多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
- 生理不順
- 不妊
- 男性化徴候(多毛、にきびなど)
- 黄体機能不全
- 肥満
多嚢胞性卵巣症候群の原因は?
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣を覆う膜が厚くて硬いため、卵子が排卵しづらくなり、卵巣に卵胞がたくさん出来てしまう状態のことです。
原因は、ホルモンバランスの乱れと考えられています。
排卵するには、LH(黄体化ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)という二つのホルモンが必要ですが、多嚢胞性卵巣症候群の場合は、LHの分泌が増え、排卵しにくくなっています。
現代医療においては、はっきりとした原因やメカニズムは、未だ不明なところも多く、根本的な対処法や薬はありません。
主に病院では、ホルモンを投与して排卵を起こすことになり、根本的な方法は、確立されておりません。
養生法
ストレス、生活習慣、食事や睡眠の乱れなどが原因になる場合もあります。
身体を温め、血行を促進して、各器官の働きを良くなるように、生活習慣をもう一度見直していきましょう。
食事法
「デトックス作用」の高い食材を中心に食べることをオススメします。(根菜、海藻、豆類、いも、しょうがなど)
逆に、摂らない方が良い食材は、白砂糖を使ったお菓子、スナック菓子、添加物を含む食品、冷たいもの、過剰な水分などです。
また、冷えや運動不足は、老廃物が停滞する原因になってきますので、温めて適度な運動が良いでしょう。
はり灸
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でよくありがちなのが、胃腸の不調です。
食事の「質と量」を見直して頂くようにお伝えしております。
また、多嚢胞性卵巣症候群だからといって妊娠できないわけではありませんので、少しづつ体質を変えてしていくことをお勧めしています。
多嚢胞性卵巣症候群の方でも、自然妊娠される方は非常にたくさんおられます。
地道な努力が実を結びます。
こんな患者様がいらっしゃいました
32歳 女性 箕面市 多嚢胞性卵巣症候群
脈、腹、舌の状態を見て、東洋医学的に「脾虚証」としました。
現病歴
倦怠感。普通に元気な女性なのですが、生理不順があり、よく胃腸を壊します。
経過
まずは胃腸を元気にするように施術し、倦怠感はすぐに無くなった。
その後、基礎体温を毎日計ってもらうと、施術4~5回目で安定してきたのがわかり、生理も順調に来ている。
※一周期、生理がうまく来たからといって、体質から良くなったされたわけではないので、定期的に通ってもらっています。