊娠などと関係しています。東洋医学では、これらの臓器を整えるツボを使っていきます。
さらに、内臓の働きやホルモンの分泌に深く関係する「自律神経」を整えていきます。
女性の問題であれば、子宮や卵巣などと関係する神経の流れを良くして、ホルモン分泌を高めていきます。
また、授かりにくくなる原因で多いのが「冷え」です。妊活で悩んでいる方の多くは、手足やお腹が冷えています。
冷えがあると、血流が悪くなり、酸素や栄養がうまく送られていないため、内臓の働きやホルモンバランスが崩れます。
鍼やお灸で、コリや内臓の硬さを緩め、血流を良くし、内臓(子宮や卵巣)の働きやホルモンバランスを整えていきます。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。